今日は久しぶりに群発頭痛についてのお話です。
まず、今年の頭痛学会総会では群発頭痛についての演題が大変少なく、また目立った論文もなく、この1年原因・治療に対しての大きな変化がないことの表れではないかと思います。
群発頭痛の患者さんたちは残念がらずに、またいい発表や報告がでる可能性は十分あると思いますので、楽しみに待っていただければと思います。
まず、今年の頭痛学会総会では群発頭痛についての演題が大変少なく、また目立った論文もなく、この1年原因・治療に対しての大きな変化がないことの表れではないかと思います。
群発頭痛の患者さんたちは残念がらずに、またいい発表や報告がでる可能性は十分あると思いますので、楽しみに待っていただければと思います。
さて今日は群発頭痛患者さんが海外旅行をしたら頭痛の時間はどうなっていくのかということについて、お話したいと思います。
仕事の関係で海外によく行かれる患者さんです。海外へ旅立つ前から1.5年ぶりに群発が始まりました。大変心配・不安を抱えての旅立ちだったと思います。イミグランの自己注射を十分な量準備されての出発になりました。
仕事の関係で海外によく行かれる患者さんです。海外へ旅立つ前から1.5年ぶりに群発が始まりました。大変心配・不安を抱えての旅立ちだったと思います。イミグランの自己注射を十分な量準備されての出発になりました。
ご存じのように群発頭痛は深夜~早朝にかけて頭痛発作がおこるわけです。海外へ行きますと日本時間の深夜は昼間になる地域もありますので、どの時間帯におこるか大変興味深かったわけですが予想どおりでした。
海外へ行かれたすぐの朝にはおこらず、日本時間の深夜~早朝におこり、滞在中に徐々に時間帯がずれてきて滞在地域の深夜帯にシフトしたようです。その頃、日本に戻られましたので、また来た道を戻るように再度、群発がおこる時間が1日1日シフトして再度深~早朝の時間に戻られるようです。
この現象は大変意味のある現象です。時間帯ではなく、眠るという行為が群発をいざなうものだということではないでしょうか?! 例えば飲酒すると群発頭痛の人は頭痛が誘発されるわけですから、時間帯でおこるのではなく、睡眠が群発をいざなうということになるのではないかと思います。
またいろいろ考えてみたいと思います。
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