2019年04月

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本日は過去にも同じような話を書いたかもしれません?!

ナウゼリンの使い方です。

ナウゼリンはご存じのように吐き気を改善する薬になります。

価格は先発品で1錠14円。ジェネリックなら5.8円になります。

3割負担なら先発品で4.2円。後発品で1.7円という計算になります。

うちは定期的に初診(頭痛で病院に来るのは初めて・病院で処方される薬を飲むのは初めて)の患者さんがお見えになるのですが、その際には薬物の説明・内服方法・内服のコツなどを説明しないといけません。

そこで一番わかりにくいのがナウゼリンの使い方かもしれません。

大きく分けて2つの指導ポイントがあります。

(四冦屠 ´∋?嶌肯屠,任后

(四冦屠
これはおわかりかもしれません。
トリプタン製剤(イミグラン・ゾーミック・マクサルト・レルパックス・アマージ)と併用することで効果を上げる方法になります。

片頭痛の典型的なパターンは患者さんにお話をする際には

1)片頭痛のスイッチがOnになる 
2)胃腸の動きがとまる 
3)肩甲骨周囲・首筋~肩周囲がはってくる
3)倦怠感・眠気がでてきて 
4)顔がはれぼったくなる 
5)何となく頭痛がおこる予感めいたものを感じだし
6)どこからともなく拍動性の頭痛がでてくる

こういう流れで頭痛がくることが一般的と考えています。

そのために片頭痛がきたときは胃腸の動きが止まっています。ですから吐き気・嘔吐がくるわけです。

ですのでナウゼリン+トリプタン製剤の同時服用によって、片頭痛も吐き気も改善するばかりでなく、ナウゼリンを併用することでトリプタンの吸収がよくなり、トリプタン製剤の効き方が早くかつシャープになるという効用があります。

ですからトリプタン製剤+ナウゼリンは使うべきやり方です。

∋?嶌肯屠
これは読んで字のごとく時間差のやり方です。

こんなこと経験ありませんか?!

なんかおかしい。頭痛がくるかもしれない。でもまだ頭は痛くはない。
トリプタン内服するのはもったいない?!

こんなときはまずナウゼリンだけ内服しておくです。そのまま経過をみて頭痛がこなければそれが一番OK!

もし頭痛がくれば、そこでトリプタン製剤を時間差で内服するです。
概ね吐き気は軽快しているでしょうし、さらにトリプタン製剤もききやすくなるでしょうから、効果はわるくなりません。

併用療法にしても時間差療法にしても効果は確実にトリプタンの単剤療法よりは効果が確実ですし、ナウゼリンは易い薬ですので躊躇せずに使えると思います。

いかがでしょうか?

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本日は頭痛とは全く関係のないタイトルの話しです。

たまにはこんな話しです。

TVでもネットでも話題になっている東京大学上野千鶴子名誉教授の祝辞です。

全ての話しを聞いてみたいと思い、You tubeを検索しましたら、14分間の挨拶が全てupされていました。

https://www.youtube.com/watch?v=SvGCDL78McE (是非ごらんになってください)

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html(こちらは文章です。)

ここでとりあげられる部位はいくつかあります。賛否両論ありますが、是非抜き取られた部分だけでなく全文を聞いてもらいたいです。

大きく分かれて
|暴?絞漫´⊇?学について E豕?膤悗燃悗屬海箸砲弔い
です。

今から大学で学ぶ若い人にとって最高のいいお話になっています。

私には

仝縮鬚覇?辰燭發里痢休学を繰り返し大学を中退した長男。
∈G、大学院に進んだ長女。
2浪で今年大学に入った次男。
ぞ学校高学年から不登校の中学生の次女。

多種多様の4人の子供に恵まれています。決して順風満帆ではありません。

順風満帆ではないだけに親として先輩として考えること、伝えたいこと、教えていきたいこと、なかなか伝えにくいことがあり、それを一生懸命に伝えようとはしています。でもうまくいかないものです。

