カテゴリ: 片頭痛の予防薬

抗CGRP抗体製剤

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以前からエムガルティについて、このブログでも書かせていただきました。
同じような抗CGRP抗体製剤が8月になって次々発売されました。

8月12日にアムジェン社からアイモビーグ。
8月30日に大塚製薬社からアジョビ。
この2つの薬剤です。

3剤の違いについて

①loading doseとしてエムガルティは最初に2本注射が必要ですが、新しく出た2つは不要です。
つまり、1本だけの注射になりますので、初回の金額は安くなります。

②金額ですが、エムガルティは44940円ですが、新しい2剤は41356円です。
3割負担だと個人負担は1回1000円程度安くなります。

③エムガルティは1ヶ月に1回投与ですが、残り2剤は4週間に1回です。
患者さんの受診頻度によりますので、今までもエムガルティは1ヶ月前後で来院されていますので、
この違いは患者さんにとってはあまり変化ないかもしれません。

④アジョビは12週間に1回675mg投与することが可能です。
遠方から通院されるような患者さんで、安定した患者さんでは12週間に1回投与も可能です。
受診頻度を減らすことが可能ですが、これを使われる患者さんは多くないと思います。
実際問題として3本うたないといけません。それもそれで大変ですね。

⑤注射方法
私はエムガルティは普通の注射の方法で選んでいます。
一般的にはオートインジェクターといって機械的に注射するやり方が圧倒的に多いようです。

同じ方法はアイモビーグでもオートインジェクターという方法です。
一方、アジョビは一般的な注射のみです。
アジョビのみが1.5mlで残り2剤は1mlですので、アジョビが少し量が多く、時間がかかります。

この点については患者さんにとっては大きな変化ではないのかもしれません。
(すいません。私は打たれたことがないのでわかりません。)

エムガルティが既に全国で5000人ほど使っているデータがあるようです。
当院でも30人ほど使っております。

本日までにアイモビーグ1人・アジョビ3人使用しております。
今後は、エムガルティだけでなくアイモビーグ・アジョビを使われる人が増えていきますし、
それぞれの薬剤同士での切り替えケースも増えていくと思われます。

まずは一人でも多くの片頭痛患者さんの痛み/苦しみ/悩みが改善されることを祈ります。
また、少しずつ情報発信していきます。

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使用経験

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エムガルティ発売されてから、このブログへの訪問者が大変増えていて、初めてコメントを寄せて頂く人もいらっしゃって大変嬉しい限りです。

今週までで4回ほど「エムガルティ」関連の講演会に呼んでいただいて、お話もさせていただきました。
一部の頭痛専門医以外では、なかなかハードルが高いようで、メーカーにお尋ねしますと、あまり使用実績は伸びていないとの話しも頂いております。

大事な事なので繰り返します。
「値段を除いてエムガルティは片頭痛患者さんの片頭痛を減らし、程度を軽くさせ、日常生活の満足度を上げます。」

もちろん片頭痛患者さん全員が使えるわけでもありません。
使う医師側の要件もあります。
①一定の臨床経験がある ②頭痛学会・脳神経外科学会・神経内科学会の専門医もしくは総合内科専門医の視覚
③MRI検査ができる。もしくはMRI検査を他の施設でやる医療連携がとれる。
という処方する医師側の要件もあります。

また患者側の要件としても
①片頭痛の診断があり ②1ヶ月平均4日以上の片頭痛発作があり ③デパケン・ミグシス・インデラルなどの予防療法を行っても症状が改善しない、もしくは副作用などで使えない。
この条件を満たす患者さんでないと使えないという要件があります。

多くの片頭痛でお困りの患者さんは、少なくとも患者側の要件は満たされているものと思います。

当院の使用実績をパワポにまとめてみました。
現在までに14人の患者さんに使用しています。
まだ1ヶ月使用していないので、結果をお話することができませんが、うち2人の患者さんとはコンタクトがとれて、何れも使用して2週間以上経過して、まだトリプタンは使用していないとの報告を受けています。

「オードリー」の若林さんと同じような結果のようです。
当院では片頭痛治験患者さんを3つの会社で50人以上を経験していますので、エムガルティ使用を希望される患者さんは比較的に多いと思いますが、上記のように治験経験者以外も使って頂いているのが現状です。

また使用結果や感想については、このブログでお伝えしていきたいと存じます。

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2018年 1回目の頭痛日記は「片頭痛を予防するdevice」の紹介です。

