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2023年最後の頭痛日記になります。本日が1228日木曜日です。診療も本日・明日の残り2日になります。

 

私は開業して丸16年経過しています。頭痛については、開業前から多く経験してきたつもりでしたが、世の中にはこうも頭痛の患者さんが多いとは正直想像できませんでした。特にこの1-2年の間に一気に増加してきた印象です。

 

年齢的には当初から殆どが成人の患者さんであったが、この1-2年高校生・中学生だけでなく、小学生・幼稚園の患者さんが増えています。普通の頭痛であれば問題ないのですが、不登校絡みの診療はなかなか難しいと感じています。


 片頭痛の治療薬については2001年にトリプタン製剤、2021年に抗CGRP製剤(エムガルティ・アイモビーグ・アジョビ)、2022年ディタン系製剤(レイボー)が発売され、治療手段が格段に増えました。
 片頭痛の診断には採血・画像診断が役に立たず、病歴だけで判断できるため、チャットGPTの現代では患者さん自身が簡単に診断をつけることも可能です。

我々はきちんとした診断を付けたうえで、十分な病状説明並びに治療の選択肢を提示しないと、患者さんからソッポ向かれる時代になってきました。

 

現在、日本では4番目の抗CGRP製剤、2種類のgepant製剤が治験中であり、数年内にもそれらの薬剤の発売が予定されています。改めて、片頭痛領域の発展は目を見張るものがあります。治療薬の発展は、患者さんの増加、医療の質を上げることに繋がりますし、患者さんの福音になります。

 

2001年にトリプタン製剤の発売と同時に、全国の基幹病院に「頭痛外来」が誕生しました。また、2003年に日本初の「頭痛クリニック」が山梨で誕生しました。2021年以降、抗CGRP製剤の発売とともに2の「頭痛外来」ブームが全国で到来しています。本年、弘前大学、信州大学、九州医療センターなどで新たに「頭痛外来」を設置したというニュースも聞こえてくるので間違いありません。

 

このような施設の増加・新しい薬剤の発売は回りまわって片頭痛患者さんの治療効果を上げ、更に医療の質を向上させるものと確信しています。2024年が頭痛患者さんの頭痛満足度を更に向上されることを切に祈っております。また、来年も「頭痛日記」更新を頑張っていきたいと思っております。何卒、宜しくお願いいたします。


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