最近、いろんな患者さんの片頭痛の前兆の話を聞きます。

 以前も歴史上の有名人も片頭痛であったことを紹介しました。

 今日は芥川龍之介の片頭痛の前兆の話です。

 頭痛大学の間中先生からの受け売りなんですけど、芥川龍之介も片頭痛もちだと思われる一説をご紹介します。

 芥川龍之介「歯車」より

「視野のうちに妙なものを見つけて出した。絶えずまわっている半透明の歯車だった。歯車は次第に数を殖やし、半ば僕の視野を塞いでしまう。暫くの後には消えうせる代わりに今度は頭痛を感じはじめる。 それはいつものことだった。」

 という一文です。

 私の患者さんの中にもにたような現象を言われる患者さんもいます。

 ある人はスーパーのレジをうっている方で、急に目がキラキラしだして、レジの数字が見えなくなり頭を振って見える位置で頭を固定してレジ操作を行うそうです。

 これがいわゆる前兆を伴う古典的片頭痛なんでしょうね。

 前兆が開始して、片頭痛の発作までは20-30分で発作が開始するといわれています。

 皆さんの前兆はどんな前兆ですか?