カテゴリ: 子供の片頭痛

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週末、東京で会った「頭痛フォーラム2019」に参加してきました。

そこの会場で「頭痛の日」のポスターがupされましたので、先週のブログ内にupしました。

今回の頭痛フォーラムはガイドラインの変更点の説明や、古くて新しいテーマ「片頭痛とてんかん」の関連性・難治例に新規発症持続性連日性頭痛と内容豊富な研究会になりました。

今回の注目点は東京都済生会中央病院小児科の荒木先生の「小児・思春期の頭痛」でした。

やはり以前も書きましたが、いろんな病態が絡み合って、かつ「不登校」というものも隠れています。

最近の新聞でも全国に不登校児童の数が潜在性の児童も入れて約10%という数字が出てビックリしました。

なにがしかのメンタルな要因が多いのでしょうが、それを身体化といって体の症状に置き換えて訴える児童もいます。

その中で多いのが「頭痛」だと思われます。

また起立性調節障害(以下OD)もいます。

このような児童は大変難渋するケースが多く、数件の医療機関(小児科・内科・心療内科・脳神経外科)を経由するケースも大変多いのも特徴です。

いつの間にか治っていくというケースも多くあります。
患者さん・家族にも理由はわからない。我々医療側も全くわからない。
でも治っていくケースがたくさんあります。

時間を経て、直接本人に尋ねてもわからないと答えることが多いようです。

ですので基本は非薬物療法なんです。
児童にたくさんの内服薬を処方されるケースも見られますが、非薬物療法から始めて行ってそうなってしまうことも重々承知しております。

でも非薬物療法なんです。
前も書きました。「早寝・早起き・朝ごはん」です。

簡単な起立性調節障害は単に眠る時間が遅くなって起き上がれないのです。
ですから定時就寝・定時起床が原則です。

明日が学校であろうと休みであろうと定時就寝・定時起床です。

起きたら座らない。動く!
できれば家の周りを散歩していただくなら最高です。
動くと頭も体も目が覚めます。そうすると胃や腸も動き出し、ホルモン類も活発にでてきて、朝ごはんも食べられるようになるのです。

もちろんそうなるためにも定時就寝・定時起床です。
その前段階として、寝る2時間前からゲーム・パソコン・スマホの禁止です。
ブルーライトが前頭前野を刺激して眠りにつかせないようにするからです。

このような非薬物療法を行いながら患者である児童ならびに家族の指導をしていくことこそが近道だと考えます。


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11月15日・16日に行われた第46回日本頭痛学会に参加してきましたので、報告かたがたお伝え致します。

実は学会前日に風邪を引いたみたいで体調も思わしくなく、神戸のホテルで悪寒と戦っていました。
そんなこともあり、今年は1日のみの参加となりました。

まずは自分の発表ですが、朝の早い時間・少し離れた会場ということもあってかオーディエンスもまばら。座長の先生のテンポよい進行と質問でリズム良く、セッションの最後だった私の所まできました。
時間も十分でしたので、少しゆっくりと話し、無事に発表も終了です。

この1日で聞いたことは大きく2つです。
‐児の頭痛 
⊃靴靴ぜN屠々CGRP療法
についてです。

小児の頭痛。なかなか難儀な話です。

小児の特徴は常に成長・発達していることである。

すなわち、心身ともに未熟であるという認識を常に持って接する。

筑波学園小児科の藤田先生のお言葉ですが、小児科医以外の医者にとっては簡単なようでやはりなかなか難しいものです。
言葉で理解するのと実践するのとでは大違いなのです。

1)葛藤・ストレスが身体化症状として出現しやすい。
2)強い痛みの記憶が持続することがある。

金言です。この2つが子供さんの頭痛を診る上では大切なポイントになってきます。

小児科領域の痛みで最も多いのは「頭痛」です。

大人は男性が々?法´肩こり F痛 女性が仝こり 腰痛 F痛の順番です。

子供さんにも片頭痛があります。
突然始まって、突然終わるとも言われていますが、目の前が「キラキラ」といった大人で言う片頭痛の前兆は少なく、
“莽感 気分の変調 首コリ い△びといったことが前兆になります。

