2018年12月

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2018年このブログで最終回になります。
2018年も毎週木曜日にupしました。今年はトータル52ネタです。

開設丸11年。トータル618ネタ。現在までに24万人もの人に訪問していただいております。
この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

本日はこのネタです。
これは先日行われた第46回日本頭痛学会の協賛企業でもありますイーライリリー社が設置しているものを写メってきました。

日本でも同じような調査を以前、net上ですが五十嵐先生がやってありました。今回のデータはアメリカです。

1)片頭痛と診断された人が1ヶ月で痛みが無かったのが15.4日。痛みのためにやりたいことができなかったのが6.9日

2)片頭痛出ない人は片頭痛の痛み・苦しさを91%は理解できていない。片頭痛患者の62%は学校・仕事場で隠そうとしている

3)片頭痛患者の68%は片頭痛のために仕事がスムーズにいかない。82%はいつ発作がおこるかのストレスに悩まされている。

4)片頭痛患者さんならびに周囲にいる人は、72%が火事や育児が十分にできていない。90%の周囲の人が片頭痛患者のちからになれないことがふがいないと思う。

思った通りの結果です。
片頭痛患者さんの叫びが伝わっています。

よく外来で、軽い頭の痛みの人が「片頭痛がちょこちょこあって・・・」とでも語れば。そんなに激しい頭痛があって動けなくなったり、吐いたりするんですか?と尋ねます。

そうすると、「いやいや片頭痛だから、そんなことはありません。」と答える人の多いことです。

片頭痛=片側の軽い頭痛という認識の人が多く、片頭痛=生活に支障があある激しい頭痛だと認識されいないのです。
必ず私はそういった人に「それは片頭痛ではありません。」とハッキリ言うようにしています。大人げないとも思いますが、そういった誤った認識が周囲にいる片頭痛患者さんの障害になりかねないからです。

ある意味「イタチゴッコ」なのかもしれませんが、それを行っていく使命があると考えています。

来年もそんな片頭痛患者さんの代弁者となれるような「大人げないこと」をしていこうと思っています。(笑)

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本日はこの話題です。

私が数年みている高校の先生からのお話です。

先生自身が片頭痛であるために片頭痛の生徒さんの気持ちが大変よく理解できるため、頭痛を訴える(それも片頭痛)必ず医療機関を受診してきちんと薬を服用するように指導しているようです。

生徒さんの中に度々保健室に行ったり、遅刻したり、休んだりする片頭痛の生徒さんがいて、受診している脳神経外科でカロナールしか処方されなくて効果が無くて困っているという相談を受けました。

症状からは片頭痛でいいようですし、高校2年生ですのでカロナールで効果が無いというのもわかるような気がします。

片頭痛の診断・治療は簡単なようで簡単ではありません。これといった指標が無く、症状のみで判断するしかないからです。

受診した際に
CT・MRI検査で異常ないので心配なし
CT・MRI検査で異常ないので鎮痛剤のみ処方
CT・MRI検査で異常ないのでトリプタン処方

この 銑は何れも間違いではないし、どれを選ぶべきかは個々のケースで異なります。
ただ頻回の頭痛で、かつ日常生活に支障があれば△覆い鍬を選ばないといけません。

私も医療機関の受診が初めて中学生までであればカロナールを処方します。カロナールで効果が薄ければブルフェン(イブプロフェン)を処方します。

ここまでのやり方概ねどこの医療機関であれば同じステップで進まれると思います。

しかし、二次性徴を迎えた中学生・高校生であればカロナールやブルフェンが効果が出にくいことを承知しているはずです。

更に効果が無くても「うちでは高校生まではカロナールしかだしません。」と言われる先生がおいでのようで、個人の診療所ですから、その先生のやり方がありますので、それはそれで結構だと思います。

患者さん自身が効果が無くて他に方法がないのなら仕方ありませんが、予防療法をするとかトリプタンの処方してもらうとか他にも方法はたくさんあります。

先生にも学校を欠席したり、遅刻することが多ければ
‘痛diaryを書く
⇒祝瀕屠,鮃圓
D団忘泙らトリプタンへ変更する

こういったやり方をしてくれる先生の所に変わることも提案してみてはとアドバイスさせていただきました。
先生方にも大変大事な問題ですし、生徒さんは更に大事と考えます。

