カテゴリ: 子供の片頭痛

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前回に引き続き、熊本で行われた脳脊髄液減少症と起立性調節障害の研究会についての報告です。

前回、脳脊髄液減少症についてお届けしましたので、今回は起立性調節障害についてです。

まずビックリしたのは、日本やドイツには起立性調節障害という言葉がありますが、アメリカ・イギリスでは同じ言葉はなく、違う言葉で表現されているというのにはビックリでした。

診断については概ねガイドラインに記載されていて、私自身も診断に悩むケースは少ないようです。

今回の研究会でいくつかのポイントで取り上げられました。

。錬弔梁腓な問題は「朝起きられない」ことによる登校できないという問題

これにつきましては少し考えを改めるべきで、そもそも「朝起きられない」のではなく、「夜眠れない」ことを問題点とすべきであるという提案。

まさにその通りで、患者さんに聞く際に夜は何時までも起きていられますか?苦になりませんか?と尋ねると必ず苦にならないと答えます。ですから「起きられない」のではなく、「眠れない」ことを問題視すべきであると話されていた。

大変ごもっともな提案である。

⊆N鼎砲弔い討任垢、OD患者さんの多くは中学生~高校生でありますので、睡眠剤の使用は控えていて、睡眠のリズムを改善させる「ロゼレム」を使うことがあります。
この研究会でも「「ロゼレム」を使うことを勧めてありました。

また、「補中益気湯」という漢方も勧めてありました。特に入眠困難例に対しては「ロゼレム」+「補中益気湯」の併用が効果を示すことが提示され、大変興味をもったところです。

もちろん薬だけで眠れるとは思ってませんし、それ以外に眠るための環境作りが必要です。

また同時に、起きてからの行動についても併せて対応する必要があると思います。
私は以前も書きましたが
(親釗Φ抛釮箸發坊茲泙辰浸?屬傍きる。
朝ご飯を食べる。
ソファなどに座ったり、横になったりしない
どず決まった運動をする。

このような行動を併せて行うことで、睡眠のリズムを作っていくことが大事と考えています。

もちろん、それだけでうまくいくことばかりでないことも重々承知していますが、こういうことを組み合わせていくことが肝要だと思います。

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今週も先週に続いて片頭痛の研究会の話題からです。

当院には起立性調節障害で起きられない。学校に行けない。頭痛もあるという患者さんはいらっしゃいます。

また本当は不登校なんでしょうけど、その原因として「頭痛」があるというケースもあります。

実はうちにも「不登校」がいます。
頭痛を麻から訴えることもありますが、基本は不登校です。
小学校6年生です。今回が初めてではなく、以前もあってまた・・・なんです。

私は基本的に見守るだけですが、ちょいちょい嫌みを本人にはいいます。


研究会では小児片頭痛の大家の先生からも「サナギが蝶になるには時間がかかります」と周囲に心を打ち分けることができる家族以外の信頼できる大人を見つけて下さいと話されました。

そうこうすると先日、当地の新聞にも同様の話題が載ってました。

もともと引きこもっていた人が現在は研究者になっていらっしゃって、こういう子供たちへのアピールをされていて、同じような内容の文章が掲載されました。

すぐに解決したい。すぐに解決しようと思っていると、それはなかなか難しく長期戦になることが普通です。

何食わぬ感じで元の生活に戻れる人もいれば、結局うまくいかず引きこもりみたいになるケースもあります。

私の所にくる患者さんには自分の経験を伝えるのでは無く、自分も同じような子供を持つ親であることを伝えます。
そしてできることを一緒に探していくことを始めます。

何かのきっかけで一気に変わっていく子供さんを拝見してきているので、何かとっかかりを見つけたい。その一心です。

答えのない、何も得るものも無い話になりました。
暗中模索そんな日々です。


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今日は再び最新の研究報告からです。
頭痛学会総会でも小児の片頭痛についてお届けしたのですが、今回も小児の片頭痛に対する成人の片頭痛予防薬についての報告です。
タイトル:Trial of Amitriptyline, Topiramate, and Placebo for Pediatric Migraine.
雑 誌:N Engl J Med. 2016 Oct 27.
著 者:Cincinnati Children's Hospital Medical Center Dr. Scott W. Powers

片頭痛を有する小児および思春期の若者に対するトリプタノールまたはトピナの24週間投与は、プラセボに比べて頭痛および頭痛関連障害の予防効果を示せず、むしろ有害事象が増加したという報告です。

 小児・思春期の片頭痛は頻度が高く、アメリカの患者は600万人にといわれている。
その多くは成人期も持続し、社会経済および個人の日常生活への負担が大きい。しかし、米食品医薬品局(FDA)によって承認された12歳未満の小児用の片頭痛予防薬はない。

