今年の頭痛学会シリーズ第3段です。
今回はランチョンセミナーで聞いた東京女子医大頭痛外来 客員教授の清水先生のお話です。
今回はランチョンセミナーで聞いた東京女子医大頭痛外来 客員教授の清水先生のお話です。
清水先生は、あらゆるTVに忙しい時間を縫って出演される大変ご高名な先生です。また我が国の頭痛診療のリーダーのお1人でいらっしゃいます。
久しぶりに先生のご講演を聴きましたが、相変わらず語尾が濁らない。圧倒的なvolumeをかなり早口ですが、聞いている人に確実に届ける力は並ぶ人がいないのではとさえ思います。
久しぶりに先生のご講演を聴きましたが、相変わらず語尾が濁らない。圧倒的なvolumeをかなり早口ですが、聞いている人に確実に届ける力は並ぶ人がいないのではとさえ思います。
今回のお話で、私が最も頭の整理に繋がったのは、「片頭痛」X「感覚過敏」についてです。
片頭痛では、あるゆる感覚が過敏になることが知られています。
例えば
「光過敏」・・・普段はどうもない明るさが片頭痛の際はまぶしく見えたり、つい電気を消してしまい たくなったりすること。
「音過敏」・・・普段はどうもないが、片頭痛の際はうるさく聞こえる。音という音を消してしまう。
「におい過敏」・・・普段どうもないにおいが苦しくなったり、辛くなったりする。
「皮膚過敏」・・・頭が痛い場所の髪の毛を触るだけで頭が痛くなる。
「光過敏」・・・普段はどうもない明るさが片頭痛の際はまぶしく見えたり、つい電気を消してしまい たくなったりすること。
「音過敏」・・・普段はどうもないが、片頭痛の際はうるさく聞こえる。音という音を消してしまう。
「におい過敏」・・・普段どうもないにおいが苦しくなったり、辛くなったりする。
「皮膚過敏」・・・頭が痛い場所の髪の毛を触るだけで頭が痛くなる。
このような知覚過敏状態が常々経験されるものですが、これがどのような機序でおこり、どのような順番で広がるのかを解剖学的な見地からご説明いただき、なんとなくわかっていたことが随分スッキリわかるようになりました。
また、知覚過敏を十分治療しないことへの問題点、対策方法にまで言及され、会場いっぱいの聴衆は大変満足した次第です。
我々は頭痛の専門家が集まっているわけですが、清水先生はその中の専門家というべき存在です。
TVで目にした方もいらっしゃると思いますが、さわやかな語り口は我々の間でも大変評判のいい先生です。是非、TVで見かけてみてください。