さて今日は片頭痛の予防薬の第一選択薬となっているデパケンRについての話です。
ここ最近続けて2回、予防薬としてデパケンRを処方使用として患者さんから断られました。
頭痛学会でもデパケンRを妊娠可能年齢の女性に投与すべきかどうかでは両方の意見があります。
頭痛学会でもデパケンRを妊娠可能年齢の女性に投与すべきかどうかでは両方の意見があります。
つまり先生によっては妊娠の可能性のある女性には使うべきでないという意見です。
理由は内服していると妊娠の際の奇形発生のriskが高くなるからです。ただ一般的には高容量は使わず、低容量しかつかいませんので、あまり問題になることはないと思われるのですが、妊娠・出産についてはより慎重にの先生方にはあまり評判がよくないということです。
理由は内服していると妊娠の際の奇形発生のriskが高くなるからです。ただ一般的には高容量は使わず、低容量しかつかいませんので、あまり問題になることはないと思われるのですが、妊娠・出産についてはより慎重にの先生方にはあまり評判がよくないということです。
私は、妊娠可能年齢であっても十分にriskを話して、相手に許可を得て使うべきだと考えています。
デパケンRは脳の神経細胞をしずめる作用により、脳血管の異常な運動がおさえられ、片頭痛が起こりにくくなるとされています。
もちろん、使うケースは①片頭痛の回数が多い ②片頭痛の程度が強い ③発作の頓挫薬がききにくい
もちろん、使うケースは①片頭痛の回数が多い ②片頭痛の程度が強い ③発作の頓挫薬がききにくい
このようなケースで使われます。予防的に定期服用することで、発作回数の減少、前駆症状の軽減、また発作治療薬の減量がはかれます。
私は事前に十分説明し使います。最近の患者さんは当然ながら自分の処方された薬を綿密に調べる患者さんも多くいらっしゃいますので、事前に説明なしで処方するとトラブルの原因になります。
ですので、後でトラブルになることはないのですが、事前に断られる場合があるのです。
それほど心配な薬だという認識はないのですが、「てんかんの人の内服する薬を頭痛ぐらいでなんで内服しないといけないのか?」ということを言われるケースがあります。
もちろん目の前で言われるケースもあれば、「え~信じられない」とまでいわれたことも過去にはあります。デパケンという薬にあまりいい印象を持ってないから仕方ないのかもしれません。
それほど心配な薬だという認識はないのですが、「てんかんの人の内服する薬を頭痛ぐらいでなんで内服しないといけないのか?」ということを言われるケースがあります。
もちろん目の前で言われるケースもあれば、「え~信じられない」とまでいわれたことも過去にはあります。デパケンという薬にあまりいい印象を持ってないから仕方ないのかもしれません。
効果のほどを説明しても最初のハードルが上がりすぎていて、下がらないので結局は効果の落ちる薬かもしくは内服しないということになります。もちろん、自分自身が納得できない薬を内服しても、改善するものも改善しないは自明の理です。
眠気・だるさ・食欲亢進などの副作用はあるものの非常に使いやすくて、効果も上がる薬なので、そこらを是非理解していただきたいと切に願うものです。