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毎日毎日暑い日が続きます。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今日はタイトル通りのお話になります。

中学生・高校生にとっては夏休みは、たくさんの思いで作りには大事だと思います。

でも3年生は受験生ですのでそうとも言えません。
「夏を制する者は受験を制する!」からです。

できれば未治療の片頭痛患者さんは、できればこの時期までに受診して欲しいものです。

というのも随分寒くなってきて
〇?屬なくなる ⊃臾音?屬減る ストレスがかかる
こんなことで片頭痛の程度・頻度が悪化することがおおいようです。

それで受診となるわけです。
極端な話しとして過去には「今週土曜日が本番の試験ですので、それまでに何とかして欲しい」という無理難題を受験生とその母親から申しつけられたこともありました。

うちにも浪人生(次男)がいるのですが、先日三者面談がありました。
そこでチューター(予備校の担任の先生という役割)から言われたのは「夏休みの間に治さないと行けない病気や歯は治療してください!」でした。

浪人生と言えば「夏を制する者は受験を制する」ですから。そのために押し迫って病院通いしないでいいように、今できることは今してくださいということです。

ごもっともな話しです。
受験同様、片頭痛も同じようにできる内にcontrolする術を学んで欲しいのです。

受験が迫ってくると本人がなかなか受診できず、代理の方が受診になる傾向です。
その前にsっかり、自分でどうsれば片頭痛をうまくcontyrolできるのかその術を学んで欲しいのです。

受験も片頭痛も一緒です。
「いつやるか? 今でしょう!!」
なのです。

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本日は少し難しいお話です。

今までの片頭痛の予防療法と言えば
(卞痛の回数が多い ∧卞痛の程度がひどい トリプタンと言われる薬の効果が薄い・副作用で使えない

こういう患者さんに
.妊僖吋鵝´▲潺哀轡后´トリプタノール ぅぅ鵐妊薀
などと言った薬を毎日服用して片頭痛の程度・頻度を和らげるといったものでした。

デパケンが保険適用になってからというもの、片頭痛の予防療法にとって大きな変化はなかったのですが、現在日本でも治験が行われている抗CGRP療法というのが、我々の選択肢になっていく可能性があります。

ここのブログ内でも抗CGRP療法に期待する文章を何度か書いてきました。
本日は少しまとめてみたいと思います。

 まず、片頭痛の発生には三叉神経血管系の活性化が関与していると言われていて、片頭痛患者さんにCGRPを投与すると片頭痛発作が誘発されます。それで、そのCGRPの働きをブロックすれば片頭痛が緩和されるのではと考えられ、CGRP受容体拮抗薬が開発されたが、肝障害などの副作用のために開発されずにいました。

 ところが、遺伝子組み換え技術の開発によってヒト化された抗CGRPモノクローナル抗体というものを作って、片頭痛予防治療として開発中であったが、4種類の抗CGRPモノクロナール抗体による治療は安全性・有効性ともに欧米諸国で立証されました。
 
 そこで現在、日本人のデータを取得すべく全国で治験が行われています。
4剤あって、1つが静脈注射( 砲濃弔3つ(-ぁ砲枠蕾蔀躰佑任后
何れも1ヶ月にに1回医療機関で注射することが前提となっています。

 開発しているのは何れも海外の会社で
Alder Biopharmaceuticals社 ▲ぁ璽薀ぅ螢蝓室辧´テバ社 ぅ▲爛献Д鷦
という会社が手がけています。
先日もテバ社は日本で売るようになったら大塚製薬で発売するとの報道がでていました。
△離ぁ璽薀ぅ螢蝓室劼脇鐱椶任發燭さんの薬剤の発売を行っていますし、い離▲爛献Д鷦劼魯▲好謄薀浩縮瑤波売されるものと思われます。

 何れも治験中ですので日本で何年先に保険適用がおりるかわかりませんが、いずれの4剤ともに欧米での治験結果は有効性・安全性ともに優れた結果だったようです。

 世界で約8000億円/1年間規模のお薬ですので、気合いも入っていますし、抗体製剤は今のトレンドで技術の粋を集めたものになりますので開発費も膨大になっています。

 数年先に日本で売られるようになれば薬価で2万円/月の薬価が想定されるという話もあって、なかなか高額な医療費になることが推測されます。トリプタンも高額な薬剤ですから、益々頭が痛い話です。
(このCGRP療法が使えるようになる頃には、トリプタン製剤もすべてジェネリックがでてお安くなると思いますが?!)


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さて今日は比較的珍しい話題です。
私が大変尊敬する新潟大学神経内科准教授の下畑先生のブログに記載されていた話でしたが、大変興味ふかい話でしたので、紹介させていただきます。

今日のテーマはアイスクリーム頭痛です。
昨日はダウンタウンの番組で「ガリガリクン」を一度に三個食べていたプロレスラーが「頭痛い」「頭痛い」を連発していました。これがアイスクリーム頭痛です。アイスクリームよりかき氷のほうがなりやすいと思います。実際「ガリガリクン」は氷菓ですので、かき氷を固めたものですから、なりやすいのだと思います。

今回はドイツからこの研究がなされました。
ひょっとしたら「イグノーベル賞」の候補になるかもしれません?!

