2014年11月

イメージ 1

https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking.html ]
ランキングに参加しています。クリックをお願いいたします。

 今日も先々週あった第42回日本頭痛学会のネタからです。
 頭痛学会では重鎮の山口三千夫先生の演題です。
 「片頭痛治療の脇役としての芍薬甘草湯」
 大変興味深いタイトルです。実は私が参加できなかった土曜日に発表されていますので実際は聞いていませんが、学会の抄録を読ませていただくと大変興味深い演題です。

 私は外来で患者さんに説明する際にこのように話しています。
 ①片頭痛のスイッチが体の中でONになります。
 ②胃腸の動きがとまり
 ③肩甲骨内側面から両肩・首にかけて張ってくる
 ④なんともいえない倦怠感がでてきて
 ⑤頭のどこからともなく頭痛がでてきます
 というように片頭痛のおこる順番について話しています。もちろん全員ではありません。

 患者さんで頭痛はとれるけれど首コリ肩コリがとれないとおしゃる患者さんは多くいらっしゃいます。ミオナールなどの筋弛緩作用のある薬を出してみたりしますが、この首こり肩こりには有効では無いことが多いようです。

 そう。そんな患者さんに芍薬甘草湯を試してみてはということです。
 芍薬甘草湯は高齢者の夜間の足のつったものによく使います。効能書きにも筋肉の急激な痛み・けいれんなどにと書いてあります。

 山口先生の発表を見ると効果もまずまずで、試してみてもいいのではと思いました。実際使い出しています。まだ結果は聞いていませんが、また後日ご報告させていただきます。

イメージ 1

イメージ 2

https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking.html ]
ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

 先週の金曜日(11/14)は丸1日診療をお休みしまして、下関での日本頭痛学会に行って参りました。

 当地から下関までは車で高速道路を使いまして約80分程度(約100km)です。
 朝9時から会場の海峡メッセにはたくさんの人でした。

 今回も抄録が約1ヶ月ほど前に送られてくるんですが、まあ解離性動脈瘤による頭痛とRCVS(可逆性脳血管れん縮症候群)の演題が多くてびっくりしました。

 解離性動脈瘤による頭痛は、この10年注目度が高く、一般の脳卒中を専門にする医者だけでなく、頭痛を専門にする医者を含めても認知度が高く、検査のクオリティーも高く、治療についても満足行く結果が出せるようになった疾患です。

 RCVSはこの5年ほどまえから急速に注目されるようになり、私も以前新高輪プリンスホテルでの研究会で1000人くらいの聴衆の前でもこのRCVSについて話をさせていただいた経験もあるので、大変興味深い疾患です。

 片頭痛についてはこれといったブレイクスルーとなるような話も無く、今回は今までの予防薬についての再検討した演題がポツポツみられました。

 群発頭痛については、ケースレポートですが、ロゼレムという睡眠のリズムを改善させる薬を使うと群発頭痛がよくなったという報告があり、大変興味深い報告です。私も群発頭痛の適応外の薬ですが、副作用も少ないので今後は少し積極的に使っていこうと思いました。

 いい結果がでれば、群発頭痛の患者さんの予防薬として使える可能性があり楽しみです。

https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking_out.html ]
ランキングに参加しています。クリックお願いします。

 今週、金曜日土曜日と下関で日本頭痛学会がありますので、今週は早めにupしてみました。

 今日のタイトルどうでしょうか?! すごい冒険? 冒涜? あほか?!

 挑戦的なタイトルで、ご批判を募りたいと思っています。
 このタイトルはうちの受付のお姉さんが言い出したものです。随分以前に「院長~。片頭痛の患者さんは美人が多いですよね、、、。」と言い出したことがありました。


 「確かにね~。そういえばそうかもね」くらいな感じであまり関心を示さなかったのですが、受付のお姉さんは関心が確信に変わったようで、具体的な患者さんの名前をあげて話していました。「確かに言われる患者さんは美人だね~。」と・・・。

 でもそうばかりでもありませんので、非常にコメントしづらいと思っていましたが、大変仲のいい頭痛外来をしていらっしゃる先生に、その話を振ったところ「有意差はないと思うけど、その傾向にあるのは間違いない」と言われました。確信を持って。

 その先生の意見ですと、片頭痛患者さんは比較的に低血圧で外の日光が苦手だから色白な人が多く、平均的な体型から少し痩せた体型の人に多いからではないかという意見です。
 つまり顔の造作ではなく、体型や色白な点からだということです。もちろん美人には必要な要素だとは思います。

 こんあ挑戦的な内容をブログでupすると批判的な意見が多く寄せられそうで、一抹の不安を感じていますが、受付のお姉さんも皆さんの意見を聞いてみたいと言っておりますので、危険を承知でupしてみました。でもまじめに考えてみました。
 

イメージ 1

https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking_out.html ]
ランキングに参加しています。皆さんクリックしてくださ~い!!!

 今日のテーマは、タイトル通りです。
昨年、頭痛の診療ガイドラインが改定になりました。それに伴い、患者さん向けの本が2014年10月に医学書院から出版されました。

 実は私はまだ中身をみていませんが、帯書きには「日本で最も権威のある頭痛診療のガイドラインです」と随分手前味噌な書き方になっています。

 権威があっても治らないと駄目だし、権威があっても中身が悪いと駄目ですよね。まだ見てないのに否定的で申し訳ありません。来週、いよいよ下関で今年の日本頭痛学会総会がありますので、そこで内容を吟味したいと思っております。

 ただし、おそらく立派な本に仕上がっていると思いますので、ご興味のある方や、頭痛に悩む方、頭痛についてもっと知りたい方は、お問い合わせは医学書院販売部だと思います。

 基本的には一般の本屋で扱われるとは到底思えないので、AMAZONあたりが無難かと思います。

↑このページのトップヘ