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本日は12月16日(火)に発売された新しい片頭痛治療薬「ナルティーク」についてお届けします。
① 当院では「ナルティーク」の治験に参加しましたので、発売前から治療経験(予防薬:22名・急性期薬:36名)がございます。
②
先日行われました第53回日本頭痛学会総会(横浜)では「ナルティーク」の急性期療法の日本での治験結果について発表させていただきました。
③
また、「Headache」という医学雑誌に論文発表させていただいております。
この「ナルティーク」についての特徴を本日の段階でわかっていることを上げていきます。
1)
頭が痛い時(急性期薬)にも内服して効果がでるし、予防薬としても使える新しいタイプの内服薬です。
2)
エムガルティ・アイモビーグ・アジョビといった注射製剤と同じ機序のCGRP受容体をブロックし、片頭痛の原因とされる神経伝達物質の作用を抑えることで、発作の痛みを和らげると同時に、繰り返す片頭痛発作の予防にも効果を発揮します。
3) 急性期治療としては片頭痛発作時に1回75mgを経口投与します。予防薬としては75mgを隔日で経口投与します。1日の総量は75mgを超えてはいけませんので、予防薬として使う場合には、予防薬を内服した日に痛くなっても内服することはできません。また、急性期薬として使う場合に1回内服して十分な効果が出ないからといって、追加して内服することはできません。
4) 目立った副作用はなく、便秘がある程度です。トリプタン製剤のような倦怠感・眠気・上半身・首などの締め付ける感じもありません。
5) 薬価が高く、1錠あたり 2,923.2円です。予防目的(隔日投与:2日に1回)4週間で14回分の服用とすると、 1か月あたり約40,924.8円+α(管理料などの追加分がございます)になります。3割負担の方では自己負担額が約12,277円+αになります。
発売日以後1年間は2週間分(7回分)までの処方になりますので、ご注意ください。
※実際の自己負担額は調剤料や薬局ごとの加算などにより変動があります。
6) 他の薬剤との併用について
①トリプタン製剤との併用は(予防・急性期)ともに可能です。
②エムガルティ・アイモビーグ・アジョビといった注射製剤とは予防薬としての併用はできま
せんが、急性期薬としては併用可能と考えています。
まだまだ、書き足りない部分がございますので、後日使い方などについてもブログでupする予定にしていますので、また訪問していただければありがたいです。
当院では、発売した12月16日に急性期薬として3人処方しました。12月17日に予防薬として1人に処方したところです。効果については治験の際に予防薬として22名・急性期薬として36名に参加していただきましたが、治験と実際は微妙に異なることが多いので、使用した感覚についてはまたブログに掲載していく予定です。
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