カテゴリ: 頭痛の研究会・講演会

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皆さんの地域ではいかがでしょうか?

私のいる福岡県では毎日20-30人の新規の新型コロナウイルス感染症の患者さんがいて、合計500人を越えています。

そのため当院でも来院される患者さんが新患で5割。1日トータルで2割ほど減っています。

うちは内科ではないので、発熱の患者さんなどはいらっしゃらないのですが、不要不急の要件がないかぎり来院されないということだと思います。

飲食・ホテル・電車・飛行機など昨年比9割減などという業種もありますので、まだまだ恵まれているんだと感じております。

そんなこんなで学会・研究会が今年2月以降ほとんど中止・延期になっています。

例えば日本脳卒中学会は3月でしたが延期され、8月になりましたが、現状では中止の可能性が高いと思われます。

また、例年5月GW明けに行われる脳神経外科コングレスも8月に延期されてはいますが、これも開催はかなり難しいものと予測しております。

そういう状況で第48回日本頭痛学会総会ですが、11月の予定なんですが、現状ではどうでしょうか?!
そもそも医師が3密(密閉・密集・密接)である学会会場に缶詰状態で存在すると、クラスターになりやすく、なった場合は全国に散らばり、かつその医療施設の休止・閉鎖に追い込まれる状況になりますので、4月の段階で11月を想像するのもおかしいですが、なかなか現実的に開催は難しいものと推測しております。

もちろん、何よりもこの新型コロナウイルス感染症が収まっていくのが一番なんですが、ワクチンが使えない状況では、まだまだ難しいと思われています。

いろんな状況を鑑みても、早く収束することを切に切に願っている次第です。


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世の中、コロナウイルス感染症一色で仕方ないな~と思います。当院もなぜか2月中旬あたらいから患者さんが少なくなり、3月になって、より顕著にその傾向が続いています。

さて、そんな中で3月15日(日)福岡市天神の大丸エルガーラホールで「頭痛」市民公開講座を予定していましたが、中止となりました。

私以外に2人の先生がお話になる予定で、600人ほどのお客さんが来られる予定だったのですが、中止となりました。大変残念です。

折角ですので、披露できなかったので、ここで披露させていただきます。
片頭痛はなかなかきちんと診断されない頭痛の代表的な疾患です。
以下の項目5項目以上有れば、片頭痛の可能性が高く、項目が多ければ多いほど確率が上がると思います。

① 40歳より以前から慢性的に頭痛がある

② 家族に同じような頭痛の人がいる

③ 早めに鎮痛剤を内服しないと効かないことがある

④ 頭痛がおこる前に、前兆を感じる

⑤ 妊娠中は頭痛は比較的楽だった

⑥ 頭が痛い時に光・音・匂いなどに敏感になる

⑦ 頭が痛い時に肩甲骨~首筋~肩が張っている

⑧ 頭痛の時には、動くと悪化するので横になりたい

⑨ 天気が悪くなる前・月経前・排卵日などに頭痛が多い

⑩ アレルギー性疾患(鼻炎・副鼻腔炎・ぜんそく・花粉症)がある 


さて、皆さんいかがでしょうか?いくつあてはまりますか?
女性を意識して作っていますので、男性なら10項目中8項目しか使うことができませんが、半分以上あてはまれば片頭痛の可能性が高いと思われます。

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本日はタイトルのような話題です。
神戸で行われた第46回日本頭痛学会からの報告です。
私は残念ながら、この講演聞いていないですよね~。残念です。

外来で頭痛を拝見していて、1-2年に1人くらいの割合で、頭痛という名の「緑内障発作」を経験します。

「緑内障発作」の頭痛は(丗Δ量椶妨其匹靴討い襪海函´頭蓋内にCT・MRI検査で頭痛をきたす疾患がないこと 8える範囲で充血などの目の異常所見はなくてもいいが、触診で眼球の圧が高いことなどで診断可能と考えています。


「眼疾患による頭痛」として5つの疾患(急性緑内障、屈折異常、眼球斜位あるいは斜視、眼球炎症性疾患、眼窩滑車部炎)が挙げられる。

 その中でも、特に急性緑内障発作は急激な眼圧上昇に伴って眼痛や頭痛が出現し、治療が遅れると数日で失明に至ることがある疾患です。早期治療により深刻な事態は回避できるため、早く発見することが非常に重要です。
 悪心・嘔吐が強い症例では、眼科以外の診療科を受診することも少なくないため、他科でも急性緑内障発作を見抜く必要があります。

 ということで、川崎医科大学眼科教授の三木淳司先生のお話です。

 急性緑内障発症の診断は眼圧、視野、眼底検査などで行うが、光を当てても縮瞳しない瞳孔の散大や充血などでも見当をつけることが可能で(写真参照)、眼圧の上昇は触診による眼球の固さでも感知できる。

 急性発作を起こす緑内障は隅角が閉塞しているタイプに限られるが、40歳以上の日本人の5%は緑内障に罹患していると考えられており、決して珍しい疾患ではない。
 眼科領域で用いられている戒め「人を見たら緑内障と思え」を紹介し、注意を促しているとのことです。

