カテゴリ: 片頭痛の頓挫薬

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本日は過去にも同じような話を書いたかもしれません?!

ナウゼリンの使い方です。

ナウゼリンはご存じのように吐き気を改善する薬になります。

価格は先発品で1錠14円。ジェネリックなら5.8円になります。

3割負担なら先発品で4.2円。後発品で1.7円という計算になります。

うちは定期的に初診(頭痛で病院に来るのは初めて・病院で処方される薬を飲むのは初めて)の患者さんがお見えになるのですが、その際には薬物の説明・内服方法・内服のコツなどを説明しないといけません。

そこで一番わかりにくいのがナウゼリンの使い方かもしれません。

大きく分けて2つの指導ポイントがあります。

(四冦屠 ´∋?嶌肯屠,任后

(四冦屠
これはおわかりかもしれません。
トリプタン製剤(イミグラン・ゾーミック・マクサルト・レルパックス・アマージ)と併用することで効果を上げる方法になります。

片頭痛の典型的なパターンは患者さんにお話をする際には

1)片頭痛のスイッチがOnになる 
2)胃腸の動きがとまる 
3)肩甲骨周囲・首筋~肩周囲がはってくる
3)倦怠感・眠気がでてきて 
4)顔がはれぼったくなる 
5)何となく頭痛がおこる予感めいたものを感じだし
6)どこからともなく拍動性の頭痛がでてくる

こういう流れで頭痛がくることが一般的と考えています。

そのために片頭痛がきたときは胃腸の動きが止まっています。ですから吐き気・嘔吐がくるわけです。

ですのでナウゼリン+トリプタン製剤の同時服用によって、片頭痛も吐き気も改善するばかりでなく、ナウゼリンを併用することでトリプタンの吸収がよくなり、トリプタン製剤の効き方が早くかつシャープになるという効用があります。

ですからトリプタン製剤+ナウゼリンは使うべきやり方です。

∋?嶌肯屠
これは読んで字のごとく時間差のやり方です。

こんなこと経験ありませんか?!

なんかおかしい。頭痛がくるかもしれない。でもまだ頭は痛くはない。
トリプタン内服するのはもったいない?!

こんなときはまずナウゼリンだけ内服しておくです。そのまま経過をみて頭痛がこなければそれが一番OK!

もし頭痛がくれば、そこでトリプタン製剤を時間差で内服するです。
概ね吐き気は軽快しているでしょうし、さらにトリプタン製剤もききやすくなるでしょうから、効果はわるくなりません。

併用療法にしても時間差療法にしても効果は確実にトリプタンの単剤療法よりは効果が確実ですし、ナウゼリンは易い薬ですので躊躇せずに使えると思います。

いかがでしょうか?

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本日はレルパックスのジェネリックについての話題です。

トリプタン製剤は現在の片頭痛治療の切り札的薬剤です。

発売順で.ぅ潺哀薀鵝´▲勝璽潺奪亜´レルパックス ぅ泪サルト ゥ▲沺璽犬僚臠屬波売されました。

既に.ぅ潺哀薀鵝´▲勝璽潺奪亜´マクサルトについてはジェネリックがでています。

今回、昨年12月にレルパックスのジェネリックがついに発売されました。

トリプタン製剤も以前と比較しますと安くなったとは言え、現在レルパックスで704円/錠です。
つまり、3割負担で1錠210円になります。

今回のジェネリックが半額の352円ですので、3割負担で105円になりました。
随分と割安感がでてきました。

私もトリプタンを初めて使う際には値段の話しを以前はしていたわけですが、ジェネリックになってからは初回使用時に説明しなくなりました。

それだけビックリする人がいなくなったからです。

既に当院でも、ジェネリックになって使った人の感想をパラパラ聞くことができています。
「概ね以前の先発品と比較して差がない。」というものが大半です。

でも多くの患者さんは様子をみていて、「あまり変わりない」という評価が固まった頃に変えたいという希望が大半です。

痛みが取れないという不安感が強いからで、イミグランやマクサルトのジェネリックが出た際にも同じような反応でしたので、特に違和感を感じていません。

評価が定まるのには半年くらいかかると思われます。
そこから徐々にということになると思います。

もうしばらく効果の程を外来にて観察していきたいです。

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本日は前回と同じようにトリプタンのお話です。

患者さんは片頭痛の診断・治療は保険診療でなされています。
見る我々もその保険診療には国で決めたルールに従って行わなければいけません。

例えばトリプタン製剤については頓用で使用する。
とか、1回の処方箋に30回分とか40回分とは処方できないものと思っております。

ところが、それが実は国に定められたルール以外に県によってもルールが異なります。
この薬剤が処方された際には概ね10回分程度が適当であるとのことでしたが、県によっては拡大解釈されているようです。