以前も一度ご紹介したcefalyの進化形です。

電子パルスで三叉神経の上部を刺激して、片頭痛を防止する米CEFALY Technology社の「Cefaly II」は、FDA(米国食品医療品局)の承認を受けた医療機器になります。

USB充電対応のバッテリーを内蔵し、外出先でも手軽に利用可能です。

利用時間は1日に1回20分間。

同社の臨床試験では、片頭痛発作が54%減少、患者の頭痛薬消費量を75%減少しています。

副作用の発現頻度も4.3%ということで、非常に魅力的な医療機器になります。

対象は18歳以上で、現在はアメリカのみで発売されていて、価格は本体が349ドル(約3万7400円)と比較的安価です。

20回利用できる電極パックは3個セットで25ドル(約2700円)です。

購入の際には、医師の処方箋が必要なために日本からの購入は難しいのが難点です。

アメリカのFDAで認可されているものですから、大きな問題はなく、効果も比較的にしっかりと保証されているもののようです。

私も可能なら並行輸入したいのですが、現時点では難しいので、何かいい方法はないか思案中です。

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先週に続いて片頭痛の予防薬についてです。
一般名で塩酸ロメリジンといいまして、MSD社から「テラナス」、ファイザー社から「ミグシス」という商品名で発売されています。

当院ではミグシスをつかっていますが、実は「テラナス」の販売が中止されるようです。
薬価が安くて商売として成り立たないようです。
ただ「ミグシス」の販売は継続されますので、今まで「テラナス」で内服されている患者さんは「ミグシス」に変更して頂ければ問題ないようです。

片頭痛の薬は一般的に高いという印象ですが、予防薬はおおむね安いものばかりです。
当然、毎日服用しますので高いものでは負担が大変なことになります。
もちろん患者さんにとっては、少し高くても片頭痛が全くおこらなくなる予防薬があれば決して高くはないものになりますが、残念ながらそういう薬はありません。

「ミグシス」・「テラナス」ともに副作用でこまることはあまりないので大変使い安いくすりではありますが、デパケンと比べると効果は落ちるところです。
しかし、上手に使うことで片頭痛の程度・頻度は軽減しますので今後も引き続き「ミグシス」で使われていくものと思います。

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さて今日は片頭痛の予防薬の第一選択薬となっているデパケンRについての話です。

ここ最近続けて2回、予防薬としてデパケンRを処方使用として患者さんから断られました。
頭痛学会でもデパケンRを妊娠可能年齢の女性に投与すべきかどうかでは両方の意見があります。

つまり先生によっては妊娠の可能性のある女性には使うべきでないという意見です。
理由は内服していると妊娠の際の奇形発生のriskが高くなるからです。ただ一般的には高容量は使わず、低容量しかつかいませんので、あまり問題になることはないと思われるのですが、妊娠・出産についてはより慎重にの先生方にはあまり評判がよくないということです。

私は、妊娠可能年齢であっても十分にriskを話して、相手に許可を得て使うべきだと考えています。

デパケンRは脳の神経細胞をしずめる作用により、脳血管の異常な運動がおさえられ、片頭痛が起こりにくくなるとされています。
もちろん、使うケースは①片頭痛の回数が多い ②片頭痛の程度が強い ③発作の頓挫薬がききにくい

このようなケースで使われます。予防的に定期服用することで、発作回数の減少、前駆症状の軽減、また発作治療薬の減量がはかれます。

私は事前に十分説明し使います。最近の患者さんは当然ながら自分の処方された薬を綿密に調べる患者さんも多くいらっしゃいますので、事前に説明なしで処方するとトラブルの原因になります。

ですので、後でトラブルになることはないのですが、事前に断られる場合があるのです。
それほど心配な薬だという認識はないのですが、「てんかんの人の内服する薬を頭痛ぐらいでなんで内服しないといけないのか?」ということを言われるケースがあります。
もちろん目の前で言われるケースもあれば、「え~信じられない」とまでいわれたことも過去にはあります。デパケンという薬にあまりいい印象を持ってないから仕方ないのかもしれません。

効果のほどを説明しても最初のハードルが上がりすぎていて、下がらないので結局は効果の落ちる薬かもしくは内服しないということになります。もちろん、自分自身が納得できない薬を内服しても、改善するものも改善しないは自明の理です。

眠気・だるさ・食欲亢進などの副作用はあるものの非常に使いやすくて、効果も上がる薬なので、そこらを是非理解していただきたいと切に願うものです。

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