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今日はタイトル通りの話になります。
これも患者さんから直接聞いた話です。

「先生・片頭痛って痛くなるどれくらい前からおこりはじめているんですか?」
いい質問ですよね。
答えられません。納得していただけるような答えを用意できていませんでした。

人によっても違うだろうし、その人でも一回ずつおこりかたは違うので、毎回毎回違うんではないでしょうか?!と答えるのが精一杯なのです。難しい質問ですね。

患者さん自身も痛くなる前から諸症状がおきることはよくわかっていらっしゃいます。
例えば最も有名な「視覚的前兆を伴う片頭痛」は何かおかしいなあと思っているうちに「視覚的前兆」がきます。通常、視覚的前兆が終わって10-20分程度で頭痛がしてきます。

ですが、視覚的前兆が片頭痛の始めかと言えばそうでもなくて、視覚的前兆の前から体の異変がおきていますので、頭痛の少なくとも1時間以上前から片頭痛が始まっているといっていいと思います。

いろんな患者さんの話を総合すると
①何となくおかしいを感じる。
②胃や腸の動きがとまる。
③肩甲骨の内側から首筋・肩が張ってくる。
④顔が腫れぼったくなったり・倦怠感を感じたりする。
⑤頭痛が始まる。

人によって違いますが、このような感じで片頭痛がおこってくることが多いですよと話しています。
ですから、①のなんとなくおかしいは頭痛の2-3時間前から感じることもあれば、もっと前から感じるケースもあり一定していないようです。

一人一人違うわけですが、片頭痛患者さんではよく自分の体の変化を見詰めていただいて、頭痛のおこってくるパターンを検討すれば、もっと早く対応できるポイントを見つけられる可能性があります。

是非、皆さん自分の体の変調に耳を傾けて見てください。
そして、教えてください。