2017年09月

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随分と涼しくなってめっきり秋を感じる季節になりました。
先週1週間なぜか訪問者がいつもの3倍くらいに増えてビックリしています。
特にメディアでも話題になるようなネタはなかったのですが、、、、。

秋は頭痛診療を中心にやっているものとしては学会の季節になります。

今年の第45回日本頭痛学会総会は11月9日(木)から11月11日(土)にかけて大阪国際交流センターで行われます。
昨年が京都で今年が大阪です。

もちろん参加します。
11月10日(金)に口演発表が決まっています。

毎年毎年発表するのは難儀なことです。
今年のテーマは「薬物乱用頭痛」をテーマに話す予定になっています。

学会の2週間くらい前になりますと、抄録集が送られてきて今年はこんな演題があるんだなあと思いながら、ページをめくってめぼしいものcheckして学会にむかうようにしております。

頭痛研究は少し停滞期で、何か大きなbreakthroughになるようなものがあまりありません。

世界を見渡すと
今や隆盛のトリプタン製剤の倦怠感・眠気といった副作用を取り除かれたような製剤が米国ででるという話しがあります。

また現在日本では、アムジェン社・イーライリリー社・大塚製薬(TEVA)社で治験が進んでいます抗CGRP療法といった治療薬が米国では治験を終わって、発売が来年だったり再来年だったりというようになってきていますので、また新たな流れが出てくるのはそんなに遠くはない時期でもあります。

今年は恐らく抗CGRP療法の途中経過でも話されるのではないかと思われます。

何れにしても片頭痛に対する治療薬が増えてくると選択肢が一気に広がって値段の問題もありますが使い安くなるわけですので、楽しみになります。

また学会参加した際には御報告したいと思います

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昨日・本日となぜか知りませんが以上に閲覧者数が多くてビックリしています。
多いときで100人くらいなんですが、ネタを考えようと昨日夜にブログを見てビックリ400人越えていますし、今書いている時間は午前7時台なんですが、既に70人。

どうしたんでしょうか? ビックリしています。

さて今日はこの話しです。

「事実は小説より奇なり」
「毎日の外来は新しい発見の連続」なんです。

先日、外来に来られた患者さんから聞いたお話です。
九州のある地方では頭痛もちのことを「脳やみ」と呼ぶそうです。

やみはきっと「病み」であって「闇」ではないんだと思いますが、あまり使いたくない言葉で陰のイメージがつきまとわります。

確か東北地方では「脳卒中」のことを「脳やみ」と呼ばれている地域があることを以前どこかで聞いたことがありますが、九州のある地域では「頭痛もち」のことをそう呼ぶようです。

確かに「頭痛持ち」とは標準語ですから、きっと地方地方での呼び名があるのは間違いありません。

でも「あの人は脳やみだかあね・・・」と言われるのは、なんかいいイメージではありませんよね。

「あなたは脳やみよ」と言われていたとのことですから、頭も痛いのに更に気分も重たくなります。

ブログを呼んでいただいている人で地方で「頭痛もち」の独特な言い回しや表現があれば、是非教えていただきたいと思っております。

何卒宜しくお願いいたします。

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今週も先週に続いて片頭痛の研究会の話題からです。

当院には起立性調節障害で起きられない。学校に行けない。頭痛もあるという患者さんはいらっしゃいます。

また本当は不登校なんでしょうけど、その原因として「頭痛」があるというケースもあります。

実はうちにも「不登校」がいます。
頭痛を麻から訴えることもありますが、基本は不登校です。
小学校6年生です。今回が初めてではなく、以前もあってまた・・・なんです。

私は基本的に見守るだけですが、ちょいちょい嫌みを本人にはいいます。


研究会では小児片頭痛の大家の先生からも「サナギが蝶になるには時間がかかります」と周囲に心を打ち分けることができる家族以外の信頼できる大人を見つけて下さいと話されました。

そうこうすると先日、当地の新聞にも同様の話題が載ってました。

もともと引きこもっていた人が現在は研究者になっていらっしゃって、こういう子供たちへのアピールをされていて、同じような内容の文章が掲載されました。

すぐに解決したい。すぐに解決しようと思っていると、それはなかなか難しく長期戦になることが普通です。

何食わぬ感じで元の生活に戻れる人もいれば、結局うまくいかず引きこもりみたいになるケースもあります。

私の所にくる患者さんには自分の経験を伝えるのでは無く、自分も同じような子供を持つ親であることを伝えます。
そしてできることを一緒に探していくことを始めます。

何かのきっかけで一気に変わっていく子供さんを拝見してきているので、何かとっかかりを見つけたい。その一心です。

答えのない、何も得るものも無い話になりました。
暗中模索そんな日々です。

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先週末の土曜日。
午後の診療をお休みして片頭痛の研究会に行ってきました。

今年で12回目の研究会です。
以前は東日本と西日本で別々であっていたりしたので、福岡であったり、大阪であったりもしました。
また東京で開催されるようになってからも東京国際フォーラムが会場だったりしたこともありましたが、最近は六本木ヒルズで毎回開催されております。

今年は「1日のモーメントから頭痛を考える」というテーマでした。
「モーメント」  難しいですよね。

麻目覚めたときから眠るまでの「瞬間」「瞬間」でおこる頭痛を科学するということでしょうか?!

たとえば天気・温度・湿度・乗り物(飛行機・新幹線)・入浴・睡眠・・・

いろんな瞬間での頭痛を考えていきました。

昨今は「天気痛」なる概念もあります。
片頭痛では気圧・湿度に大きく左右される側面があり、このブログ内でも紹介させていただきました。

あとはair plane headache(飛行機頭痛)です。
下降時に気圧変化がおこっておこると言われていますが、もともと副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎での粘膜飛行などの素因も見逃せません。

気密性の変化でおこる頭痛の紹介もありました。
新幹線頭痛です。新幹線開業時(昭和39年)の時速200kmで走る状況と、現在の240kmでの状況。
加えてリニアモーターカーは500kmにまで時速があがるのですが、そこでおこるであろうと予想される頭痛まで幅広く取り上げられていました。

日本人の移動距離・移動時間は更にupしていき、短時間で広い距離を往来することが加速度的に広がりを見せていくと考えられます。こういうものへの知識習得・対応策の充実なども私たち頭痛専門医にとって必要になってきます。

そしてsmall grouでの一つのテーマを集中的に話し合うコーナーでは「難治性頭痛」への取り組みについて。皆さんがそれぞれ診断・治療で工夫されてきている経験を聞いて参りました。

毎年毎年診療を休んでいく研究会なので気合いを入れて「明日からの診療」につなげる一手を学んできたところでした。

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