カテゴリ: 抗CGRP療法

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最初に、昨日までに「エムガルティ」を注射して1ヶ月経過し、2回目の注射にこられた人が10人を越えました。
ですので、次週upするのは1ヶ月の効果がどうだったのか?にしようと思います。

現在までに23人の患者さんにエムガルティを注射させていただいています。
前にも書きましたように、当初は治験した人を中心に注射していただいたのですが、ここのところはずっと治験を経験していない人たちが「エムガルティ」を注射されていき、割合は治験9:非治験14と完全に逆転しました。

今後、治験経験者でも夏のボーナスがでてから注射しようと思っているとか、いついつうの給料日から使い出したい旨の話しがよく出てきます。

「使ってみたい」けど「使えない」の大きな理由は「お金」なんです。
それは仕方ないことです。
当院でも初めて話して、その段階ですぐに注射したいと申し出られても「一旦持ち帰って、落ち着いて考え直してみて~」とお答えして、その日の注射をお断りしているケースもたくさなります。

coolな状況で判断していただくことも大変重要だと考えているからです。
3ヶ月で6万円(保険を使って)の金額ですので、決して安くはないので、十分な時間は必要と思っているからです。

そこで話しになるのが、いつ頃安くなるのか?ということです。
今年、順調にいきますと「エムガルティ」と同じ機序の薬剤が、「大塚製薬」「アムジェン」という2つの製薬メーカーから発売が予定されています。

上のパワポで言えば「エムガルティ」が「Galcanezumab」というお薬で、その下の「Fremanezumab」というのが大塚製薬から出されるお薬で、「Erenumab」というのがアムジェンから出る薬です。

恐らく、値段は横並びです。金額的には使用方法の違いがありますが、概ね同程度の金額が設定されます。
また、薬の値段は2年に1回改定されるだけで、通常はこの金額と決まると2年間は改訂されません。

ですから、新しい薬剤がでてこ値段の変動はなく、次の薬価改定の時期まで変動しません。
2年おきに4月1日づけの改定です。

金額はしばらく変動しないということです。

うう絵のパワポでもわかりますが、既に治験が終わった薬「Lasmiditan」もありますし、現在治験中のお薬もあります。
選択肢は広がる可能性は大ですし、治療しやすくなるのは間違いありません。

でも薬価はどうしても新しい薬は高くなります。


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「エムガルティ」が発売され、40日ほど経過しました。

6/5までに19人の患者さんに使用しています。
うち7人が既に2回目の注射に来院されました。

本日までに少し気がついたことを書き並べていこうと思います。

①思いの外、治験を経験されてない人が使っているケースが目立つ。

当院では、3社の抗CGRP製剤の治験に関わり、50人を越える患者さんに治験をさせていただきました。
抗CGRP製剤は値段も高いので、既に効果を実感された患者さんが優先的に使用されるものと思っていました。
発売当初は予想通り治験経験者が立て続けに「エムガルティ」を注射されましたが、ついに現在では逆転して治験経験されていない患者さんの方が多くなりました。
これについては、やはりそれだけ「片頭痛患者」さんは日常生活においてお困りだということです。
そして、現時点の治療に満足していないと言うことになります。

②「エムガルティ」は片頭痛発作日を少なくし、片頭痛の程度を軽減し、トリプタンの効果を改善させるだけではない。

これはどういうことかと言いますと、「片頭痛患者」さんに言えることは、「片頭痛発作日」つまり「トリプタン」を飲むまではないと思える日も常にスッキリしていないという状況があります。これは片頭痛持ち以外の人には全く理解できないことです。
ですが、「片頭痛持ち」と言われる人にとっては当たり前の出来事だと言われています。

「エムガルティ」を注射した患者さんがよく言われるのは「トリプタンを飲まなくて良い日も常にスッキリしない感じだったのが、重たい雲が取り払われ、スッキリした日、クリアーな日が増えました。」と言われることが多いのです。

片頭痛非発作日のperformanceが確実にあがるのです。つまり片頭痛発作日だけでなく、非発作日にもプラスの影響があるのです。

③今までよりも生活が人生が豊かになります。

片頭痛を抱える女性の息子さんが「エムガルティ」を注射してから「ママ 学校から帰ってきても横なっていることが随分少なくなってきたよね」という言葉を診察室で聞くことができました。
やはり日常生活に支障をきたすことが減り、今までの日常より生活が人生が豊かになる可能性が高いと考えています。

以上、この40日程度のわずかな経験ではありますが、片頭痛で苦しむ人がより少なくなることを切に願っております。

片頭痛患者への情報発信の一つとして役割が果たせればと考える次第です。



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最近、ブログへの訪問者が増え、かつコメントも多く、大変嬉しい状況が続いています。
訪問いただきまして誠にありがとうございます。

本日はコロナワクチンと頭痛の関係性についてです。

現在、医療従事者のワクチン接種が終わりにさしかかり、高齢者を中心に現在は接種が行われています。63日の段階で日本では1000万人ほどが接種したことになっています。

 

ワクチン接種後07日目に、注射部位の反応(1回目:70.0%・2回目:75.2%)または全身性の反応(1回目:50.0%・2回目:69.4%)が見られることが分かっています。

 

初回接種後の副反応は、注射部位の痛み(67.8%)・疲労感(30.9%)・頭痛(25.9%)・筋肉痛(19.4%)でした。ファイザー、モデルナ・ワクチンともに2回目の接種後に大幅に副反応の頻度が増加し、疲労感(53.9%)・頭痛(46.7%)・筋肉痛(44.0%)・悪寒(31.3%)・発熱(29.5%)・関節痛(25.6%)となっています。

これらは2回目の接種後1日目に最も多く報告され、また症状が治まるまでの期間は短かったとされています。JAMA. April 5, 2021doi.org/10.1001/jama.2021.5374

