2017年02月


ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

今日はタイトルの話です。
毎年2月22日は頭痛の日と日本頭痛協会が定めています。

実はジョンソン&ジョンソン社では2月2日を「頭痛の日」と制定しているようです。
2月2日で頭痛。そうです。いずれも単なる語呂合わせです。

我々、頭痛専門医の間では当然ながら2月22日を「頭痛の日」と考えています。
「頭痛の日」に併せて日本頭痛協会では毎年標語を募集し、ポスターをここ4年は毎年作成しており、このブログでも紹介してきました。
今年は日本頭痛協会のホームページ(https://www.zutsuu-kyoukai.jp/)をみてもそのような標語・ポスターともに作成されていないようです。

ちなみに
2013年 「頭痛をもっと知ろう」~あなたの笑顔のために~
2014年 「機嫌が悪いんじゃないんです。頭が痛いんです。」
2015年 「頭痛の芽を摘もう」
2016年 「薬物の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)を防ごう」
というテーマでした。

こういう活動は大変大事です。
セルフ・メディケーションが叫ばれる昨今。一部の市販薬も税金での控除が行われるようなシステムになりました。
一部の医薬品には税金控除対象薬剤であることが明記されるようになりました。
確かに医療機関を受診しないで、比較的簡単に安価でいい方法であるのは間違いないのですが、それが医療機関の受診を遅らせ脳の器質的疾患の発見の遅れや薬物乱用頭痛を増長させる可能性を秘める原因にもなりかねません。

ですのでいい方法であることと同時にそのような事態を防ぐためには、日本頭痛協会の取り組みが大事になります。

来年は是非作成し、ドラッグストアなどで掲示していただくとありがたいと思います。

イメージ 1


ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

本日はタイトル通りのお話です。
日本では、片頭痛治療の際に使用されるトリプタン製剤では
①イミグラン ②ゾーミッグ ③レルパックス ④マクサルト ⑤アマージの順番で発売されています。

既に①イミグランと②ゾーミッグについてはジェネリックが発売されています。
通常発売の順番で行けばレルパックスがジェネリックになる順番なんですが、特許の関係でマクサルトのジェネリックが今回発売されることになります。

今月製造承認がおりて、発売は6月からの予定になっております。

片頭痛でトリプタン製剤を使っていらっしゃる患者さんはおわかりだと思いますが、トリプタン製剤は大変高い。
先発品で800-900円の単価がいたします。
それがジェネリックになると5-6割の値段になるわけですから、患者さんにとっては朗報です。

ただし、イミグランの際にも患者さんの希望で先発品からジェネリック(後発品)へ変更したんですが、その際に再度先発品に戻された患者さんが2割ほどいらっしゃいました。

やはり、この手の薬は患者さんの自覚症状の改善が一番の決め手となるわけですから、大きな問題です。
金額的にジェネリックにするもよし、使ってみた際の効果で継続して先発品でいくなりは患者さん自身の判断になっちゃいます。

私個人的には後発品を押しているわけではありませんので、メリットとデメリットを勘案して決めていきたいと思っております。

ただ金銭的な問題は少し解決されますので、そういう意味ではメリットは大きくあると考えます。

イメージ 1


ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

今日はタイトルどおりの話です。
このブログの中で、なんとなく片頭痛がおこりそうな時に何をしたら、そのまま片頭痛にならずにレスキューすることができますか?とお尋ねしました。

いくつもの答えがありました。
一番多いのは痛いときに冷えピタを張るだっと思います。

今回の話は逆です。
目の周囲を温めるです。
皆さんもTVCMなどでお目にかかったことがあるかと思います。
花王の「めぐりズム」です。
なんとなく様子がおかしい。頭痛きそうだという時にこの「めぐりズム」を使うという患者さんがいらっしゃいました。

確かにPC前で入力作業の多い患者さんで、眼精疲労も感じられると思うのですが、それを解消するだけでなく、片頭痛にもなりにくいという話をききました。

医学的な理屈で言えば、緊張感や眼精疲労がとれて自律神経系のバランスを整えることで片頭痛をおこしにくくするのかもしれません。

このようなものは花王製品意外にも同様多種の製品がございます。
無香料・ゆず・カモミール・ラベンダーなどとフレーバーも種類が多くあります。

片頭痛患者さんは匂い過敏があるので、おこりそうなときは無香料タイプがいいかもしれませんが、そうでない時に使用するならお気に入りのフレーバーがあれば、そちらのほうも効果的なのかもしれません。

AMAZONでも使った感想の記載もありますし、科買うもそれほど高いわけでもありませんし、片頭痛予防という意味でなく使っていただいてもいい商品ですので、一度お試しください。

なんか花王の回し者みたいになっていますが、自宅で簡単に安くでできるのであればいい方法かと考えます。

使った人・使ってみた人 またご意見いただければ幸いです。宜しくお願いいたします。

イメージ 1


ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

今日はタイトルの本の紹介です。
以前からこのブログにも書いていますが、片頭痛患者さんはめまいをおこしやすい。
逆にめまい患者さんは片頭痛をもっていることがかなりの頻度であるのです。

片頭痛患者さんでめまいが多いということは頭痛専門医では比較的によく知られたことです。
耳鼻科の先生ではどうなんだろうか?
ある耳鼻科の先生にお尋ねしたが、あまり一般的ではないような話でした・・・。

そてそんな頭痛持ちとめまいもちのための本といってもいい本の紹介です。
これは耳鼻科の五島史行先生が書かれた者です。
五島先生は頭痛学会では大変著名な先生です。

頭痛学会は内科(神経内科)・脳外科・小児科・麻酔科・歯科口腔外科・耳鼻科などの先生が学会員としておいでです。しかし、耳鼻科の先生からの学会報告が意外に少なく、多くは内科(神経内科)・脳外科・小児科からの報告が大半です。

そんな中で耳鼻科代表として五島先生は毎年内容の濃い演題を発表される先生として大変有名です。
毎年頭痛学会では先生の演題発表を楽しみにされている先生も多く、私もその中の一人です。

その先生が書かれた150ページほどのコンパクトな内容で一気に読み上げられます。
一般の人向けの内容です。金原出版から1500円と価格も比較的にリーゾナブルです。
この本を出版前にも、同じ出版社から「めまいとリハビリ」の本も出版されております。

「めまいと片頭痛」研究の第一人者ですので、日常生活を送る上でもためになる内容となっていますので、読んでいただければと思います。

私はアマゾンで購入し、待合室の書棚において患者さんにも見てもらえるようにしております。

↑このページのトップヘ