2017年03月

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前回に引き続き、らしくない話題です。
フィーバーヒューを調べていたら、似たようなサプリがポロポロでてました。
興味深く読ませていただきました。

タイトル通りでずきしらずにズキラック。それ以外にも同種で名前が似ているサプリはたくさん世の中には存在しているようです。
ネットやサイトでも数多く取り上げられていて、いずれも良くhitするような仕掛けになっています。
体験談もメーカー絡みで販売を誘導しているものや、明らかに効果がないことを謳っているものも多彩にあります。

多少の成分の違いはありますが、フィーバーヒュー+マグネシウムということのようです。
つまり、片頭痛に多少なりとも効果があるものをつないでいるものです。
薬ではなくて、まさにサプリです。

まとめサイトをみますと1ヶ月で3000円程度ですから値段的にはてごろな金額になります。
基本的には、フィーバーヒューですから、フィーバーヒューと効果には差がないのだろうと思います。

ましてやこれで片頭痛を治してしまうと考えるのは無理があるのではないかと思いますが、何か気休め程度に飲むのであれば問題はありません。ただ一定の期間飲んで改善を実感できなければ、フィーバーヒュー系のサプリを内服するのはやめておいたほうがいいと思われます。

世の中は、このようなキャッチーなネーミングが流行ります。
以前もご紹介した「アルピタン」は中身は、漢方薬の「五苓散」でしたが、アルピタンと言われれば名前の通り、二日酔いに効果がありそうなアルコールピタリ改善でしょうし、「ずきしらず」と言えばずきずきしらずで片頭痛に効果がありそうなキャッチーなネーミングです。

しかし、何れも本質は元々ある漢方薬やサプリですので、過度の期待をせずに中身を十分確認して使用することを肝に銘じておいて欲しいと思います。

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今日は私らしくないテーマです。
サプリメントの範疇にはいる物です。

写真に見られますような、かわいらしいキク科の花です。日本では「夏白菊」と一般的に呼ばれ、ハーブとしては大変メジャーなもので、古代ギリシャ時代から使われていたようです。

フィーバーフューの語源はラテン語で「解熱作用のある物質」という意味だということです。
熱っぽい時に使われることもありますが、現在では主に鎮痛作用で使われています。
片頭痛や生理痛の痛みを緩和することができるため、「奇跡のアスピリン」とも呼ばれていたようです。

使用方法としては、乾燥させてハーブティーにするのがおすすめです。

日本頭痛学会では、フィーバーフューについての無作為化比較試験が3報あり有効性が認めせれています。
副作用はほとんどありません。ただし子宮収縮作用があるようなので妊婦は避けていただいたほうがいいようです。

私は個人的に使用経験もないですし、ハーブティーとして飲んだこともありません。
比較的に値段も安価ですし、日常に飲むお茶として使うのであれば、片頭痛にも一定の効果が認められているので一石二鳥だと思います。

私の患者さんでも使っていらっしゃる人はいて、おこりそうな予感くらいで使うと、うまくいけば片頭痛がおこらないでやり過ごせることもあるので、重宝しているという声もあります。

私自身はサプリメント系については決してお勧めしているわけではありませんが、フィーバーヒューについては一定の効果もみられていますので、お試ししていただいてもいいのかなと思っています。


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今回は頭痛フォーラム2017の2回目です。

抗CGRP療法というものについてお届けします。

この抗CGRP療法というのは片頭痛の原因論で言えば、トリプタン(イミグラン・ゾーミッグ・レルパックス・マクサルト・アマージ)製剤による治療よりも川で言えば更に上流の部分の原因で、そこをblockしましょうという治療法になります。

現在4つの製薬会社でCGRPを標的とした治療方法の治験が日本で行われています。
既に1施設で20-30例の治験をされている先生の話によりますと、かなり早い段階から片頭痛が抑制されるという話も聞いており、治療法としては、かなり有望な治療法だと噂されています。