 炎症性眼疾患でも眠れないほどの強い痛みを生じることがあります。

 強膜炎など眼球の外膜に生じる炎症は充血が顕著で、結膜炎との鑑別は難しいが眼疾患であることは把握しやすい。

 一方、眼球中膜に生じるぶどう膜炎では充血は軽度で、眼底に炎症が起きる後部型ぶどう膜炎では頭痛か眼痛かの区別がつきにくい上、視力的な予後が悪い。

 正確な診断は眼科専門医が担うべきだが、他科の医師でもその頭痛が眼疾患に由来するか否かは問診や眼の観察で推定可能である。視力障害から患者を救うためにも、眼疾患による頭痛に目を向けてほしいと話している。

頭痛なのに眼科?と思われる人も多いかと思いますが、意外に密接な換券性ありなんです。

頭痛は奥が深いです。

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2018年このブログで最終回になります。
2018年も毎週木曜日にupしました。今年はトータル52ネタです。

開設丸11年。トータル618ネタ。現在までに24万人もの人に訪問していただいております。
この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

本日はこのネタです。
これは先日行われた第46回日本頭痛学会の協賛企業でもありますイーライリリー社が設置しているものを写メってきました。

日本でも同じような調査を以前、net上ですが五十嵐先生がやってありました。今回のデータはアメリカです。

1)片頭痛と診断された人が1ヶ月で痛みが無かったのが15.4日。痛みのためにやりたいことができなかったのが6.9日

2)片頭痛出ない人は片頭痛の痛み・苦しさを91%は理解できていない。片頭痛患者の62%は学校・仕事場で隠そうとしている

3)片頭痛患者の68%は片頭痛のために仕事がスムーズにいかない。82%はいつ発作がおこるかのストレスに悩まされている。

4)片頭痛患者さんならびに周囲にいる人は、72%が火事や育児が十分にできていない。90%の周囲の人が片頭痛患者のちからになれないことがふがいないと思う。

思った通りの結果です。
片頭痛患者さんの叫びが伝わっています。

よく外来で、軽い頭の痛みの人が「片頭痛がちょこちょこあって・・・」とでも語れば。そんなに激しい頭痛があって動けなくなったり、吐いたりするんですか?と尋ねます。

そうすると、「いやいや片頭痛だから、そんなことはありません。」と答える人の多いことです。

片頭痛=片側の軽い頭痛という認識の人が多く、片頭痛=生活に支障があある激しい頭痛だと認識されいないのです。
必ず私はそういった人に「それは片頭痛ではありません。」とハッキリ言うようにしています。大人げないとも思いますが、そういった誤った認識が周囲にいる片頭痛患者さんの障害になりかねないからです。

ある意味「イタチゴッコ」なのかもしれませんが、それを行っていく使命があると考えています。

来年もそんな片頭痛患者さんの代弁者となれるような「大人げないこと」をしていこうと思っています。(笑)

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前回同様片頭痛を予兆期でどうにかしたいをお届けします。

郭先生の言う予兆療法の定義は
(卞痛の予兆を自覚した時のみ行う
頭痛発作が出現してからは行わない、
M獣絈屠〇楾垳紊貌痛が出現した際には、いつもの急性期治療を行う
ど要に応じて予防療法と併用することもOK!
となっています。

つまり現在片頭痛で通常の治療は今まで通りしてもOK!だということです。

そこで片頭痛はめまいを併発しやすく、天気が悪くなる前に頭痛もめまいもという経験をされた患者さんも多くいらっしゃると思われますが、予兆の際にセファドールという抗めまい薬を使ってみるということをされています。

理屈としては「気圧の低下を内耳で受信して前庭神経を介して片頭痛発作の引き金となる」という理論です。

セファドールという薬は、循環改善作用と前庭神経路の調節作用があるとされ、めまいの原因となる末梢前庭からの異常な信号を前庭神経核及び視床下部のレベルで遮断し、平衡系のアンバランスを是正する作用を持ちます。

そこで334人の片頭痛患者の中で
(1)予兆がある(332例)
(2)天気悪化によって頭痛発作が誘発される(236例)
(3)めまい症がある(265例)
という3つの条件を満たす111例にセファドールによる予兆療法を施行し、検証してあります。

 結果として73人のうち
1)2回に1回以上阻止できたのが48%
2)2回に1回未満とやや有効だったのが38%
3)無効だったのは14%
4)86%にあたる63例で頭痛発作を出現前に阻止することができた
5)予兆療法により頭痛が軽減したが26例(36%)
6)やや軽減したと回答した患者が28例(38%)

ということです。
定期的な服用では無く、野球で言えばリリーフピッチャーのようにピンチになる前で危険な芽を摘んでしまうと言う話しだと理解してください。

以前、郭先生に質問した債には他の抗めまい薬にも同じような効果が期待できるとのことです。

私は個人的には天気が悪化する前に片頭痛がおこることが多い患者さんで、予兆・前兆から頭痛までの時間がかかるタイプの患者さんなどでは有効な方法と考えます。

今使っている予防療法やトリプタン・鎮痛剤などの急性期療法も平行して使えて、かつ値段も安い薬剤というところがストロングポイントだと考えています。

一度ご検討下さい。

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