カテゴリ: 片頭痛の頓挫薬

皮下注
オートインジェクター

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本日は426日に発売される新しい抗CGRP製剤「エムガルティ」についてです。
イーライリリーと第一三共の両方の会社で併売されることになった製品です。

私はもう何度もこの製剤については、このブログ内で書いてきました。

4年前から3つの会社の治験に参加してきましたので、やっとこの日を迎えるんだと万感の想いでもあります。

 

さて金額なんですが、、、、?!

私が思った以上の金額になりました。

 

2剤型ありまして、病院で我々がうつタイプ(写真上)と患者さんが自分で注射(オートインジェクター・写真下)するタイプの2つです。

 

前者が44940円。後者が46165円です。

患者さん負担は3割負担ですので、前者が13482円で後者が13850円です。

もちろん、これに診察代や病院でうつには接種代金が上乗せされます。

 

ちなみにですが、アメリカでは63005円。英国では62100円。ドイツでは57820円ですから日本は他の国よりは安くはあるのですが、にしても高い金額です。

 

加えて、初回は2本打たないといけないわけですから純粋に倍の料金です。

もう既に当院の外来でもお伝えしていますが、なかなか注射しますとは言ってくれません。

 

絶対注射すると言っていた患者さんも「夏のボーナスが出てから・・・」とトーンダウンされていました。

 

治験であたりをひいていた患者さんは効果の程はわかっていらっしゃるので、効果と金額の綱引きになります。

 

もちろん、注射することで極端に片頭痛回数が減る人もいれば、程度は軽くはなったものの頻度は少ししか減らなかった人もいます。

 

個人的には、「今の片頭痛治療に十分満足されていない患者さんには、是非試していただきたい~!」と思っています。

がらりと生活が変わる可能性があるからです。

 

使えるようになってから、患者さんの感想がでてきましたら、また報告させていただきます。

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20170519025658

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以前、ご紹介しましたように「エムガルティ」を始め、今年は3社から抗CGRP抗体製剤が発売される予定で、片頭痛診療が大きく変貌していく「メモリアルな年」になることを書かせて頂きました。

 

一方、治験が済んだ薬や治験中の薬、今から治験が始まる片頭痛治療薬などのラインアップがまだあります。そういう意味では、片頭痛診療はこれから本当に大きく変わっていきます。

 

そこで、今日はgepant(ゲパント)製剤についての紹介です。

 

Gepant製剤 は CGRP 受容体拮抗薬であり、片頭痛急性期治療薬として既に米国などでは承認されています。最近になって CGRP 受容体拮抗薬 atogepant が反復性片頭痛の予防効果を示すことが報告されています。

 

新しい論文のまとめを紹介します。

 

   Croop R, et al. Oral rimegepant for preventive treatment of migraine: a phase 2/3, randomised, double-blind, placebo-controlled trial. Lancet 2021;397:51–60.

 

米国92施設で反復性片頭痛と慢性群発頭痛を対象に本物の薬と偽薬を使った研究が行われています。

結果として、rimegepant の片頭痛治療薬としての有効性が安全性と共に確認された。同じ く CGRP 受容体拮抗薬である atogepant の片頭痛予防効果が最近報告されたが、慢性片頭痛患者にも rimegepant の効果が実証された点は本研究の重要な所見だった。

 

   Goadsby PJ, et al. Safety, tolerability, and efficacy of orally administered atogepant for the prevention of episodic migraine in adults: a double-blind, randomized phase 2b/3 trial. Lancet Neurol 2020;19:727–737.

 

CGRP 受容体拮抗薬 rimegepant および ubrogepant は共に片頭痛発作頓挫作用を示し、海外では既に片頭痛急性期治療薬として認可されているが、半減期が長いために予防薬としての効果も期待されている。本研究は、同薬の反復性片頭痛の予防作用を検討した試験である。

atogepantは反復性片頭痛の発作予防に有効であることが明らかとなった。トリプタンと異なり慢性投与されても薬剤の使用過多による頭痛 (薬物乱用頭痛)もひきこさないことも確認された。

 

何れのgepant製剤は急性期の痛みに対して内服で利用されているが、予防薬として使える可能性を示しています。

今年発売される抗CGRP抗体製剤が月1回の注射製剤なのに比較して内服で対応できるメリットがあり、大きなアドバンテージになると思われます。


またこのgepant製剤は薬物乱用頭痛を作らない薬剤であり、大変楽しみな薬剤と言うことになります。

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本日は自宅で簡単にできる片頭痛治療器についてのご紹介です。

