2014年12月

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 今年も1年間大変お世話になりました。
皆さんも何となく、木曜日を中心にupされているのにお気づきだとおもいますが、今年最後のupになりそうです。

 あっという間のような、長いような、、。あっという間かな?!
最後はなんかすてきな話題をと考えましたが、なかなかいいのが思い浮かばない、、、。

 苦し紛れにというわけではないのですが、あるサイトから拾ってきました。

 日経メディカルという医師向けのサイトで、Onlineの医師会員を対象に最も処方頻度の高いトリプタンを尋ねたところ?

 第1位 イミグラン(36.8%)
 第2位 アマージ(31.2%)
 第3位 ゾーミッグ(12.5%)

 最も処方頻度の高いトリプタンとして挙げていた。・・・・・そうです。

 正直「へえ~」でした。

 ちなみに私の処方では
 第1位 マクサルト 第2位 レルパックス 第3位 アマージ 第4位 イミグラン 第5位 ゾーミッグ
です。

 意外でした。私の中の4位・3位・5位がベスト123ですからね、、、。

 また一般の医師と専門医でも違うとは思うんですが、、、、。

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 さて頭痛学会総会ネタもつきましたので、今日は最近のTVCMで目にされた方も多いかと思いますが、新しくでたイブAEx.錠についてです。

 私は新しい市販の鎮痛剤(頭痛薬)がでるたびに一応メーカーのHPなどで確認させていただき、外来の話のネタにさせていただいています。
 
 イブ系の薬剤はもともと認知度が高い薬ではあります。
 理由ははやりのタレントを使っていて、目にとまることが多いからだとおもっています。モチロン効果もあるからですが、、、。

 イブA・・・・・・・ローラ
 イブクイック・・・・篠原涼子
 イブAEx.・・・・・・戸田恵梨香

 今回は戸田恵梨香さんがキャスティングされています。若い女性に認知度・好感度が高い人という選択肢だと思います。

 問題は成分ですよね。
 基本はイブA錠と全く同じです。ただし主成分のイブプロフェンが150mgから200mgへupしているとこだけが変更点です。残りのアリルイソプロピルアセチル尿素・無水カフェインの量は全く一緒です。

 一般的に成人ではイブプロフェン(商品名:ブルフェン)は200mg妥当な量ですので、当たり前の配合にしたということです。

 ただし、これが効果に違いがでてくるかと聞かれれば、エスエス製薬はなんと言われるかわかりませんが、態勢に影響なしだと思います。

 まあ、いつも言いますが名前を変えないとspotがあたらないので名前は少し変わりましたが、名前を変えるほどの変化ではない微調整程度だと私は考えています。

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 今日は少しタイトルが勝手にひとり歩きしそうなタイトルにしてみました。

 実は今年の夏頃に、東京の脳外科の先生で「最近、中高生で姿勢の悪い子供たちの頭痛があって、原因はスマホだ。」という話を聞いたことがありました。
 
 私自身はあまり経験がなかったのですが今年の頭痛学会総会では全くそのような演題がありましたので、ご紹介いたします。
 
 東京都済生会中央病院小児科の荒木清先生からの演題です。
「思春期片頭痛患児におけるブルーライトの扱いに関しての提言」というタイトルです。

 この演題では、難治性の思春期慢性連日性頭痛の中に、スマホやゲーム機などのブルーライトを使用する機器の夜間における使用を制限することで 症状が改善する例がある。
登校不可、昼夜逆転傾向を伴ったケースでは、夜間のブルーライト制限が最良・最短の治療である場合があるという演題でした。

 もちろん、最近では有名になりつつあるLINEいじめなんかというような精神的な要因がbaseにあってからの頭痛なども陰にひそんでいるのかもしれません。

 ブルーライトカットのメガネが頭痛を減らすという論文もありますので、やはり不必要なブルーライトはできるだけカットしたほうがいいようです。

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 今年の頭痛学会シリーズ第3段です。
 今回はランチョンセミナーで聞いた東京女子医大頭痛外来 客員教授の清水先生のお話です。

 清水先生は、あらゆるTVに忙しい時間を縫って出演される大変ご高名な先生です。また我が国の頭痛診療のリーダーのお1人でいらっしゃいます。
 
 久しぶりに先生のご講演を聴きましたが、相変わらず語尾が濁らない。圧倒的なvolumeをかなり早口ですが、聞いている人に確実に届ける力は並ぶ人がいないのではとさえ思います。

 今回のお話で、私が最も頭の整理に繋がったのは、「片頭痛」X「感覚過敏」についてです。

 片頭痛では、あるゆる感覚が過敏になることが知られています。

 例えば
 「光過敏」・・・普段はどうもない明るさが片頭痛の際はまぶしく見えたり、つい電気を消してしまい         たくなったりすること。
 「音過敏」・・・普段はどうもないが、片頭痛の際はうるさく聞こえる。音という音を消してしまう。
 「におい過敏」・・・普段どうもないにおいが苦しくなったり、辛くなったりする。
 「皮膚過敏」・・・頭が痛い場所の髪の毛を触るだけで頭が痛くなる。

 このような知覚過敏状態が常々経験されるものですが、これがどのような機序でおこり、どのような順番で広がるのかを解剖学的な見地からご説明いただき、なんとなくわかっていたことが随分スッキリわかるようになりました。

 また、知覚過敏を十分治療しないことへの問題点、対策方法にまで言及され、会場いっぱいの聴衆は大変満足した次第です。

 我々は頭痛の専門家が集まっているわけですが、清水先生はその中の専門家というべき存在です。

 TVで目にした方もいらっしゃると思いますが、さわやかな語り口は我々の間でも大変評判のいい先生です。是非、TVで見かけてみてください。

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