2019年02月

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週末、東京で会った「頭痛フォーラム2019」に参加してきました。

そこの会場で「頭痛の日」のポスターがupされましたので、先週のブログ内にupしました。

今回の頭痛フォーラムはガイドラインの変更点の説明や、古くて新しいテーマ「片頭痛とてんかん」の関連性・難治例に新規発症持続性連日性頭痛と内容豊富な研究会になりました。

今回の注目点は東京都済生会中央病院小児科の荒木先生の「小児・思春期の頭痛」でした。

やはり以前も書きましたが、いろんな病態が絡み合って、かつ「不登校」というものも隠れています。

最近の新聞でも全国に不登校児童の数が潜在性の児童も入れて約10%という数字が出てビックリしました。

なにがしかのメンタルな要因が多いのでしょうが、それを身体化といって体の症状に置き換えて訴える児童もいます。

その中で多いのが「頭痛」だと思われます。

また起立性調節障害(以下OD)もいます。

このような児童は大変難渋するケースが多く、数件の医療機関(小児科・内科・心療内科・脳神経外科)を経由するケースも大変多いのも特徴です。

いつの間にか治っていくというケースも多くあります。
患者さん・家族にも理由はわからない。我々医療側も全くわからない。
でも治っていくケースがたくさんあります。

時間を経て、直接本人に尋ねてもわからないと答えることが多いようです。

ですので基本は非薬物療法なんです。
児童にたくさんの内服薬を処方されるケースも見られますが、非薬物療法から始めて行ってそうなってしまうことも重々承知しております。

でも非薬物療法なんです。
前も書きました。「早寝・早起き・朝ごはん」です。

簡単な起立性調節障害は単に眠る時間が遅くなって起き上がれないのです。
ですから定時就寝・定時起床が原則です。

明日が学校であろうと休みであろうと定時就寝・定時起床です。

起きたら座らない。動く!
できれば家の周りを散歩していただくなら最高です。
動くと頭も体も目が覚めます。そうすると胃や腸も動き出し、ホルモン類も活発にでてきて、朝ごはんも食べられるようになるのです。

もちろんそうなるためにも定時就寝・定時起床です。
その前段階として、寝る2時間前からゲーム・パソコン・スマホの禁止です。
ブルーライトが前頭前野を刺激して眠りにつかせないようにするからです。

このような非薬物療法を行いながら患者である児童ならびに家族の指導をしていくことこそが近道だと考えます。


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本日はタイトル通りのお話しです。

2月22日は「頭痛の日」なんです。

なんで? 語呂合わせです。間違いなく・・・・

2018年「頭痛を予防しよう~」

2017年「頭痛は危険を知らせる警報器」

2016年「薬物の使用過多にうおる頭痛を防ごう」

2015年「頭痛の芽をつもう」

2014年「機嫌が悪いんじゃないんです。頭が痛いんです」

2013年「頭痛をもっと知ろう」

詳しくは日本頭痛協会のホームページに記載されていますので、是非訪問して下さい。

https://www.zutsuu-kyoukai.jp/%E9%A0%AD%E7%97%9B%E3%81%AE%E6%97%A5-%E5%95%93%E7%99%BA%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/

しかし刺激的なポスターの数々になります。

2019年のポスター・標語ともに2月21日現在、まだ確認できていません。もうすぐupされる予定だと思っています。

このポスターを作っている「日本頭痛協会」は我々が所属している「日本頭痛学会」とは異なり、頭痛に関する知識の普及啓発、頭痛患者およびその家族の療育指導、頭痛に関する調査研究等を行うことによって、頭痛患者の福祉の増進、および頭痛関係者のコミュニケーションを促進することを目的としております。頭痛関係者とは、患者家族、医師、看護師、薬剤師、学校医、養護教員、産業医など、あまねく頭痛に関与するものを包括します。

となって主体は医師側ではなく、患者さん側といった趣が強い団体になります。

是非一度、ホームページに訪問して下さい。

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本日は市販薬の話しです。

頭痛外来をしていますと、おもしろい話しに出くわします。

先日、こられた患者さんです。いわゆる「薬物乱用頭痛」という診断の患者さんです。

この患者さんが毎日服用していた薬がこれです。「慢性頭痛」とデカデカ書かれた赤くて目をひくパッケージになっています。

これを薬局でみると目につきますよね~。商品名がわからない。「慢性頭痛」薬?みたいに理解されるのも仕方ありません。
14種類の生薬配合というのが更にそそります。

漢方薬ですね。

漢方薬局のHP(https://kanpoukazoku.com/2014/01/post-1978/)によると

顔の痛み全般に使う処方で、ピリピリした痛み、目の奥がガンガンする、チカチカする、寒さに当たると顔の皮膚が痛いという顔面痛。冷えることによって起こる頭痛、ヘルペスの後に出てくる頬や周りの痛みにも。首から上の痛みに対して使う処方です。

頭痛薬などを長期間服用したくない、そんな方にもお勧めできる処方で、長期的に服用しても大丈夫な処方です。中年以降の女性に多い頭痛(のぼせ感を伴う頭痛)、にも使います。

という記載をみるとやはり頭痛というより神経痛に対して毎日内服する薬で、一般的に言われる鎮痛剤の範疇からは少し離れているように思います。

値段は6日分で楽天市場の通販にて税込み2280円ですので、決して安い金額ではありません。

私自身は患者さんが持ってこられて初めて目にしました。
市販の薬には詳しいと自覚していましたが、まあこういう薬もあるんだと改めて勉強になった次第です。

効果の程はあ、私がみた患者さんにはなかったようです。
その患者さんが基本的には片頭痛でしたので、致し方ないように考えます。

市販薬も奥が深いです。

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これは片頭痛を経験している女性の患者さんからすると特別な話しではないかもしれません。

〃邨弌η嗟馥鋓?佞亙卞痛がおこりやすい。

月経に関連する片頭痛はげっけに関連しない片頭痛に比較して程度も強く・長く痛む。

この2点は経験的に女性の患者さんが学んでいることだと思われます。

上の△鯢修砲靴討い泙后

見たとおりです。
月経に関連する片頭痛は持続時間が長いのです。

月経時期に入るとトリプタン製剤を飲む可能性が高くなります。
ですから早めに備えて、少しでも兆候があれば速やかに内服して下さいと話しています。

また、上の表のように長い時間痛みます。
ですから1日2回内服しないといけないケースも多く見られます。

月経時であれば寝る前に頭痛があれば「飲んでから寝る」か? もしくは「飲まずに寝るか?」の究極の命題の答えは「飲んでから寝る」が正解だと考えています。

どうせ、また朝からトリプタン内服しないといけないから「飲まずに寝る」と言われる患者さんも多くいらっしゃるわけですが、「飲まずに寝る」と睡眠の質が低下し、翌朝頭痛で目が覚めたり、朝から内服してもトリプタンの効果そのものが低下する可能性が高いと考えているからです。

月経時は頭痛だけでなく、腹痛もと言われればロキソニン・カロナ-ルなどの解熱鎮痛剤(NSAIDs)の併用も勧めますし、また1日2回服用しないといけないことが多いという患者さんには、トリプタンの変更(例えばマクサルト→アマージ)なども、その時期だけは考慮した方がいいと考えています。

月経X片頭痛

切っても切れない関係性です。
是非、一度月経時の頭痛についても考えてみて下さい。


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