 以前もこのブログで紹介したことのある片頭痛治療機器(他社製品でしたが)が、ジェネリック医薬品販売で実績のある沢井製薬と日本における独占開発販売契約を締結したことが発表されました。
(https://www.sawai.co.jp/release/detail/521)

 以前報告した機器はCefalyというデバイスで、FDA(米国食品医薬品局)から認可されました。日本でも大阪の富永病院竹島先生などが報告されていました。

 この機器は片頭痛の原因となる三叉神経に電気刺激を与えて片頭痛を和らげるメカニズムでした。

 HPによりますと
 今回発表されたRelivionは、外科手術を伴わない非侵襲型のニューロモデュレーション機器で、Relivionを頭部に装着して三叉神経および後頭神経へ複合的に刺激を与えることにより、脳幹で神経伝達物質の放出を促進し、痛みや気分の制御に関連する脳内ネットワークを調節して効果を生み出します。

 患者さんが自宅にいながら使用でき、専用アプリを通じて、医師との治療データの共有やクラウドデータベース上に治療データのアップロードが可能。また、AI技術により治療を学習して解析し、患者さんの症状に合わせた治療ができるように設計されています。


 今後、日本での発売に向け2022年を目途に片頭痛を、さらに2023年を目途にうつ病を医薬品医療機器総合機構(PMDA)に申請予定
となっております。

 Relivionが承認されれば、在宅で使用できる日本で唯一のニューロモデュレーション機器となります。


 この機器は、今までの片頭痛治療(抗CGRP製剤なども)に加えて、行える治療機器になります。
実際の効果、お値段など未定な部分が多いのですが、今後の報告を大変楽しみにしています。

皮下注射
自己注射

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本日はこの話題です。
ずっとこのブログでも紹介しつづけた抗CGRP抗体製剤が1月22日製造販売を承認されました。

イーライリリー社が製造し、イーライリリー社と第一三共社で販売されます。

名前が「エムガルティ」です。
少し言いづらいし、覚えにくいネーミングです。

実際、いつから使用可能で、いくらくらいの値段になるかは未定です。
決まり次第、お知らせ致します。

これ以降、アムジェン社、大塚製薬社と同効の薬剤2剤が年内に発売を予定されています。

当院でも4年前から26人の患者さんに治験を行わさせていただきました。
それだけにやっと発売されますので感慨深いです。

上の写真が皮下注射用で、下の写真が自己注射用だと思われます。

既に当院通院中の患者さんには告知し始めています。特に治験で効果が得られた患者さんは楽しみにされています。

使う私も大変楽しみですし、これえからの片頭痛治療が大きく変わっていく可能性があると考えています。

片頭痛でお困りの患者さんも是非楽しみにしていただきたいです。

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新年あけましておめでとうございます。
この1年、ブログ作成が滞っておりますが、何とか今年は頑張って書いていこうと思います。
「一年の計は元旦にあり」 と今年は頑張るよ宣言です。(笑)

新年1つめはユニークな論文です。
今までにはないアプローチです。
「片頭痛発作を点眼薬で治す」という画期的な論文です。

雑誌:
JAMA Ophthalmol2020 Oct 1;e203676.

(内容)片頭痛患者41例を対象に、緑内障などの高い眼圧の際に使用するチモロールという点眼液0.5%を片頭痛発作時に使用したという論文です。

(方法)このstudyを行っている最中に急性片頭痛発作619件がみられ、うち284件(46%)をチモロール点眼液を投与して治療してみた。

(対象)患者さんの平均年齢は27.3歳で84%が女性でした。


(結果)点眼後20分時に疼痛スコアが4点低下または0点への低下が見られた割合はチモロール群82%、プラセボ群14%だった。一般化推定方程式解析で、20分後の疼痛スコア低下量はチモロール群の方がプラセボ群よりも大きく、平均差は4.63%ポイントだった(P0.001)。


この論文の素晴らしいところは全く今までにないアプローチをしているところです。
内服薬ではなく、点眼薬。

よく患者さんが目玉を取って、奥を洗いたいと言われる患者さんがいます。
そんな患者さんにはうってつけの方法ではあります。(私はもう少しデータが欲しいですが、、、。)

今まである安全性の高い薬剤を使うわけですから、追従した論文が出てくる物と思います。
その結果を踏まえて、私もやってみたいと思います。

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