この上野千鶴子先生の話には私が子供に伝えたい話が満載です。

その中で2つ

,んばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。

△匹鵑粉超でも、どんな世界でも、たとえ難民になってでも、生きていける知を身につけてもらいたい。大学で学ぶ価値とは、すでにある知を身につけることではなく、これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を身に付けることだと、わたしは確信しています。知を生み出す知を、メタ知識といいます。そのメタ知識を学生に身につけてもらう

抜粋してはダメと冒頭で書きましたが、抜粋しました。

この2点が非常に心動かされるポイントでした。

やはり東京大学ってすばらしい所なんだと、スタートの段階でこような意味深い話しが聞ける素敵な場所と認識しました。

こんな大学に進む新入生に幸多かれと願うばかりです。

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本日はこの話題です。

高脂血症の治療薬を「スタチン」と呼んでいますが、スタチンに片頭痛を予防できるかの話しです。

「スタチン」は一般的な高コレステロール血症の治療薬で多くの患者さんにつかわれています。

.螢櫂丱VSインデラル (Headache. 2007 Jun;47(6);855-6.)
「リポバス」がスタチンで、「インデラル」は片頭痛の予防薬になります。
 50%の頭痛発作減少を達成したのはインデラル群で88%、リポバス群で83%と大差ない結果でした。

▲螢團函璽VSインデラル
「リピトール」がスタチンで「インデラル」とのランダム化比較試験でも、反復性片頭痛の予防効果は同等との報告でした。

 スタチンという薬剤は多面的な効果(本来の脂質低下作用とは別に、抗酸化作用、血管内皮機能改善、血小板凝集抑制、血管の緊張や炎症の抑制などの作用)があり、全く何の病気もない人に「スタチン」を投与していくと脳血管障害の発生率が低くなると言う話しもあって、いろんな疾患の予防的効果・効能が示されているものの、なんで効果がでるのかについては十分な結果が示されているわけではありません。

 今回のこのデータもその多面的な側面が示されているだけなのかもしれません。

 しかし、片頭痛患者さんは一般の人に比較して脳血管障害(特に脳梗塞)の発症率が高いことが示されていて、こういう面でも「スタチン」の内服は有益に働きます。
 
 また、この「スタチン」が片頭痛を抑制する効果もあるのであれば、採血で高コレステロール血症(特にLDLコレステロール)の患者さんでは積極的に使うことで、脳梗塞や片頭痛を減少させるのであれば一石二鳥とも言えます。

 私も今後はこういう点についても検討していきたいと思っています。

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本日は片頭痛x花粉症の話しです。

以前から片頭痛の患者さんの花粉症有病率が高いというお話をしてきました。

また女性は閉経していくと徐々に片頭痛が軽減化していき、なくなってしまうこともよく書かせていただいています。

もちろん、読んでいただく方で閉経しているのに片頭痛は終わっていない~!と言われる方も多いと思いますが、程度が軽減化してきたり、頻度が減ってきたりするものです。

そこで今回はタイトル通りの話になります。

片頭痛で困っていた患者さんが50歳を過ぎて徐々に月経がイレギュラーとなり、閉経してしまった。

そうこうするうちに寝込んだり、片頭痛時に回転性めまいで困っていたりしたものが、徐々に軽減化していき、トリプタンを服用していた物が、徐々にロキソニン・カロナールといったNSAIDsでも十分効果がでるようになり、しまいは数ヶ月にわたって鎮痛剤を内服しないなどの状況になっている。

その患者さんは、今シーズン花粉症が猛威を奮っているのにも関わらず、抗アレルギー剤なしで生活しているとのことです。

本人曰く「花粉症が治っている!」と話されていて、衝撃でした。

片頭痛がなくなると患者さんは受診しなくなりますので、そんな話しが今まで聞けていなかったのだと思います。

衝撃の話しであったため、今からはそれとなく他の患者さんにも尋ねてみて、その話しがたまたまの偶然なのか?!現実問題としてくある話しかを今後検証していきたいと思っています。

こうご期待~!

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