頭痛の持続時間はそれほど長くないのが一般的です。

治療法については、まずは薬物療法ではなく、非薬物療法を主体に考えることです。

ヽ亮造平臾押´▲屮襦璽薀ぅ箸寮限も現代の子供さんには必要だと思われます。

あとは「早寝・早起き・朝ゴハン」です。

この生活リズムの徹底は本当に大事な問題と考えます。
大人の片頭痛患者さんにとっても生活の一部を見直すだけで、著明に片頭痛の回数が減ることを経験します。

藤田先生の講演はいつも身にしみます。
あくまでも常識的で教科書的ではあるのですが、言葉の中に新たな発見があり勉強になります。

片頭痛・発達障害・不登校・家庭環境・・・
大人以上にclearにすべき問題が多いのが小児の頭痛です。


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本日はこのテーマでお届けします。

私の次女は「不登校」です。

現在、中学1年生ですが保育園の年長さんで4ヶ月ほど登園しない時期がありました。
そこからは、何がキッカケになったかわかりませんが強引に保育園に預けたら、最終的に普通に保育園に行きるようになり、卒園もできました。

小学校は、5年生までは一応登校できました。ただ5年生の最後あたりから怪しい行動はありました。
そして6年生になってから、なかなか難しい状況です。
中学になりゴールデンウイークまでは何とか登校できていたのですが、ここからまた急に登校しないようになり、現在はトータルで半分くらいしか登校していないような状況です。

ケンカにもなれば、大声もお互いにあげる関係にもなりました。
週末は、普通の次女に戻りますが、週が始まると日々戦いです。

自分たち夫婦に何か足りない、何かおかしいと思う事もあります。
また、人間としての修練が足りない。成長できるチャンスをいただいたとわざとpositiveにとらえたり、前を向く努力をしたり・・・。

不登校の本を読んだり、不登校新聞を読んだりと・・・。
それでもうまくいかず、雨はいつかやむ。夜は終わり朝を迎えられると思って日々過ごしています。

前置きがながくなりました。
このような現実があり、一番の救いは保健室の先生が大変好意的に対応してくれていることです。
我々親子(主は娘と妻)だけでは煮詰まってしまって議論が前に進みません。

ところが第三者である養護教諭の先生がいらっしゃることで、周りも見え、お互いの折衷案を提示し少し前を向けるという状況を作っていただいて大変感謝しています。

私自身は直接対応していませんが、養護教諭の先生の話を聞くと、「頭痛」x「不登校」が結構いるという話しを聞かせていただいた。
養護教諭も「不登校」「片頭痛」「起立性調節障害」などの知識を十分理解しないといけない現実がああり、どこから学べばいいのかという話になり、そんな中で「小児の片頭痛」の第一人者である藤田光江先生の本について紹介します。

ますは下記のHPからでもとべます。
https://www.zutsuu-kyoukai.jp/%E9%A4%8A%E8%AD%B7%E6%95%99%E8%AB%AD%E3%81%A8%E6%95%99%E5%B8%AB%E5%90%91%E3%81%91%E8%B3%87%E6%96%99/

または日本頭痛協会のHPからも飛べるようになっています。
「知っておきたい学童・生徒の頭痛の知識」という小冊子です。入門編と言うにはピッタリなものになります。

藤田光江先生はそれ以外にもいくつかの本もだしていらっしゃいます。

topにだしている本は「子どもの頭痛 頭が痛いって本当だよ」という単行本です。5年前に出された本で、今は新品の販売はないようで、AMAZONで中古品の販売があるだけですが大変参考になるものです。

それ以外にも今年4月煮出された「小児・思春期の頭痛のみかた これならできる!頭痛専門小児科医のアプローチ」という本があります。内容は少し専門的ではありますが藤田先生らしい本になっています。3240円と決して安い本ではないですし、一般の書店で手に取れる本ではないので、立ち読みという訳にもいかないのですが、興味のある方にはと思っております。

最後に個人的には夏休みまで3週間です。娘が少しいい方向に進んで欲しいと願うばかりの日々です。

養護教諭の先生には大変感謝しておりますし、これからも何卒宜しくお願いしますという気持ちでいっぱいです。

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本日は前々回書きましたように片頭痛のお子さんをもつお母さんから

多分に不登校の可能性のある子どもが頭痛を訴えていて、本当に頭痛がひどいかどうか?
体温みたいに、これくらいなら学校に行くのは止めようかというスコア化できるようなものはないのか?

