2016年06月

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雨が続きます。熊本・鹿児島・長崎では大変な被害がでたようです。
熊本は地震で相当な被害があったところでの、弱り目にたたり目ですが、これからも梅雨は続きますので、是非ご注意ください。

さて今日は表記のタイトルどおりの話です。

毎週毎週週刊誌の新聞広告に今非常に売れている薬が次々と出されますので、疑心暗鬼になられた患者さんから問い合わせが多く、時間がかかります。

新聞広告ほど刺激的な話は本文中には少ないのですが、出てきて評価していらっしゃる先生の質がいかがなものかと思う先生もいらっしゃいます。本当に臨床を患者さんを見てらっしゃいますか?!
とても患者さんを見ているもしくは、薬の使用経験が豊富だとは思えない先生が、辛辣な事をお書きのようです。

まあそれはそうとて、片頭痛についても記載ありでした。
「イミグラン」がやり玉にあがっています。
女性が飲み続けると危ない薬のコーナーででています。
「長期間使うとかえって頭痛の原因になる。」と記載されています。
女性はだめで、なぜ男性はいいのでしょうか?! 意味不明です。

根拠ないと思います。
イミグランはアメリカでは1991年。日本では2000年に発売されています。
日本で使えるようになって毎月使用されてきている患者さんもかなり多くいらっしゃいますが、そのような報告はありません。

薬物乱用頭痛はもちろんあります。それは使い方がまずいわけです。
長年内服すると頭痛の原因になるという根拠はどこにもありません。

多くの医師は副作用も作用も知って薬を使っています。
薬ですから、上手に使っていい効果を導き出すために使うわけです。
このように根も葉もない話を平気で載せられると非常に迷惑なのです。

週刊現代も売り上げ部数を伸ばすためには必死です。

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今日は大雨の当地です。
梅雨ですから仕方ありません。5月はめっきり良かったが、6月は悪~いという患者さんも多い外来の日々です。

ここのところ不眠症づいています。
睡眠についてのセミナー・研究会・新患の患者さんと立て続けにきます。
ポスターのような講演会に呼んでいくことも多くありがたいものです。

私自身は決して不眠症の専門家ではありませんが、看板に脳神経外科とおお謳っていますとこの神経という言葉にひっかかって、心療内科がらもの患者さんもいらしゃることが少なくありません。

私に手が負えないような患者さんは速やかに専門家の手に委ねますが、まずまずいけそうかなというものは拝見させていただいております。不眠などは最たるものです。

片頭痛患者さんにとっても睡眠は大きな問題です。
よく眠れる患者さんは得てして片頭痛のコントロールがいいようです。
逆にあまり眠れない患者さんは片頭痛のコントロールがよくないようです。

卵が先か鶏が先か?という話があります。
よく眠れるから頭痛がおこらないのか?よく眠れないから頭痛になりやすいのか?
これにもつながっていくものではと思います。

不眠症の患者さんは基本的に睡眠に対しての理想やこだわりが高いところに設定されている傾向にあります。ですから、合格点が高いので合格できないのです。
視点を変えて、これくらいならあいいやと思えるようになると満足感もあがりますし、頭痛とも向き合いやすくなるということもあるのではと考えています。

私自身は「いつでも・どこでも・誰とでも(誤解ないようにうるさい環境でもという意味)」眠れる人でした。過去には・・・。
やはり年齢の影響か、環境・条件を整えないときちんと眠れないようになってきています。
準備・努力をしていい眠りにすることは大事で、お薬は内服しませんが、私自身はよく眠れるためには内服もありと考えています。そうすることで生活が安定することが大事だと考えています。

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 今日は「整体・整骨院などでこう言われました・あ~言われました」というお話です。
私は個人的に整骨院・接骨院・整体・マッサージの力を否定していません。できれば仲良くしていきたいと思っているくらいです。

 開業医の中には一部の先生でマッサージの許可書を書いて欲しいという依頼を断る先生もおいでになります。私はお話を伺って問題ないようであれば許可書を書きます。実際お断りしたことはありません。

 うちにはいろんな患者さんがおいでになり、「ああ言われた。」「こう言われた。」というおもしろい話は枚挙にいとまが無いのですが、なかでも秀逸だったのが片頭痛で10数年お悩みの女性の話でした。