例えば、当県におきましては掲げた書類にありますように1回の処方箋では概ね10回分までの処方とされています。
ただし薬剤において1回2錠内服できる薬剤については。1回2錠内服で、10回分で都合20錠処方できるものもあります。

これ以後、当県での処方は頓服は概ね10回分までの処方とすることがルールとなっています。

例えば兵庫県はそれが少し楽で、大阪府は厳しいといううように県によっては12回だったり、15回分ということもあるようです。

それが最近、他県から転居されたケースですが、1回に40回分処方されたケースがあってビックリしました。
40回分ですと、薬局で支払う金額は12000円程度になると思います。

全ての患者さんにされているわけではないのは重々承知していますが、それにしてもこのような処方ができるとはビックリでした。国のルール・県のルールというdouble stanndardの中でみなさんやりくりしています。

あまりにも多い処方ですと薬物乱用頭痛ということもありますので、40回分はさすがに多いかなあと思いました。

県よって大きく違うようです。



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本日はタイトルのようなお話です。

頭痛外来をしていますと、あちこちの医療機関を経由していらっしゃる患者さんも多くあります。
もちろん、似たような頭痛外来・脳神経外科・神経内科などの専門的な施設経由もいらっしゃれば、一般の内科。救急外来などを経由していらっしゃる患者さんも多くおいでです。

私たち頭痛専門医の啓蒙・製薬会社の啓蒙が不足していることを痛感することが多くあるのです。

例えば、イミグラン・ゾーミッグ・マクサルト・レルパックスといったトリプタン製剤は通常頭痛時頓用にするのが一般的な処方なんです。

例えばupしています処方箋のように3T3x朝・昼・夕食後と5日分です。つまり15錠分の処方です。

恐らく、通常の鎮痛剤と同じ内服方法でいいという感覚なんだと思われます。これは救急外来での処方でしたので、薬局で相当の金額をお支払いされたものと推察します。

この処方箋の誤りは
‘寨僂能菠?気譴覆った。 
1日の最大容量を超えて処方された。 
1枚の処方箋で出せるトリプタンの量を超えて処方された。(福岡県の場合)

そして、薬局側の問題としても
‘寨僂僚菠?砲垢襪戮であった。
1日の最大容量を超えて処方されている
この2点について疑義照会を行うべきだと思います。

これは処方する医師も、処方した薬剤師もこのような処方を経験したことがないことによっておこったミスであり、折角のdouble checkも功を奏しなかったと思います。

幸い、この患者さんは片頭痛の診断も間違っていないようですし、処方箋通りの服用もされていなかったので健康被害を防ぐことができたケースです。

全ての医師・薬剤師が全ての内服薬の処方に精通しているわけではありません。
ですので、このような処方例はcommon diseaseである片頭痛でも容易におこる可能性があると思われます。

我々、頭痛専門医・製薬会社はやはりもっと片頭痛、ならびに治療薬に対しての啓蒙活動が足りないと痛感しました。



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本日は上記タイトルのような話しです。

実は2012年にラスミディタンという新しい機序についての薬がLancet Neurologyという雑誌に載って注目をあびました。

この薬は、トリプタン(イミグラン・ゾーミッグ・レルパックス・マクサルト・アマージ)系の薬剤の副作用である倦怠感・胸部絞扼感などの副作用が殆どでない上に、効果はトリプタンと同等であるという結果が報告されていました。

難しい話しですが、トリプタンが5-HT1B受容体に作用する薬剤なんですが、ラスミディタンは5-HT1F受容体に作用する薬で、トリプタンと比較すると血管への影響が少ないとされていて、トリプタンのあの副作用たちがでにくいとされているものです。

この度、アメリカで「SPARTAN試験」という、このラスミディタンという薬を経口投与し、3用量(50mg、100mg、200mg)での治験を行い、同剤の安全性および有効性を確認されたようです。

それで、これらの結果をもとに、2018年下期に米国食品医薬品局(FDA)に、同剤の新薬承認申請を提出する予定でうまくいけば、薬剤として認可され、早晩日本でも使われるようになると考えられます。

以前もトリプタン系の副作用の話しは何度も書いています。
これは血管系にどうしても作用される薬剤なので、倦怠感や胸部絞扼感がでるのが難点です。

またトリプタンは脳梗塞は狭心症・心筋梗塞といった冠動脈疾患も禁忌なのですが、今回のラスミディタンという薬剤は血管系の影響がないために、このような患者さんでも安心して使える可能性があるので、治療の選択肢が増え我々としては発売が楽しみです。

この薬は先週の内容と同じイーライリリー社の開発と言うことで、現在日本でも治験が行われている抗CGRP療法の4剤のうちの1剤亜がイーライリリー社の薬剤で、これから片頭痛治療に対して大きな力となってくれる可能性を強く感じています。

新しい薬剤が開発される事は患者さんにとっても福音ですし、これからの更なる発表を楽しみです。

ですので「あきらめないで!」 by真矢みき

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