カロナール以外にも方法はあります。それを是非親御さんにも知って欲しいです。

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本日は仙台頭痛脳神経クリニックの松森先生がupされていた記事からです。

海外の新薬開発や医薬品市場の動向を解説する「DRG海外レポート」というものがあるようです。

今回のレポートが片頭痛治療薬を取り上げられています。

 .▲瓮螢を中心に今年の秋から抗CGRP療法が発売され、片頭痛に対しての治療が大きく変化していき、片頭痛治療市場が10年以内に8800億円規模に拡大すると予想されています。

このブログ内でも片頭痛の予防薬(抗CGRP療法)が3剤アメリカで次々発売されたことを報告しました。

それぞれ「Aimovig」「Ajovy」「Emgality」です。
ヨーロッパでも間もなく発売となる見通しで、日本では何れも治験が行われていて2年後をめどに発売が予定されています。

また、少し遅れますが抗CGRP製剤の4剤目として2020年までには(アメリカでは)、「eptinezumab」がAlder社から発売される予定になっています。

◆,泙拭∪茲曚匹△欧森CGRP製剤とは少し違う「gepant」と言われる系統の薬剤で、2022年(アメリカで)にはアラガンから経口薬の「atogepant」が発売される予定になっています。その後、Biohavenから「rimegepant」などという薬剤がgepant系薬剤の2剤目としてリストアップされているようです。

 今のトリプタン製剤でも新しい薬剤が予定されていて、イーライリリー社の「lasmiditan」です。これは受容体の選択性が異なり、倦怠感・だるさ・絞扼感などの副作用が軽減されたトリプタン製剤と言われています。

何れもがアメリカからヨーロッパが中心であり、恐らく日本では抗CGRP製剤の3剤は発売になると思われますが、それ以外の薬剤については、全く見通しが立たないということです。

我々、医師の立場からも選択肢が増え、頭痛の程度・頻度が軽減することは非常に嬉しくあり、今後随時日本でも治験が進むことを夢見ております。

早く患者さんに朗報を! です。
我々も制薬会社にもその責務があります。


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前回同様片頭痛を予兆期でどうにかしたいをお届けします。

郭先生の言う予兆療法の定義は
(卞痛の予兆を自覚した時のみ行う
頭痛発作が出現してからは行わない、
M獣絈屠〇楾垳紊貌痛が出現した際には、いつもの急性期治療を行う
ど要に応じて予防療法と併用することもOK!
となっています。

つまり現在片頭痛で通常の治療は今まで通りしてもOK!だということです。

そこで片頭痛はめまいを併発しやすく、天気が悪くなる前に頭痛もめまいもという経験をされた患者さんも多くいらっしゃると思われますが、予兆の際にセファドールという抗めまい薬を使ってみるということをされています。

理屈としては「気圧の低下を内耳で受信して前庭神経を介して片頭痛発作の引き金となる」という理論です。

セファドールという薬は、循環改善作用と前庭神経路の調節作用があるとされ、めまいの原因となる末梢前庭からの異常な信号を前庭神経核及び視床下部のレベルで遮断し、平衡系のアンバランスを是正する作用を持ちます。

そこで334人の片頭痛患者の中で
(1)予兆がある(332例)
(2)天気悪化によって頭痛発作が誘発される(236例)
(3)めまい症がある(265例)
という3つの条件を満たす111例にセファドールによる予兆療法を施行し、検証してあります。

 結果として73人のうち
1)2回に1回以上阻止できたのが48%
2)2回に1回未満とやや有効だったのが38%
3)無効だったのは14%
4)86%にあたる63例で頭痛発作を出現前に阻止することができた
5)予兆療法により頭痛が軽減したが26例(36%)
6)やや軽減したと回答した患者が28例(38%)

ということです。
定期的な服用では無く、野球で言えばリリーフピッチャーのようにピンチになる前で危険な芽を摘んでしまうと言う話しだと理解してください。

以前、郭先生に質問した債には他の抗めまい薬にも同じような効果が期待できるとのことです。

私は個人的には天気が悪化する前に片頭痛がおこることが多い患者さんで、予兆・前兆から頭痛までの時間がかかるタイプの患者さんなどでは有効な方法と考えます。

今使っている予防療法やトリプタン・鎮痛剤などの急性期療法も平行して使えて、かつ値段も安い薬剤というところがストロングポイントだと考えています。

一度ご検討下さい。

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