本日は患者さんからよく言われる「マスク頭痛」についてです。
新型コロナ感染症で、自宅から出て行く際には「マスク」着用しないと行けない環境が半年以上続いています。恐らく、この状況はずっと続き、来年の今頃になっても同じような話しをしている可能性はあります。
もちろん、新型コロナ感染症が収束して、マスクがいらない社会に戻ることが何より大事な事なんですが、実際問題まだその行方は不透明です。
ではどういう点が「マスク頭痛」をひきおこしているのでしょうか?
①マスクをつける事への圧迫感
マスクをつけることで、耳・鼻・口・顎などをtightに覆うことになりますので、どうしても着けている感覚が常時あり、常に圧を感じてしまう。ストレスになるなどが悪影響を及ぼしていると考えます。
②大気より少し酸素濃度の少なく、二酸化炭素濃度の濃い空気を取り込む
このことがひいては脳血管の拡張をもたらし、片頭痛をおこす誘因になりかねないということです。またこの時期は直射日光の強さ、屋内と屋外の寒暖差などもあいまって頭痛をひきおこしやすい危険性があふれています。
では、このような状況で「マスク頭痛」をおこさないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
①マスクの長時間はめっぱなしを防ぐ
まず、これにつきます。屋外で人が少なければマスクをはめる必要性はありませんし、屋内でも周囲に人がいなければ、どうぞ十分確認の上外しましょう~!
②努めて深呼吸しましょう~!
働く環境、学生さんであれば授業中などでマスクをはずせないかんきょうであれば、定期的に深呼吸をするのをお勧めします。気持ちもre-freshされますし、酸素濃度も上がりますので、いい方法だと思われます。
③はめやすいマスクを選びましょう
マスクをつけている違和感をなるべく感じないマスクを選ぶことも非常に大切です。我々医療者は布マスクというわけにはいきませんが、医療関係以外ではcool感を謳っているマスクや、fit感を謳っているマスクなど多彩な種類があります。
自分がなるべくマスクをつけているのを忘れるようなマスク選びは大事なpointと思われます。
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