2016年08月

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さてさて今日は新しい本のご紹介です。
TVなどでも活躍中の五十嵐先生の新刊がでましたので、ご紹介いたします。
その名も「頭痛女子のバイブル」です。

~~女子が流行中ですが、それにあわせてcatchyなタイトルです。
また本の色もピンク色で、女子向きになっています。
内容は五十嵐先生ならでは、わかりやすさと、字数を絞って頭の痛くならずに読めるような構成になっています。

我々は外来での限られた時間の中で「いろいろとお答えしてはいますが、やはり少ない。」
このような本で系統立て頭痛を知るというのは大変いい勉強ですし、頭痛くらいセルフコントロールが必要な疾患はなく、そのために自分の知識の量が直接頭痛のコントロールにつながっていくものと考えられます。

8月3日の発売で、世界文化社 1404円です。
Amazonなどでも取り扱いがございますので、そちらからでも頼んでみてください。
もちろん本屋で見かけられましたら、一度手にとって見てください。
きっと新しい何かがみつかります。

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夏真っ盛りです。
リオオリンピックも佳境です。
朝から女子レスリング3人娘の金メダルみて感動しました。
最後の最後まで攻めきる姿勢。1秒たりとも無駄にしない気持ち、大切な事を教わったような気がします。
大変おめでとうございます。感動をありがとうございました。

さて、今日は頭痛 x 熱中症です。
今朝の朝刊にも、県内で8/1から8/14までの2週間で熱中症で搬送された患者さんが502人いて、237人が中等症以上だったという新聞記事がでています。また502人中261人が高齢者であったことも注目に値するところです。

熱中症で頭痛がおこる原因は、以下のように考えられています。
体温が上昇して、脳がヒートアップしてきて、自律神経の調節がうまくいかなくなり、脳の血管が拡張して血流が増加していくことで頭痛がおこるとされています。

熱中症で頭痛がおこると、それは中等症以上の状態であり医療機関を受診していただき適切な対応をしていかないといけない状態と認識されています。
もちろん、そうなる前に
①暑さをさけて無理しない ②水分を摂取する。 ③温度を下げる。
などの一般的な熱中症対策をすることが大切ですが、なかなかそれができるようでできないのも現状です。

冷やす部位もそけい部(両側大腿の付け根付近)や頸動脈などの大きな血管を中心にcoolingすることが大事です。頭痛をおこしている部分も冷やしていただくことが大事ですが、体中の水分が減少していれば、体をいくら外側から冷やしても熱が抜けていきません。

ですから十分な点滴で体中の水分を十分補うことが大事です。
経口で補えるのであればいいのですが、経口で補えない場合や、それでは追いつかない場合には点滴が効果的です。
ですから是非医療機関を受診していただきたいと切に願うものです。

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本日はよく外来で尋ねられる質問です。
主に女性から尋ねられます。
タイトルどおりの「トリプタン系薬剤は何日だったら続けて内服していいの?」という質問です。

これ実によく尋ねられる質問なんです。
基本的に何日まではOKで、何日からはまずいという明確な決め事はありません。

まずトリプタンの薬物乱用頭痛ではないということが条件です。
2日内服して、1日休んでまた2日内服だったら、連続して内服しませんが、1ヶ月に20日内服しちゃうことになります。
これはアウト!です。

例えば女性で月経時に片頭痛が連発される患者さんがいらっしゃいます。
具体的には月経前日から、月経がおわるまでの6-7日間は毎日内服します。
排卵日も内服します。それ以外にはあまり内服することはなく、あっても月1-2日
こういう患者さんは、連続して6日くらいないふくするが、1ヶ月10錠以上内服しませんし、練則して10~14日内服freeになることだってあるわけです。ですから全く問題なしなんです。

ですから患者さんの状況・場合・程度によって変わるというのが答えです。

なにか曖昧なすっきりしない感じですが、現実そうなんです。

女性は月経・天候などが誘発因子になりやすいので、続く場合には続くことが時々あります。
男性には月経がないのでそういうことはあまりないのが一般的です。

しかし、いつもより続く場合、痛みの程度が強い場合には是非主治医にも相談しましょう~!

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