1.「遺伝するのか?」
2.「研究に不可欠な誘発法は角氷か氷水か?」
3.「ねこにもあるのか?」
という3つの問題が解決されました.

1.アイスクリーム頭痛の遺伝
①アイスクリーム頭痛は子供に多く,成人では少なくなる
②アイスクリーム頭痛には遺伝的素因がある。
③アイスクリーム頭痛はその他の頭痛(主に片頭痛)の危険因子となる。

2.実験的アイスクリーム頭痛
氷水のほうが角氷より頭痛をより高頻度に誘発した。
氷水で頭痛はより早く出現し、痛みの程度も強かった.
頭痛の出現場所は変わらなかった。
頭痛の性状は、角氷では圧迫するような痛み,氷水では突き刺すような痛みであった。
氷水による頭痛の26%に,最初の頭痛のあとに2回めの頭痛が出現した。
流涙はアイスクリーム頭痛を認めた人で多く認められた。

以上より,氷水は角氷と比べ,高頻度に,出現潜時の短い,より強い頭痛を来すことが分かった.このことは温度より冷却される部位の広さや,冷却のスピードが重要であることを示している.

3.ねことアイスの実験

以下の動画はねこのアイスクリーム頭痛です。面白いです。ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=-5Rka0TyrYw&feature=youtu.be

ネコにもアイスクリーム頭痛ありそうです。

大変おもしろい研究です。
内容をみれば、非常にリアリティーのある結果ですし、この話を教えていただいた下畑先生は全て自分で挑戦され、自分の家のネコにも試されて、同様の結果を出されています。

「イグ・ノーベル賞」に一票!

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今年は12月から1月中旬までは暖かい冬でしたが、そこから一気に冬です。
昨シーズンはクリスマス前からインフルエンザが猛威をふるいましたが、今年は1月末からインフルエンザがきています。

例年2月3週にインフルエンザのピークがくることが圧倒的に多いわけで、そういう意味では当地は全く例年通りということになりますが、全く流行っていなかったので伸び率が高いですね。

さて、そんな時にタイトル通りの話です。
患者さんからもよく尋ねられます。
インフルエンザもしくは風邪で発熱しています。他の症状はたいしたことないが、頭が痛い。それもズキンズキンといつものように片頭痛のような頭痛です。

どうしましょう?

先生はインフルエンザ・風邪で発熱時、頭痛時にはカロナールを頓服で処方しておきますので、内服してみてくださいと言われました。
「これ飲んで治る?」と不信感を持っては治るものも治りません。
信じてカロナール内服してみてください。治ればOK!です。

しかし、そこで解熱はしたものの頭痛が全く治らない場合はどうしましょう?
そこは迷わず、いつものトリプタン内服してみてください。
おそらく治ると思います。

一般の先生は決してそれをよしとは言わないと思いますが、熱があればカロナール内服で解熱しても頭痛が残る。それもいつものような片頭痛の痛みであれば、トリプタン内服していいものと考えます。

以前もこのブログでこのネタ書きました。
このシーズンだけに是非覚えて頂いて、残念ながらインフルエンザ・風邪にかかって上記のような状態であれば試してみてください。

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今日は少し大きなテーマに挑もうと思います。
まさにタイトル通りです。ストレートネックと頭痛の関係です。
最近外来で患者さん側からストレートネックという言葉をよく聞くようになってきました。整形外科・整骨院その他でもこのような話がでるからだと思います。

実は私もストレートネックです。22歳くらいで頸椎のレントゲンを施行した際に、そのときの担当医の先生にいわれました。その後、医師になってからとった際にストレートネックであることを確認しました。

上のレントゲンで言えば、上段が通常の頸椎で生理的前弯といって前側(側面像なので左側への緩やかなカーブ)にゆるやかなカーブを描いています。下段がストレートネックで頸椎全体が直線化しているのがわかります。

一般的にはストレートネックが全体の30%程度いらっしゃると言われています。
私の個人的な意見としては、外来で拝見する患者さんはもっと多いように感じています。
ストレートネックの患者さん全員が頭痛を訴えるかというと、そうでもないわけでストレートネック=頭痛もちではありません。
しかし、よそで「あなたはストレートネックだから頭痛があるのは仕方ないよ」と言われる患者さんが大変多いように見受けます。

なぜ、そのように言うのかというと、いろんな意見がありますが、確かにねと思う意見があるのは承知していますが、私自身は考慮してもいいが全てそれで解決はできないと思っています。

四国の方の病院の先生で、この主張を常に言われる先生がいらっしゃいますが、学会会場ではあまり受け入れられていないように思います。今で言うエビデンスになるものはないのが現状です。

また整骨院の人でこの説を強く訴えられている人もいます。あまり、そのような意見の人とdiscussionする機会がないので、一度そういう立場で考えている人たちの話も聞いてみたいと思っていますが、残念ながらそのような機会はまずないのが現状です。

またこのテーマについては書きたいと思っています。

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