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エムガルティ発売されてから、このブログへの訪問者が大変増えていて、初めてコメントを寄せて頂く人もいらっしゃって大変嬉しい限りです。
今週までで4回ほど「エムガルティ」関連の講演会に呼んでいただいて、お話もさせていただきました。
一部の頭痛専門医以外では、なかなかハードルが高いようで、メーカーにお尋ねしますと、あまり使用実績は伸びていないとの話しも頂いております。
大事な事なので繰り返します。
「値段を除いてエムガルティは片頭痛患者さんの片頭痛を減らし、程度を軽くさせ、日常生活の満足度を上げます。」
もちろん片頭痛患者さん全員が使えるわけでもありません。
使う医師側の要件もあります。
①一定の臨床経験がある ②頭痛学会・脳神経外科学会・神経内科学会の専門医もしくは総合内科専門医の視覚
③MRI検査ができる。もしくはMRI検査を他の施設でやる医療連携がとれる。
という処方する医師側の要件もあります。
また患者側の要件としても
①片頭痛の診断があり ②1ヶ月平均4日以上の片頭痛発作があり ③デパケン・ミグシス・インデラルなどの予防療法を行っても症状が改善しない、もしくは副作用などで使えない。
この条件を満たす患者さんでないと使えないという要件があります。
多くの片頭痛でお困りの患者さんは、少なくとも患者側の要件は満たされているものと思います。
当院の使用実績をパワポにまとめてみました。
現在までに14人の患者さんに使用しています。
まだ1ヶ月使用していないので、結果をお話することができませんが、うち2人の患者さんとはコンタクトがとれて、何れも使用して2週間以上経過して、まだトリプタンは使用していないとの報告を受けています。
「オードリー」の若林さんと同じような結果のようです。
当院では片頭痛治験患者さんを3つの会社で50人以上を経験していますので、エムガルティ使用を希望される患者さんは比較的に多いと思いますが、上記のように治験経験者以外も使って頂いているのが現状です。
また使用結果や感想については、このブログでお伝えしていきたいと存じます。
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コメント
コメント一覧
使用状況のデーター有難う御座います。
一般の方のツイッターを見ていると、
10代~30代の女性の方で頭痛に悩んでいる方が多いなと感じたんですが、グラフを見ると
40代の方が圧倒的に多く、若い人が少ない
のはどうしてなのでしょうか?
若い方は治験に参加された時点で完治されたと
ゆうことなんでしょうか?
それとも逆に効果があまり無かったのでしょうか?
まず、当院の片頭痛の年齢分布でいいますと40歳代の女性が最も多いからではないでしょうか?
Twitter利用は恐らく20-30歳代の方が多いので、そのような投稿を診る機会が多いものと考えます。
治験参加者も40歳代の女性が一番多かったです。
コメントに返信頂いて悩んでいた主治医を替え、思い切って他のクリニックに行ってみました!
まだ初回診療をしてもらっただけですが頭痛発作時の吐き気の緩和の為に希望したお薬は処方してもらえました。
ナウゼリンの有効的な服用の記事を参考にイミグランとの早期服用は私には効果がありました
吐き気と痛みのプロセスの説明を見てまさに自分が頭痛の悪夢に落ちて行く過程なので本当にこの先生は
みた目ではわからない頭痛の辛さを理解してくださっているのだと感じました!家が九州なら絶対診察して頂きたいです!!
勇気をだして、先生を変えていい方向に向かっているようで安心しました。
今回のお話で、薬が効かないことより、患者さんに寄り添わないことがもっと大きな問題だということに気がつきました。
compassionという言葉があって、ラテン語では一緒に苦しむということのようです。
com+pati(苦しむ・耐える)patient=患者 com=一緒に
「自分や相手を深く理解し、役に立ちたい」という純粋な思いというように日本語では理解したらいいようです。
「頭痛患者さんにcompassionを~!」というお話を、これからは片頭痛の講演会で呼ばれたら話していこうと思っております。
ありがとうございました。