また副作用としては注射ですので、注射部位の疼痛程度で、全く重篤な副作用もなく期待が持てます。

内服・静注などの投与方法でも検討されていたのですが、現在行われている治験はアメリカ同様に月1回の皮下注射という投与方法です。現在は治験ですので、治験中の患者さんは費用請求されませんが、今後薬として認可されるようになれば、トリプタンの10-20倍の値段がかかることが予想されています。

値段が高くても効果がそれに見合うものであればいいのですが、この治療は抗体療法薬であるために、他の治療で使われる抗体療法薬同様に高価な薬剤になることが推測されます。

アメリカでの論文(Lancet Neurol 2014;13:885-892)でも片頭痛日数の有意に減ることが示されいて、これから大変楽しみな治療方法になることが予想されます。

現時点で治験中ですので、何年先に実用化されるかわかりませんが、まだまだかなりの時間がかかるものと考えられます。

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今週は先々週の2/26(日)に渋谷のヒカリエホールで行われた頭痛フォーラム2017でのお話です。

以下のようないろんな話がありました。
①トリプタンの使い方
②片頭痛や緊張型頭痛と思ったら脳の病気による頭痛だった
③てんかんと片頭痛の違い
④治験が始まっているCGRP療法について
⑤頭痛体操
などなどです。

その中で興味を持ったものとしては
アメリカではイミグランの経鼻パウダー製剤と貼付剤の開発が行われているようです。

貼付剤(つまり貼る薬です)は有効性が見いだせなかったようです。
経鼻パウダー製剤については一定の効果があり、今後製薬として使えるようになるか更に次の段階に移っていくことが発表されていました。

イミグランは
内服・点鼻(液体)・注射・自己注射といろんな投与方法があって、このラインナップに更に経鼻パウダー製剤が加わるかもしれません。個人的には月経時片頭痛のように月経前後に必ず数日頭痛で悩まれる患者さんなんかには毎日貼って痛みをおこさないようにする貼付剤なんかがあれば使う患者さんはそこそこいると思いますが、経鼻パウダー製剤はどうなんでしょうか?!

イミグラン点鼻は鼻がつ~んとするような痛みがあるので、それがおこらないようであれば現在の液状の点鼻に取って代わる可能性があるのではないかと思っております。

基本的に片頭痛は吐き気を伴う疾患で、吐き気の強い片頭痛ではトリプタン製剤の内服効果が低下することがありますので、内服以外の方法で投与する方法は大変意味深い方法で、これからの発展が待たれます。

また次回、続きの話を書きたいと思います。

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先週、頭痛の日についてこのブログで書きましたところ、2月22日を過ぎてから今年のポスターを拝見することができました。
本日(3月2日)の段階では、まだ日本頭痛協会のHPにもupされていません。
また「頭痛の日」x「2017」x「スローガン」で検索してもでてきていません。

しかし、今年のスローガンは「頭痛は危険を知らせる警報器」です。

確かにポスターの通りです。
このポスターは頭痛フォーラム2017でいただきましたので、そのまま外来の掲示板に貼っています。

季節のものですからずっと貼っておくのも難しいのかもしれませんが、3月いっぱいは貼っておこうと思っております。
まさにポスターどおりで「ふだんと違う頭痛を感じたら受診しましょう」です。

私も片頭痛でみている患者さんが来院されて、イミグラン注をしたのですが、あんまり芳しくなく、MRI検査をしたら椎骨動脈解離をおこしていたことがありました。
確かに、きまった頭痛があれば、いつもの頭痛だと考えるのがいっぱんてきですが、この何かいつもの頭痛と違うという感覚があれば是非とも画像検査をしていただきたいと思います。

また何もなければいいわkですから、何かあれば片頭痛の治療をしていても決して改善するわけではありませんので、必ず主治医にご相談していただきたい。ですから警報器なんだと思います。非常に大事な意味合いをもった言葉だと思います。

週末は毎年恒例の「頭痛フォーラム2017」に出席してきました。
毎年、東京マラソンの日です。
今年は品川でなく、渋谷で開催されましたが、例年のごとく折り返しで選手の走る姿を見てきました。

頭痛フォーラムにつきましては、また来週お届けしたいと思います。

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