 この試験では、片頭痛を有する8~17歳の小児・思春期の患者を成人で片頭痛予防効果が示されている2剤〔抗うつ薬トリプタノール(1日1mg/kg)と抗てんかん薬トピナ(1日2 mg/kg)〕を投与する群、またはプラセボ群のいずれかに2:2:1の比率でランダムに割り付けた。 
 主要評価項目は24週間の試験期間のベースラインから28日間と最後の28日間での頭痛日数の50%以上の相対的減少。副次評価項目は頭痛関連障害、頭痛日数、24週間の試験完遂率および治療中の重大有害事象とした。

 結果として予防効果はトリプタノール群・トピナ群・プラセボ(偽薬)群3群間に有意差はなかった。

 有害事象は、全体で計272例852件(アミトリプチリン群301件、トピラマート群419件、プラセボ群132件)報告された。
 プラセボ群よりも有意に実薬群では有害事象が増加していたために、試験は途中で中断されています。
 
 この結果をうけてDr.Powersらは「試験の対象は8~17歳で、反復性および慢性片頭痛が含まれているが、今回の結果から小児用の片頭痛予防薬について再検討される可能性が示唆された」と述べている。

 日本では小児片頭痛の予防薬としては、一般的にはペリアクチン・デパケン・ミグシスなどが使われることが多く、トリプタノールやトピナはあまり使われていない印象です。(全国データがないので詳細はっきりしませんが)
 しかし、2剤の効果がなかったことは非常に残念な結果です。
 
 選択肢は多ければ多いほどありがたいわけですので、これからの小児片頭痛の予防薬を考える上で大変意味のある論文と考えています。、

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前回は小児の片頭痛の発作時の治療についてお届けしました。
昨年頭痛の診療ガイドラインが変更され、その内容を中心にお届けしました。
今回もガイドラインの内容を中心に予防治療についてお届けします。

基本的には小児の片頭痛で予防治療が必要な人は大人に比較して大変少ないと思います。
私自身は大人同様
①片頭痛の回数が多い 
②日常生活支障度が大きい 
③発作時の治療の効果が薄い

この①から③の人だと思います。
もちろん予防療法が必要な人には純粋な片頭痛ではなく、起立性調節障害・発達障害・精神的要因などが混在している人に多い印象です。
ですから、予防治療をする前に、なぜそのように回数がおおくなっているかという原因をしっかりつかむことが大事だと考えています。

では、それでも予防治療をというとペリアクチンを処方することになります。
これは以前からあるタイプの抗アレルギー剤です。
少し眠気がありますので、2-4mg1x就寝前投与で、4-8mgまで増量可能です。
眠気がなければ増量可能と考えます。

後使うものとしてはデパケンとなります。量としては200mg1x就寝前投与でいいと思います。
年齢的に下の方だとペリアクチン。比較的高学年ですとデパケンを選択することが多いようです。
もちろんご両親には十分な理解が必要になります。
片頭痛なのに、なぜ抗アレルギー剤? もしくはてんかんの薬?という疑問の声にもしっかり答えた上で使用する必要があると考えています。

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 今日は珍しく小児の片頭痛についてです。
今週た立て続けに他のクリニックで診ていただいていたと言われる患者さんを拝見することがあって、整理かたがた情報発信にもなればと思っています。

 子供だって片頭痛は痛い。しかし、大人のように長い時間ではない。おおむね3時間から半日というのが持続時間としては最も多いと考えます。翌日までは引っ張らないことが大半ですが、2次性徴を迎えれば基本的には長くなると思っていただいていいようです。

 では痛いときは①カロナール(アセトアミノフェン) ②ブルフェン(イブプロフェン)です。
 カロナールは体重10kgで100mg換算です。20kgあれば200mg。40kgなら400mgです。基本的には400mgを超えて内服することはないと思います。
 ブルフェンは3-6mg/kgですので、20kgあれば100mg、40kgなら200mg程度の内服が基本です。

 痛いときの内服はなぜこの2剤なのか?!
 ①安全性が確認できている。
 この2剤は授乳中のお母さんでも服用OK!の鎮痛剤です。

 ②以前からある薬で、各種の報告でも有効性が確認できている。

 では、一般的な片頭痛治療薬であるトリプタンはどうか?
 小児片頭痛の第一人者である藤田光江先生は、10歳以下では効果が薄いので、あまり使用されないと言われています。私も基本的には同様の考えです。
 ただし頭痛の診療ガイドラインでは、イミグラン点鼻もしくは、マクサルトの内服は有効性があり推奨しています。点鼻は子供さんの体重であわせるのが難しいので、私は使いませんし、点鼻後の苦みや鼻の奥がツーンとくる感じが子供には耐えられないと思っています。マクサルトに関しては一般的に20-39kgなら5mgで、40kg以上なら10mg投与とされています。私は中学生以下であれば体重の如何に関わらず5mg投与の処方をしています。

 いずれにしても使い方は、いつも同様に ①なるべく早く服用する。 ②十分量服用する。
です。子供だからならべく我慢させるという親御さんもいますが、それはやってはいけないと思います。長い時間痛むわけではないので早めの内服で、最初から十分な量を服用させるのが大事なことだと思います。
 

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