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本日は上記タイトルのような話しです。
実は2012年にラスミディタンという新しい機序についての薬がLancet Neurologyという雑誌に載って注目をあびました。
この薬は、トリプタン(イミグラン・ゾーミッグ・レルパックス・マクサルト・アマージ)系の薬剤の副作用である倦怠感・胸部絞扼感などの副作用が殆どでない上に、効果はトリプタンと同等であるという結果が報告されていました。
難しい話しですが、トリプタンが5-HT1B受容体に作用する薬剤なんですが、ラスミディタンは5-HT1F受容体に作用する薬で、トリプタンと比較すると血管への影響が少ないとされていて、トリプタンのあの副作用たちがでにくいとされているものです。
この度、アメリカで「SPARTAN試験」という、このラスミディタンという薬を経口投与し、3用量(50mg、100mg、200mg)での治験を行い、同剤の安全性および有効性を確認されたようです。
それで、これらの結果をもとに、2018年下期に米国食品医薬品局(FDA)に、同剤の新薬承認申請を提出する予定でうまくいけば、薬剤として認可され、早晩日本でも使われるようになると考えられます。
以前もトリプタン系の副作用の話しは何度も書いています。
これは血管系にどうしても作用される薬剤なので、倦怠感や胸部絞扼感がでるのが難点です。
またトリプタンは脳梗塞は狭心症・心筋梗塞といった冠動脈疾患も禁忌なのですが、今回のラスミディタンという薬剤は血管系の影響がないために、このような患者さんでも安心して使える可能性があるので、治療の選択肢が増え我々としては発売が楽しみです。
この薬は先週の内容と同じイーライリリー社の開発と言うことで、現在日本でも治験が行われている抗CGRP療法の4剤のうちの1剤亜がイーライリリー社の薬剤で、これから片頭痛治療に対して大きな力となってくれる可能性を強く感じています。
新しい薬剤が開発される事は患者さんにとっても福音ですし、これからの更なる発表を楽しみです。
ですので「あきらめないで!」 by真矢みき
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実は2012年にラスミディタンという新しい機序についての薬がLancet Neurologyという雑誌に載って注目をあびました。
この薬は、トリプタン(イミグラン・ゾーミッグ・レルパックス・マクサルト・アマージ)系の薬剤の副作用である倦怠感・胸部絞扼感などの副作用が殆どでない上に、効果はトリプタンと同等であるという結果が報告されていました。
難しい話しですが、トリプタンが5-HT1B受容体に作用する薬剤なんですが、ラスミディタンは5-HT1F受容体に作用する薬で、トリプタンと比較すると血管への影響が少ないとされていて、トリプタンのあの副作用たちがでにくいとされているものです。
この度、アメリカで「SPARTAN試験」という、このラスミディタンという薬を経口投与し、3用量(50mg、100mg、200mg)での治験を行い、同剤の安全性および有効性を確認されたようです。
それで、これらの結果をもとに、2018年下期に米国食品医薬品局(FDA)に、同剤の新薬承認申請を提出する予定でうまくいけば、薬剤として認可され、早晩日本でも使われるようになると考えられます。
以前もトリプタン系の副作用の話しは何度も書いています。
これは血管系にどうしても作用される薬剤なので、倦怠感や胸部絞扼感がでるのが難点です。
またトリプタンは脳梗塞は狭心症・心筋梗塞といった冠動脈疾患も禁忌なのですが、今回のラスミディタンという薬剤は血管系の影響がないために、このような患者さんでも安心して使える可能性があるので、治療の選択肢が増え我々としては発売が楽しみです。
この薬は先週の内容と同じイーライリリー社の開発と言うことで、現在日本でも治験が行われている抗CGRP療法の4剤のうちの1剤亜がイーライリリー社の薬剤で、これから片頭痛治療に対して大きな力となってくれる可能性を強く感じています。
新しい薬剤が開発される事は患者さんにとっても福音ですし、これからの更なる発表を楽しみです。
ですので「あきらめないで!」 by真矢みき