今回は顔面の痛み(3)です。
実はたまたまなんですが、今週ある製薬会社の研究会で大学病院の歯科麻酔科の先生が顔面痛についての講演会がありましたので、それに参加してきました。
実はたまたまなんですが、今週ある製薬会社の研究会で大学病院の歯科麻酔科の先生が顔面痛についての講演会がありましたので、それに参加してきました。
たまたま台風が直撃した25日(火)で午前中は直撃でしたが、研究会のあった午後は普通の雨降りでしたので参加しました。痛みの分類・原因・実際の治療と進んでいきましたが、大学病院の先生ならではの細かな研究報告もあり、勉強になりました。ただ我々開業医としては痛みの原因・分類よりもむしろいかに治療するかということが主題なんですが、そこは講演して頂いた先生もcase by caseということでした。専門医でもなかなか難しいとのことです。
ただこの顔面の痛みに関して言えば、通常の鎮痛剤は効果がほとんど無いということは言えるようです。私も経験的に通常のロキソニン・ボルタレン・カロナールといった薬では対応できないとは思っていましたが、講演して頂いた先生も同様の意見でした。
では何を使うかと言えば、やはり抗てんかん薬(テグレトール・ランドセン)や抗うつ剤(トリプタノール・アナフラニール・トフラニール)やリリカといった薬になるようです。
私は個人的には異常知覚・異常感覚があればランドセンを少量眠前投与をします。
またこの部分の痛みをとる主役は抗うつ剤だと思います。ですから私はトリプタノールをmainに使ってcontrolしていきます。通常10mgから始めて、多くても30mgまでとしています。
増量しても眠気だけが強くなるケースもありますので、それでもcontrolできないケースではリリカを追加することでcontrolするようにしています。
私は個人的には異常知覚・異常感覚があればランドセンを少量眠前投与をします。
またこの部分の痛みをとる主役は抗うつ剤だと思います。ですから私はトリプタノールをmainに使ってcontrolしていきます。通常10mgから始めて、多くても30mgまでとしています。
増量しても眠気だけが強くなるケースもありますので、それでもcontrolできないケースではリリカを追加することでcontrolするようにしています。
それで全員がうまくcontrolできるかというと、そうではなくて、最終的には患者さんのメンタルな面と目標値を低めに設定して、満足するようにしていただくことをしています。
十分なcontrolができない現状では、それもまた必要なことだと考えています。
十分なcontrolができない現状では、それもまた必要なことだと考えています。