カテゴリ: 抗CGRP療法

妊娠授乳

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新年2回目になります。

昨年、エムガルティ・アイモビーグ・アジョビと3種類の薬剤がでて、片頭痛患者さんにとっては大変素晴らしい薬剤の登場になったと思います。

少しずつ、このお薬についてのエビデンスがでてきています。

本日ご紹介するのは上記スライド1枚にまとめましたが、妊娠・授乳期への対応になります。

当然ながら片頭痛は妊娠・授乳期の女性に好発する疾患です。ですので、この問題は切っても切れない関係とも言えます。

エムガルティ・アイモビーグ・アジョビなどの薬剤に対しての確定したデータはない。
②逆に悪影響をきたしたというデータもない。
③そのために使うことが妊娠を継続ならびに授乳することに対して有益であると判断されるときには使っても良い
④欧州頭痛連合の意見は回避したほうがいいということになっています。

つまり、悪影響はないみたいだけど、世の中にでてきて間もない薬で、半減期も長い薬剤なので様子見をしましょう。エビデンスが蓄積されてきて、この問題に答えることができるようになったらお答えしましょうという意味合いです。

玉虫色といえば玉虫色ではありますが、概ね新しい薬剤の妊娠・授乳にかkんしてはこのような答えが多いと思います。

私もしばらく妊娠・授乳に関与しない患者さんを中心に投与していこうと考えています。


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CGRP change

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本日は新しい医学論文のお話です。

エムガルティ・アイモビーグ・アジョビ(発売順)を抗CGRP製剤と呼びますが、当院でも3剤併せて40人を越える患者さんに使っておりますが、確かに今までに経験しなかった効果を感じております。

月に7-8回トリプタン製剤を内服していた人が、1回も内服しない月が4ヶ月連続続いたとか、私も本当に嬉しくなります。

また、一方では十分な効果がでない人がいるのも確かです。

そんな論文がでました。
具体的には、アイモビーグを3ヶ月使用して3割以上、頭痛が減らなかった患者さんに他剤(エムガルティもしくはアジョビ)を使ったら、どうなるか?という大変興味深い論文です。

結果)
①アイモビーグからエムガルティまたはアジョビへの切り替え3ヵ月後における30%以上の治療反応率は32%であった。


②50
%以上の治療反応率が得られた患者は12%であった。


③1
ヵ月当たりの片頭痛日数は、ベースラインと比較し、3ヵ月後に減少が認められた
20.8±7.1日/月→17.8±9.1日/月)。

③層別分析では、毎日頭痛がおこる患者では治療反応が認められなかったが、毎日はおこらない頭痛患者における30%以上の治療反応率は50%であった。


結論)アイモビーグ治療で効果不十分または継続しがたい副作用が認められた場合は、他の抗CGRP抗体製剤(エムガルティ・アジョビ)への切替えが恩恵をもたらす可能性がある。
 特に頭痛頻度が毎日ではない患者において、有望な治療オプションとなりうるであろうとしている。

ここで間違って欲しくないのは、アイモビーグはエムガルティやアジョビより効果が劣るというものではありません。世界的にはアイモビーグが一番先に発売されていますので、このよう試験が行われたと推測しています。

日本ではエムガルティが一番最初に発売されたので、エムガルティで効果がない場合にアイモビーグやアジョビにchangeした結果、こういう結果になったという発表が来年あたりでてくる可能性が高いのではと考えています。

ですので、折角高価な治療薬を使っても十分な結果がでなくても心配しなくていい。他剤に変えてみればいいのだということになります。

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本日(11/18)から第49回日本頭痛学会の一部がスタートします。
正確には明日11/19から11/21までの3日間と長丁場の学会です。

2年前は浦和で普通に行われ、昨年はつくばでしたが、COVID19の影響でほぼWEB開催でした。
今回はCOVID19も収まりつつありますので、通常開催されます。

今年は抗CGRP抗体製剤(エムガルティ・アイモビーグ・アジョビ)が発売された記念すべき年です。
演題も多く、活気のある学会になります。

かういう私も6年連続13回目の頭痛学会での発表ですが、今年は初めて2演題の発表です。
何れも抗CGRP抗体製剤についての演題になります。

学会は静岡ですが、福岡-静岡間はdirectの飛行機がありますのでありがたいです。
発表は11/21(日)です。
11/19(金)は通常に診療を行い、診療後飛行機で静岡へ
11/20(土)は代診の先生にお願いしております。