 

当院でも、片頭痛持ちの医療従事者の多くが、ワクチン接種後の頭痛に悩まされています。カロナール(一般名:アセトアミノフェン)を処方されているものの、改善なく最終的に手持ちのトリプタンの服用をされた患者さんが結構います。1回目の接種後、数日にわたり片頭痛が続いたようです。

 

この痛みに耐えかねて、2回目の接種をキャンセルしたいことの話が寄せられました。私も5月中旬に2回の接種を終えました。医療従事者だけでなく、一般の患者さんにもアナフィラキシーショックなどの既往がない限り、接種を勧めています。ですから、感染riskの高い医療従事者であれば、なおのこと接種を勧めています。

 

そんな中で、1回目の予防接種後に激しい片頭痛発作に悩まれた40歳代の患者さんが、1回目と2回目の間にエムガルティを注射したところ、2回目の接種後は全く頭痛がなかったという事例が当院ではありました。

 

新型コロナ感染症では、呼吸器症状以外にも、片頭痛様の頭痛が生じるとする報告があります。また、エムガルティを打った片頭痛患者さんが著効して、直後から片頭痛が収まったものの、コロナワクチンを打った途端、片頭痛が一度再燃して消失した事例もあるようです。(この事例については岐阜大学脳神経内科下畑教授より)

おそらくCOVID-19ないしワクチンによるサイトカイン誘発などとともにCGRP放出を促進する機序が想像できます。

 

コロナ感染症およびワクチン接種については、わからないことばかりです。これから65歳以下(片頭痛世代)の接種が本格的になり、このような事例がでてくることが予想されます。症例を集めて、また御報告したいです。

 


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新しい片頭痛予防薬の「エムガルティ」についての関心が高く、当院への片頭痛患者さんの受診も増え、このブログの訪問者も増加中です。ありがとうございます。

発売後、1ヶ月が経過しました。2回目の注射に来院される患者さんもボチボチいらっしゃるようになりました。
概ね好評であり、①頭痛回数が減り ②頭痛の程度も軽減し ③トリプタン製剤の効果も改善しています。
何より、患者さんに喜んで頂いているのを実感しています。

今回も「エムガルティ」の経済的側面についてです。
どうしても金額が張りますので、そこを躊躇される患者さんが多いのが事実です。
5/22までの段階で16人の患者さんに使用していますが、経済的な面で使われない患者さんもいます。

このブログを読んでいただく方にも具体的にいくら?なんでしょうかと思われる方もいらっしゃると思います。
患者さんごと、また共存される疾患や、一緒に処方される薬剤についても大きく異なることがあることを頭に入れていただければと思います。
1)通常の片頭痛診療で内服薬を処方される場合
上のパワポに記載しています前提です。デパケン・マクサルトを処方される場合には
院内で660円。調剤薬局で先発品ですと2.630円。後発品ですと1.250円になります。

2)エムガルティを使用しますと(院内で注射する場合・オートインジェクターではありません)
初回:院内28.370円 2/3回目:14.890円のお支払いになります。

やはり金額だけみますと、かなり高額です。
全ての患者さんに、少なくとも3ヶ月の連続した使用をお願いしております。
かなり早い時期から効果を感じていただけると思います。

また治験でも、一旦一定の期間(3-6ヶ月)使用した患者さんですと、注射を止めてもすぐに以前の片頭痛回数には戻らない人も多くいらっしゃいます。しばらく、安定した状態が続き、トリプタン製剤の効果も良かったと言われる患者さんが多くいらっしゃいます。

まだまだ、発売1ヶ月ですので、これから続々と治療効果についてのご意見を賜るものと思っております。
また、ここの場でご紹介致したいと存じます。


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使用経験

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エムガルティ発売されてから、このブログへの訪問者が大変増えていて、初めてコメントを寄せて頂く人もいらっしゃって大変嬉しい限りです。

今週までで4回ほど「エムガルティ」関連の講演会に呼んでいただいて、お話もさせていただきました。
一部の頭痛専門医以外では、なかなかハードルが高いようで、メーカーにお尋ねしますと、あまり使用実績は伸びていないとの話しも頂いております。

大事な事なので繰り返します。
「値段を除いてエムガルティは片頭痛患者さんの片頭痛を減らし、程度を軽くさせ、日常生活の満足度を上げます。」

もちろん片頭痛患者さん全員が使えるわけでもありません。
使う医師側の要件もあります。
①一定の臨床経験がある ②頭痛学会・脳神経外科学会・神経内科学会の専門医もしくは総合内科専門医の視覚
③MRI検査ができる。もしくはMRI検査を他の施設でやる医療連携がとれる。
という処方する医師側の要件もあります。

また患者側の要件としても
①片頭痛の診断があり ②1ヶ月平均4日以上の片頭痛発作があり ③デパケン・ミグシス・インデラルなどの予防療法を行っても症状が改善しない、もしくは副作用などで使えない。
この条件を満たす患者さんでないと使えないという要件があります。

多くの片頭痛でお困りの患者さんは、少なくとも患者側の要件は満たされているものと思います。

当院の使用実績をパワポにまとめてみました。
現在までに14人の患者さんに使用しています。
まだ1ヶ月使用していないので、結果をお話することができませんが、うち2人の患者さんとはコンタクトがとれて、何れも使用して2週間以上経過して、まだトリプタンは使用していないとの報告を受けています。

「オードリー」の若林さんと同じような結果のようです。
当院では片頭痛治験患者さんを3つの会社で50人以上を経験していますので、エムガルティ使用を希望される患者さんは比較的に多いと思いますが、上記のように治験経験者以外も使って頂いているのが現状です。

また使用結果や感想については、このブログでお伝えしていきたいと存じます。

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