難しいんですよね。 単純に書けば「ない」です。

そんなに簡単ではないですね。

我が子も片頭痛+やや不登校傾向なんですが、我が子を見ながら思い、うちでやっていることを書けば

~案釮ら何かの変化を感じておくです。

身体の疲れがいつも以上ではないのか? 食事量? 睡眠量? 月経の始まり・・・?
翌日の学校であるイベント? 友人関係? 宿題・テスト?

いろいろありますよね。親御さんは事前に何か感じることがあるようです。

early workです。

前日から早め早めの対応を取るです。眠るのも早めに勧めてみます。
いつも起きる時間より少し早めに起こしてみて、状況を見てみることは大事です。
問題なければ、そのまま登校準備すればいいからです。
時間の余裕は心の余裕に繋がるです。

2燭おかしければどうおかしいか?考える。

子どもさんだから熱を測るのも一つです。
熱があれば感染症の可能性も考えないといけないからです。
熱が無ければ食欲・吐き気・頭痛の有無をみて、頭痛があるようなら早めにいつもの薬を内服・横にするです。

早めに動くので少し横になる時間ができます。早めにいつもの内服をしてみて、横にして最大限時間を取って、学校に行く準備を代わりにしてあげるのもいいことだと思います。
行く予定で準備するです。

い世い燭い慮擎未鮨劼佑堂?韻あるようであれば登校を勧めるです。

先生に連絡したり、調子が悪ければ先生に伝えるように話して登校を勧めるです。
とにかく行くことを勧めて、駄目なら保健室・迎えにいくこともできる提案をして登校を勧めます。

あとは、そこからうまく学校で過ごされば、本人の自信にもなりますし、帰ってからwellcomeな姿勢を伝えてあげれればなおいいのではないかと思っております。

通常は当院でもこのようなアドバイスをしています。

ただし、うまくいくことばかりではありません。日々方法を考えて、子どもさんと向き合うようにしています。

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本日は小児の頭痛に対する根本的な考え方についてお届けいたします。

当院でも小児の頭痛患者さんを拝見することは多く、近隣の小児科の先生からご相談していただくこともよくあります。

多くは本人というより、ご両親が脳の病気に対する不安があって、MRI検査などで明らかにして欲しいという目的が多いのですが、中には頻回な頭痛でというケースもあり、そのようなケースでは治療に難渋することも珍しくありません。

私は、懇意にしている神経疾患を専門にしている小児科の先生で、頭痛をよくみていらっしゃる先生から「二次性徴を迎える前の小児の頭痛については、小児科でみてあげるのがトータルに考えればbetterではないか。先生達(我々のような小児科以外の頭痛専門医を指す)が通常診ていただいて、うまくいかないケースはbackgroundに家庭環境・メンタルな要因・発達障害・全身性の諸問題などがあるケースが往々にしてあるので一度小児科にご相談下さい」と以前に言われたことがあった。

この言葉は常に肝に銘じてあり、スタンダードな治療でうまくいくケースでは自分自身でみていますが、スタンダードな治療が功を奏しないケースでは、そのような小児科の専門医にご紹介するようにしております。

例えば不登校であったり、起立性調節障害であったり治療らしい治療がないものもよくよく経験します。また逆に気がつかれなかった消化器疾患だったり、内分泌疾患が隠れていることもあったりして、ハッとさせられた事もございます。

うまくいくケースでは、本当に片頭痛なくなったんじゃないかと思う事にもでくわします。
小児の面白いところでもあります。また、逆に深いトンネルで出口が見えないと思う事もありますが、長い目でみて少しずつ明かりがともすことも多く経験し、大変難しいところでもあります。

小児の頭痛   奥が深いです。 難しいです。  日々勉強です。

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