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本日はタイトルのような話題です。
神戸で行われた第46回日本頭痛学会からの報告です。
私は残念ながら、この講演聞いていないですよね~。残念です。

外来で頭痛を拝見していて、1-2年に1人くらいの割合で、頭痛という名の「緑内障発作」を経験します。

「緑内障発作」の頭痛は(丗Δ量椶妨其匹靴討い襪海函´頭蓋内にCT・MRI検査で頭痛をきたす疾患がないこと 8える範囲で充血などの目の異常所見はなくてもいいが、触診で眼球の圧が高いことなどで診断可能と考えています。


「眼疾患による頭痛」として5つの疾患(急性緑内障、屈折異常、眼球斜位あるいは斜視、眼球炎症性疾患、眼窩滑車部炎)が挙げられる。

 その中でも、特に急性緑内障発作は急激な眼圧上昇に伴って眼痛や頭痛が出現し、治療が遅れると数日で失明に至ることがある疾患です。早期治療により深刻な事態は回避できるため、早く発見することが非常に重要です。
 悪心・嘔吐が強い症例では、眼科以外の診療科を受診することも少なくないため、他科でも急性緑内障発作を見抜く必要があります。

 ということで、川崎医科大学眼科教授の三木淳司先生のお話です。

 急性緑内障発症の診断は眼圧、視野、眼底検査などで行うが、光を当てても縮瞳しない瞳孔の散大や充血などでも見当をつけることが可能で(写真参照)、眼圧の上昇は触診による眼球の固さでも感知できる。

 急性発作を起こす緑内障は隅角が閉塞しているタイプに限られるが、40歳以上の日本人の5%は緑内障に罹患していると考えられており、決して珍しい疾患ではない。
 眼科領域で用いられている戒め「人を見たら緑内障と思え」を紹介し、注意を促しているとのことです。

 炎症性眼疾患でも眠れないほどの強い痛みを生じることがあります。

 強膜炎など眼球の外膜に生じる炎症は充血が顕著で、結膜炎との鑑別は難しいが眼疾患であることは把握しやすい。

 一方、眼球中膜に生じるぶどう膜炎では充血は軽度で、眼底に炎症が起きる後部型ぶどう膜炎では頭痛か眼痛かの区別がつきにくい上、視力的な予後が悪い。

 正確な診断は眼科専門医が担うべきだが、他科の医師でもその頭痛が眼疾患に由来するか否かは問診や眼の観察で推定可能である。視力障害から患者を救うためにも、眼疾患による頭痛に目を向けてほしいと話している。

頭痛なのに眼科?と思われる人も多いかと思いますが、意外に密接な換券性ありなんです。

頭痛は奥が深いです。

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