カテゴリ: その他

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本日は「ヨガと頭痛」というテーマにいたしました。

患者さんの中には「ホットヨガ」を行っている人も多く、この「コロナ騒ぎ」でスタジオが休止されていて、困っているという話しも聞きます。

「ヨガ」や「太極拳」などは頭痛にはよさそう~?!というイメージがありますが、その実はよくわかりません。そんなこんなしていたら論文がありましたので、ご紹介します。

雑誌:Neurology2020 May 26;94(21):e2203-e2212.

著者:
 Anand Kumar(インド)

表題:
Effect of Yoga as Add-On Therapy in Migraine (CONTAIN): A Randomized Clinical Trial

目的:
インドの大学病院単独施設で反復性片頭痛を有する患者114例を対象に、従来の医学的治療とそれにヨガを加えた群で、ヨガの片頭痛治療に対する効果を前向き無作為化非盲検優越性試験で検討した(CONTAIN試験)。


結果:従来の医学的治療群と比べるヨガ併用群では、頭痛頻度、頭痛強度、HIT-6のスコア、MIDASスコア、服用錠剤数で有意な低下が示された。


よさそう~?!というイメージ通りの結果でした。やはりインドならではの論文と思います。

ヨガは自分の身体と向きあい、自分の身体との対話だと言われます。

片頭痛治療もそれに近い物があると思っています。そこにゆっくり時間をかけて、筋肉の伸展を図る操作が悪さするとは思えません。

お悩みの患者さんでは、お試しになってみてはいかがでしょうか?!



COVID-19

全国で緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ新型コロナウイルス感染症と人類との戦いが続きます。
そんな中でYahoo Newsなどでもイブプロフェン(ブルフェン)の使用が予後を悪化するという報告があったために、患者さんからも数人相談がありましたので、それについてのまとめという形で最近の論文について御報告いたします。

雑誌: J Headache Pain 2020;21:38.

著者:MaassenVanDenBrink A, et al. 

タイトル:Headache medication and the COVID-19 pandemic.

内容:頭痛診療に欠かせない薬剤ARBという降圧剤とイブプロフェン(ブルフェン)について、COVID-19診療における問題について説明されています。

①ARBの使用は高血圧を伴う片頭痛患者さんでは、使用することによって降圧効果ならびに片頭痛の程度・頻度が減少するという報告があり、我々も高血圧を伴う片頭痛患者さんの降圧剤では第一選択で使用しております。

高用量のARBが使用された場合のみで、一般的な投与量では生じないと考えられる。
また、ARBがCOVID-19の罹患を促進するという説は現在では否定的でとなる
(N Engl J Med. 2020 May 1. doi: 10.1056/NEJMoa2008975; N Engl J Med. 2020 May 1. doi: 10.1056/NEJMoa2006923)。
したがって、高血圧合併の片頭痛症例においてACE阻害薬やARBを中止することは、片頭痛治療と血圧コントロール両方の観点から望ましくないと述べられている。

イブプロフェンの大量投与により糖尿病ラットの心臓でのACE2発現上昇がされたことから (Cardiology 2015;131:97–106)、イブプロフェンはCOVID-19患者では使用すべきでないと勧告された。しかし、この程度の実験的所見をもって臨床使用を制限することが妥当であるかについては否定的な意見が多い。

NSAIDsを使用するという従来通りの原則を変える必要はないと述べられている。

以上より何れの薬剤についても使用についての問題はなく、何れも安全に使用できると考えていいと思って患者さん達にも説明しております。


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新年度が始まりました。
コロナ感染症の影響で入社式が取りやめになったり、入学式そのものがなかったり、また大学などではGW明けないと始まらない。もしくは当面WEBのみというものも少なくないようです。

3月は入学・就職などで最後の受診の患者さんも増えました。
新天地での病院選びは、いつも書いていますが、日本頭痛学会のHPで地域の頭痛学会専門医を調べていただいて、アクセス・HP閲覧などして受診先を決めていただくように話しています。

4月はそいうことで、よそで片頭痛でみていただいた患者さんが入学・就職などを機に当地へ転居となり、外来でfollow upしはじめることも増えていきます。

そういうことで新天地での環境変化・ストレスへの上手な対応が求められます。
その一番目が上手な医師との関わりかたかもしれません。

医者によって言うことが違う。
これもよく言われる言葉です。仕方有りません。人間が違うので、多少違いがあるのはしかたありません。それも踏まえて新しい先生との良好な関係作りが求められます。

二番目は周辺の環境・職場・学校となります。新たなストレスが引き起こされる可能性があります。
環境は時間が経過すれば慣れていきます。でも、人は難しいです。
いろんな人がいますもん。場所が変われば医者・人も変わります。

そうかこういう周辺環境と上手につきあって、頭痛のおこる回数を減らしていくことが大きなカギになってくると言えます。

これからおおよそ1年は新型コロナウイルス感染症との戦いが続きます。皆さんそう覚悟して下さい。
自粛疲れもありますが、どうぞ先を見て下さい。

コロナ感染症も病期ごとの治療方法がきちんと体系化され、ワクチンが須く日本全土に行き渡るまで、この戦いはしばらく続きます。

明けない夜はないので、人類全ての叡智をふりしぼって戦い抜かねばなりません。
がんばりましょう~!!

