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 本日は小学生から中学生に多い起立性調節障害についてお届けします。

起立性調節障害(OD)の患者さんでは、頭痛が高頻度で伴うことが多く、受診にみえる患者さんも少なくありません。

ODは学童期から思春期にかけて、自律神経の働きが未熟なために血圧や心拍数の調節が上手くはたらかず、立ちくらみやめまい、動悸、失神などを引き起こす病気です。

 

中学生の約1割程度にあり、症状が目に見えにくく、想像以上に本人の疾病負担は大きいとされています。

立ち上がったり、長時間立った状態を続けたりする際、人体は重力に逆らって脳に十分な血流を送ろうとするため血圧や心拍数が上昇します。これは人体に生まれつき備わっている仕組みで、交感神経副交感神経からなる自律神経系によって司られています。

しかし、この仕組みが上手くいかないために、立ち上がったり長時間立っているときなどに脳への血流が低下して立ちくらみなどの症状を引き起こします。


起立性調節障害の多くは、学童期から思春期にかけて一時的に発症し、成長とともに徐々に改善します。しかし、重症の場合は朝起きられず不登校につながるなど、日常生活や社会生活にも重大な支障をきたすことがあります。


 また、起立性調節障害は身体的な原因がある一方で、心理、社会的なストレスも発症に関与しているとされており、特に症状が重い場合は症状の改善のために薬物治療などと並行して患者を取り巻く環境を整えることも大切と考えられています。

 また次回は起立性調節障害の検査・治療についてもお届けします。

 

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