外来診療が休みづらいし、休むと前後が激しく忙しくなるので、それも辛い。
また患者さんにご迷惑をおかけしますので、苦渋の選択になります。

学会に行きますと
①新しい知識を得ることができます。
②いい緊張感でmotivationがあがります。
③既知の知人たちに会い、意見交換ができます。
④発表しますので勉強もしますし、知識を整理します。

このような恩恵にあづかれるので休診してもいかないといけません。
でも患者さんになるべくご迷惑のかからないようにしないといけません。

今年の頭痛学会はかなりHOTな学会になりそうです。



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片頭痛control college

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本日は日本頭痛学会・頭痛医療を促進する患者と医療従事者の会・アムジェン株式会社(アイモビーグを発売中)が共催して行われる片頭痛のオンラインセミナーについてのご紹介です。

この会は日頃、疑問に思っていことや、尋ねたいけどなかなかという患者さん向けのセミナーです。

獨協医科大学の副学長で以前の脳神経内科の主任教授だった平田幸一先生
前北里大学脳神経内科の主任教授で埼玉国際頭痛センター長の坂井文彦先生
仙台頭痛脳神経クリニックの松森保彦先生

上記の3人が中心に行われるセミナーになります。

11月28日(日)1300-1430です。

3人が3にんともに頭痛診療のスペッシャリストだけに興味深いお話が聞けるのではと思います。

私も9月にオンラインセミナーさせていただきましたが、双方向性にならずに一方通行になるために、最後はもやっとした感が残ります。ただ、コロナ禍でもあり、この部分が大きく進歩してきていますので、実りある会になるのではないかと推察します。

ご興味のある方は是非参加していただければと存じます。

QRコードから参加登録の必要性があります。
うまく読み込めないのであれば、当院にいらっしゃることのできる方であれば、ご指導させていただきます。


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抗CGRP抗体製剤

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以前からエムガルティについて、このブログでも書かせていただきました。
同じような抗CGRP抗体製剤が8月になって次々発売されました。

8月12日にアムジェン社からアイモビーグ。
8月30日に大塚製薬社からアジョビ。
この2つの薬剤です。

3剤の違いについて

①loading doseとしてエムガルティは最初に2本注射が必要ですが、新しく出た2つは不要です。
つまり、1本だけの注射になりますので、初回の金額は安くなります。

②金額ですが、エムガルティは44940円ですが、新しい2剤は41356円です。
3割負担だと個人負担は1回1000円程度安くなります。

③エムガルティは1ヶ月に1回投与ですが、残り2剤は4週間に1回です。
患者さんの受診頻度によりますので、今までもエムガルティは1ヶ月前後で来院されていますので、
この違いは患者さんにとってはあまり変化ないかもしれません。

④アジョビは12週間に1回675mg投与することが可能です。
遠方から通院されるような患者さんで、安定した患者さんでは12週間に1回投与も可能です。
受診頻度を減らすことが可能ですが、これを使われる患者さんは多くないと思います。
実際問題として3本うたないといけません。それもそれで大変ですね。

⑤注射方法
私はエムガルティは普通の注射の方法で選んでいます。
一般的にはオートインジェクターといって機械的に注射するやり方が圧倒的に多いようです。

同じ方法はアイモビーグでもオートインジェクターという方法です。
一方、アジョビは一般的な注射のみです。
アジョビのみが1.5mlで残り2剤は1mlですので、アジョビが少し量が多く、時間がかかります。

この点については患者さんにとっては大きな変化ではないのかもしれません。
(すいません。私は打たれたことがないのでわかりません。)

エムガルティが既に全国で5000人ほど使っているデータがあるようです。
当院でも30人ほど使っております。

本日までにアイモビーグ1人・アジョビ3人使用しております。
今後は、エムガルティだけでなくアイモビーグ・アジョビを使われる人が増えていきますし、
それぞれの薬剤同士での切り替えケースも増えていくと思われます。

まずは一人でも多くの片頭痛患者さんの痛み/苦しみ/悩みが改善されることを祈ります。
また、少しずつ情報発信していきます。

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