イメージ 1

[[img(https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif)]]
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking.html にほんブログ村 病気ブログ 頭痛・片頭痛へ(文字をクリック)]

<a href="https://blog.with2.net/link.php?1874798";;;;;;>人気ブログランキングへ</a>
ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

本日は群発頭痛の患者さんのお話です。

今年の冬は寒い時期がながく、3月になっても暖かい日がすくなかったのですが、ここにきて急に春めいてきました。
そうなるとでてくるのが群発頭痛の群発期です。

先日こんな患者さんが来院されました。
前回・前々回と群発頭痛がおこりました。

1回目の群発期に最初受診した病院では片頭痛と診断され、トリプタンが処方されました。
結果として2時間くらいで効果があるのはあるのですが、その2時間は苦しくてたまらない。夜、睡眠不足で翌日の仕事にも影響があって大変だったとのことでした。

そこから1.5年して2回目の群発期を迎えました。
違う病院に行こうということで、次は脳神経外科の診療所を受診され、そこで初めて群発頭痛と診断されたとのことです。
しかし、処方されたものは1回目の病院と同じトリプタンだったようです。

そこで患者さんはインターネットなどで検索してイミグランの自己注射という治療方法を知って、私の所に受診されました。
予診票にも群発頭痛なのでイミグラン自己注射を処方して欲しいと書いてありました。

診断がついて、以前から自己注射をしていて、転居されてこちらに来たのかな?と思って患者さんを拝見したのですが、上記したような経過で当院までたどり着かれたようです。

群発頭痛の問題点は
“羈單典型的な症状で、専門医であれば診断間違うことはない疾患であるが、経験のない先生方にとっては診断できないケースが見られるということです。

△燭箸┸巴任ついてもイミグランの自己注射という選択肢を出してもらえないという患者さんがかなりいらっしゃることです。

イミグランの自己注射の効果は、現時点の群発頭痛治療においては最高かつ最短で効果をだす最高の治療方法です。しかし、自分で注射をうたないといけない煩雑さや、注射が苦手な患者さんは使いにくく、また値段も高いために躊躇されるケースもみられます。当院でも9割は自己注射ですが、種々の理由によって点鼻や内服を希望される患者さんがいらっしゃるのも事実です。

しかし、イミグラン注という選択肢を与えられないと選ぼうにも選べないということになります。
現在はインターネットで情報を得ることが簡単ですので、このような事例も少なくないのが下円実です。

やはり、まだ群発頭痛には高い壁があるようです。