2016年01月

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 日曜日から月曜日にかけて寒波襲来で、生きてきて九州で(阿蘇山頂を除く)こんなに雪が積もったのをみたことがないというくらいに雪が積もり、交通・日常生活・診療が大パニックになりました。

 昨日からは通常に戻りましたが、九州は雪がふるとてんでダメですね。
私も20年ちかく、車にチェーンをはめたことがないし、運転したことがありません。北海道で働いた経験がありますので、スタッドレスタイヤの運転なら普通にしてましたが、それも10年前の話です。

 そんなこんなで、いつのまにかブログの訪問者が16万人を越えてました。
ビックリです。ブログ開設して丸8年ですので、1年に2万人増える計算です。
読んで頂ける皆様に大変感謝です。ありがとうございます。

 そんな矢先なのに今日は頭痛ネタではないんです。今日は当地の商工会で健康管理について話してきます。毎年、あちこちでこのような会で話をさせて頂いています。

 テーマは脳卒中だったり、頭痛だったり、認知症だったり、不眠だったり、肺炎だったり?!
 「肺炎~?!」 そうなんです。全く専門外なんですが、ご要望があればそんな話をしにいったりするんです。

 このような医療講演のオファーは基本的に断らない主義です。
今までお断りさせていただいたのは「青年期のうつ」「薬物中毒」の2回くらいです。
それ以外は話せるテーマであれば、でむいて話をさせて頂いております。

 今日も生活習慣病から脳卒中・認知症と多岐に渡る話です。聞きにきていただける方が自営業者の働き盛りの人が多いと思われますので、当然頭痛の話も込み込みです。頭痛はどこに行っても大事なネタです。

 頭痛は大事です!

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今日は変なタイトルです。
新三共胃腸薬のように「食べる前に飲む」ではありません。

片頭痛の薬「トリプタン」の話です。
夜になって片頭痛が来ました。もうすぐ寝る時間です。
「飲むか?」 or 「眠るか?」

究極の質問です。
飲まずに寝て翌朝スッキリすることもあれば、飲まずに寝て途中痛くて目が覚めることもあります。
一か八かかけてみるではないのでしょうが、うまくいかない場合には「痛い代償」が待っています。

そういう場合に内服して再度寝ても、治らない・眠れない・翌朝まで引きずるなどの問題が残されることを経験的に知っていらっしゃると思います。

中には眠る前はマクサルトを内服して、少し眠気がきて気持ちよく眠って、朝スッキリを必ず行う患者さんもいらっしゃいます。内服している数が少なかったり、間隔があいていたらい、月経前では躊躇せずに内服されるのでしょうが、間隔があいてなかったあり、連日内服してたり、内服しても効果が落ちていれば躊躇するのが心情だと思います。

ただ言えることは内服せずに眠って、痛みで目が覚めたら最悪だということです。

基本的には内服して眠ることを勧めています。

個人個人で違いますが、その方がbetterだと思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

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年末は駆け込みで片頭痛患者さんの再診患者さんをたくさん拝見しました。
もちろん年末・年始でお休みするからですし、こまったことに「ダンナの実家へ里帰り」という最も危険な因子が待ち受けたりするために駆け込み受診が多かったように思います。

「ダンナの実家へ里帰り」くらい強い片頭痛の危険因子はありません。
寝る場所がかわる。ストレスがかかる。無理して頑張らないといけない。強行軍・行き帰りが大変などまずいことが目白押し状態ですから、片頭痛がおこるのもやむを得ないことなのかもしれません?!

来月5日に東京女子医大頭痛外来でTVでもおなじみの清水先生が新しい本を上梓されます。
一般の人向けの本です。先生の書かれる本の特徴は
①文字が大きい。
②挿絵が多い。
③内容が常に進化する。
という特徴があります。書き慣れてある先生ですので、読み手側の気持ちも考えて作ってあるというところがすばらしい所です。

こういうのは慣れていないと、細かいところまで手が届かないものですので、書店で見かけられたら一度手にとって見てください。私はこのような才がないので、是非参考にされてはと思います。

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新年あけましておめでとうございます。
平成28年も何卒、この頭痛日記を宜しくお願いします。
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新年1発目のブログは最近の研究報告からです。
私もなんとなくそうじゃないかなあと普段から思っていた話です。

雑 誌:「Headache」2015年11月19日

著 者:Dr. Vincent Martin(アメリカ・シンシナティ大学)

趣 旨:アメリカでは約12%の人が片頭痛の既往がある。また約1%には慢性片頭痛がある。

今回の研究対象は片頭痛歴のあるアメリカ人約4,500人。対象のうち17%は喘息を有していた。

 対象者の片頭痛の発現頻度は月15回未満だった。
 1年後に慢性片頭痛(月15回以上の片頭痛の発現)をもつ患者の割合を検討したところ、喘息患者では5%以上が慢性片頭痛を発症していたが、喘息がない人では2.5%のみだった。

 Dr. Vincent Martinは、「喘息と慢性片頭痛の関連性は強く、喘息は抑うつよりも慢性片頭痛を強く予測する因子。時折片頭痛がある人に早期に予防薬を処方することは、慢性片頭痛へ進行するリスクを低減することに役立つ可能性がある」と話している。
 また、「片頭痛と喘息は、血管または気道の平滑筋の炎症・活性化が関与する疾患であるため、喘息関連の炎症は片頭痛の進行につながる可能性がある」と述べている。

 このように喘息のcontrolがわるくなると片頭痛のcontrolもてきめん悪くなる印象でした。また喘息患者さんの片頭痛controlで難渋することが多く、今後も片頭痛診療において喘息の有無、control状態などを細やかにcheckすることが大事であり、慢性化しないよう配慮していかないといけないものだと改めて感じさせてくれる論文ではないかと考えます。

 喘息をもっている片頭痛患者さん。要注意です。

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