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本日は頭痛とは全く関係のないタイトルの話しです。

たまにはこんな話しです。

TVでもネットでも話題になっている東京大学上野千鶴子名誉教授の祝辞です。

全ての話しを聞いてみたいと思い、You tubeを検索しましたら、14分間の挨拶が全てupされていました。

https://www.youtube.com/watch?v=SvGCDL78McE (是非ごらんになってください)

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html(こちらは文章です。)

ここでとりあげられる部位はいくつかあります。賛否両論ありますが、是非抜き取られた部分だけでなく全文を聞いてもらいたいです。

大きく分かれて
|暴?絞漫´⊇?学について E豕?膤悗燃悗屬海箸砲弔い
です。

今から大学で学ぶ若い人にとって最高のいいお話になっています。

私には

仝縮鬚覇?辰燭發里痢休学を繰り返し大学を中退した長男。
∈G、大学院に進んだ長女。
2浪で今年大学に入った次男。
ぞ学校高学年から不登校の中学生の次女。

多種多様の4人の子供に恵まれています。決して順風満帆ではありません。

順風満帆ではないだけに親として先輩として考えること、伝えたいこと、教えていきたいこと、なかなか伝えにくいことがあり、それを一生懸命に伝えようとはしています。でもうまくいかないものです。

この上野千鶴子先生の話には私が子供に伝えたい話が満載です。

その中で2つ

,んばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。

△匹鵑粉超でも、どんな世界でも、たとえ難民になってでも、生きていける知を身につけてもらいたい。大学で学ぶ価値とは、すでにある知を身につけることではなく、これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を身に付けることだと、わたしは確信しています。知を生み出す知を、メタ知識といいます。そのメタ知識を学生に身につけてもらう

抜粋してはダメと冒頭で書きましたが、抜粋しました。

この2点が非常に心動かされるポイントでした。

やはり東京大学ってすばらしい所なんだと、スタートの段階でこような意味深い話しが聞ける素敵な場所と認識しました。

こんな大学に進む新入生に幸多かれと願うばかりです。

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/
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前回の片頭痛に対する脳外科の先生のネット記事にご意見をたくさん賜りまして、誠にありがとうございました。
皆さん同じような気持ちを持たれていて、私自身も大変勉強になりました。
また、患者さんの気持ちに沿えるように努力しないといけないことを痛感した次第です。

今回は頭痛とは全く関係ない話しで恐縮です。
またネット記事を見たので感想かたがた書いていきます。

https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20181028-00102034/

この記事です。なぜタダで働くのか?「無給医」たちの現実 ~医師の視点~

この記事を読みながら私も大学院生の頃、無給医時代が2年間ありました。25年近く前の話です。

まず国家試験を合格して大学病院で研修医になるのですが、その頃は大学病院からもらう給料は月に47000円でした。
半年間は外の病院にアルバイトに行けないので10万円の仕送りをしてもらっていました。
半年たつとアルバイトに行けるようになり、月1回土日の当直のアルバイトと月1回献血のアルバイトに行く事になり、なんとか1ヶ月20万円弱の収入を得ることができるようになります。

1ヶ月の半分近くは当直か病院に泊まる生活でした。
士農工商研修医と言われたものでした。周りもそのような生活でしたので苦にもならなかったような感じです。
研修医2年目の年収は280万円でした。確定申告したときに税理士さんに、「これだけしかもらっていないの?」と言われたのを覚えています。なので税金が10万円くらい戻ってきました。

2年間の研修医を終えて大学院生活が始まりました。
学費が1年に70万円x4年間で280万円です。
毎年なけなしの貯金から70万円ずつ入金したものです。

大学院へ入学したことになりましたが研究生活は始まりません。
普通に病院で働きます。大学では給料がでませんので、人並みに生活できるように外の病院で10ヶ月ほど働きました。そこで貯金して大学病院に戻ってきました。

保険証なし。給料なし。大学病院で働く医者が無保険者ですから今考えるとブラックもブラックです。
給料がないので、予定がないのであれば大学病院で当直します。どうせ病院にいるわけですから・・・
当直すると6000円いただけますので、毎月15日くらい大学病院で当直していました。それで収入9万円です。

それと月に1回、土日に外の病院で当直して研修医の頃のように20万円弱の収入を得て大学院時代を過ごしていました。
1ヶ月に大学病院で働かない日は当直に行く月1日の日曜日だけでした。
当直が15日ですから・・。笑うしかない。一番多くした月は21日当直しました。

時間外手当なんて当時ありません。
なぜなら大学病院の職員ではないからです。
無保険者ですから、大学病院と就労の契約はありません。
言えば勝手に患者さんをみて、手術して、当直してということですので、給料がないから時間外も発生しません。

これで過労死なら、大問題という雇用状況でした。あ~雇用されてなかった。笑
勝手にやっていることなんです。笑笑
でも不思議に思った事なんて一度も無かった。

みんなそんな生活だったから、、。
お金と時間が全くなかった。ずっと病院にいて働いていました。
看護婦さんがかわいそうに思ったらしく夜勤の時に弁当を作ってくれたこともありました。笑
(恋愛感情はお互い無かったから・・・笑)

だけど医者という仕事をして行くには必要な経験だと思っています。
この経験が今の礎になっているのも間違いない。

今の子は自らの権利主張が強いのもいいこともあれば、悪いこともある。
どうなるか?これからの若いお医者さんたち。
いい方向に行くのを願っています。

医師の働き方改革? そんなの無理! 絶対無理!!  笑笑
給料なし・休みなしで働かないと行けないからです。

今はこのような無給医は少なくなったと思われますが、存在するはずです。
一般の人にとってはとても考えられないシステムではないでしょうか?!
ここの世界では当たり前です。これが当たり前の世界では働き方改革なんて絶対できません。
必要悪なんだと思われます。女子入学者差別と同じような感覚がまだまだ普通にあるからだと思われます。

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