 その人が知り合いの知り合いから「片頭痛をばっちり治せる整体師」がいるから行ってみたらという話だったので、とるのもとりあえず受診されたようです。繁盛しているようで、日時を指定されて伺ったようです。

 最初は整体師の先生の長いお話で、「このような人が施術で治った。」「このように困っていた人が施術せ治った。」という話しだったようです。その後、施術かと思ったら、「長くかかるので次回はいつくる予定か?」と聞かれ、その患者さんは一応希望日時を伝えられたようです。それから施術になったようですが、派手な出来事はなくマッサージに毛の生えたようなことが20分程度続き、その日は終わったようです。

 しかし、その後もその後もあまり変わらないような施術が施され、結局5回目くらいで施術に通われるのは辞められたようです。

 ここまで書けば私が非難しているみたいになりますので、そういうわけではありません。
真意をと言いますと、その整体師の施設はHP上にもたくさんの治癒例が記載されています。
私も拝見させていただきました。たくさん患者さんの顔写真入りで載っています。あまりこういうパターンのHPは医療では拝見しません。強いて言えば美容外科ではあるかもしれません。

 で問題なのは片頭痛ではなく偏頭痛と記載されている点です。

 医学用語として戦前から片頭痛であって、偏頭痛となったことは一度もありません。
私自身はHPの善し悪しの見分け方として偏頭痛と書かれたものはまともなものはないので、見ない方がいいですとお話ししています。

 加えてその整体師さんは片頭痛も緊張型頭痛もわかっらっしゃらない。
後頸部の筋肉の緊張が高くなって血流低下がおこって頭痛がおこるのが片頭痛と記載していらっしゃておりました。片頭痛も緊張型頭痛も一緒になってらっしゃるなだと思います。

 言わずもがな病気の本態がわかっていらっしゃらないんだと思います。この整体師さんは。
もちろん、中には大変優秀な整体師さん・灸をやられる方も多数おいでであるのは間違いありません。このような方はごく一部なのです。

 ですがやはり病気の字は間違って欲しくありませんし、病気の本質は間違ってはいけません。
皆さんたくさんの情報が世の中にあふれかえっていて、どの情報を信じたらいいんだろうと悩まれることと思いますが、今回私が言いたいことは「偏頭痛とかいたものは、あまり信用されないほうがいいですよ。」ということです。

お間違いなく!
 

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最近、頭痛の新患の患者さんが増えています。
理由はなんでかなと考えていくと

①転居してきて、前もらった薬がなくなったので受診する。

②梅雨前で雨模様の日が多く、頭痛が増えている。

③いろんな理由で病院を転々とする。

①②は季節的に見ても、そもありなんというところでしょうか?!

でも病院を転々とする患者さんも一定の頻度でいらっしゃるのも事実です。

頭痛診療に王道はなく、正解がみつけにくい患者さんは、誰がみても正解は難しい。
私が見たからわかるってもんじゃないし、「頭痛の神様」のような先生でもおそらく難しい。

私のところにおいでになって、私が「頭痛難民」に仕上げた患者さんもいらっしゃると思います。
できれば避けたいのが「十分なコミュニケーションがとれない。」とか「話を聞いてもらえない。」とかです。なるべく時間の許す限り初診ではお時間をとりますが、なかなか診療の都合というか、待ち具合ではそうもいかないこともあります。 あるんですよね。 心苦しく思っております。

全く見当違いでよそに行かれるのは当然仕方ないし、見立てが間違っていれば申し訳ないし、患者さんがうまくcontrolできるようになっていただければ、大変ありがたいと思って診療しています。

でも「十分なコミュニケーションがとれない。」とか「話を聞いてもらえない。」はいただけない。
そういう不満を持たれないように工面したいと思っております。治るものも治らないからです。

言い訳をすれば頭痛以外の患者さんもおいでですし、予約制でもないので、時間を取れるときは取りますが、申し訳ないときも多くあります。

ただ「頭痛難民」にならないように配慮していきたいと思っております。
片頭痛は治るものではなく、controlするものですから、医師-患者間のcommunicationが大事です。

また明日からも頑張って見ていきたいと思っております。

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