2013年09月

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 今日は小児の片頭痛についてです。

 以前から書いていますように大人と子供は同じ片頭痛でも少し違います。

 例えば男と女の比率は大人が5:1で女性に多いのに比較して子供は、ほぼ1:1です。
 また大人は何がしかの前兆を感じながら片頭痛がきますが、子供は突然という感じで始り、徐々に改善するというわけでなく、突然ともいえるくらいに急速に改善していきます。
 そして、痛む時間は3時間以内が多いのが特徴です。

 今日お話ししたいのは、子供さんの片頭痛治療にはお母さんの存在が極めて大きいということです。

 多くの患者さんは、子供さんでは予防薬を内服させていないケースが多いのですが、頻度・程度が強ければ予防薬を内服させないといけないケースがあります。

 小学生であれば服薬管理は、なかなか本人にまかせることはできません。
 母親の力が必要になります。また頭痛diaryの記載についても母親にお願いする場合が多く、大変ですが状況を簡単で構わないので記載していただくようにお願いしています。

 我が家もそうですが共働きの家庭が多く、なかなか子供さんと接する時間が少ない中で記載していただくのは大変ですが、そうすることで子供さんと一緒に頭痛に向き合う時間も自然と増えますし、母親の片頭痛に対する理解も深まります。

 片頭痛もちの母親は比較的に理解が進みやすいのは事実ですが、片頭痛もちでない場合には大変だとは思いますが、何卒母親力を治療に活かしたいのが本音です。

 ご協力宜しくお願いいたします。

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 昨日から本日にかけて台風が本州を縦断するとのことで、今日は1日台風情報のようです。
 当地は風は大変強いようですが、いい天気で紫外線が強い日になっています。

 さて今日は群発頭痛です。
 最初に書きますが、いい情報はないです。新しい知見の発表も今のところはありません。
 台風にも絡みますが、群発頭痛の時期に入っています。
 先週は1日2人の群発頭痛新患がきました。同じ日に群発新患2人は珍しいです。
 それ以外にも2人の群発頭痛患者さんが群発期に入っています。

 当診療所では4人群発頭痛患者さんがでれば群発警報といってもいいと思います。
 初発・再発入り乱れて受診に来られる可能性あります。
 今年は夏が長く、更に8月末から立て続けに3発の台風ですから、環境的にもおこってもおかしくない環境になってきました。

 患者さんにとっては大変嫌な時期だと思います。
 唯一は比較的に群発頭痛が市民権を得て、以前より早く診断がつけられるようになったことと、イミグラン自己注射を始め、治療ができるようになったことが救いだと思います。

 みなさんお気を付けください。

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 片頭痛が初発する時期としては10歳代が最も多く、続いて20歳代、そして0-9歳になり、30歳代の順番で、40歳以降の片頭痛の発症は極めて稀です。

 子供さんの場合にはその子供さんの成長・発達にもよるのですが、通常は年齢ではなく2次性徴の有無と症状によって子供の片頭痛・大人の片頭痛だと話したりします。

 子供さんの片頭痛ですと、急に始まって急に改善する。3時間以内が多い。前兆はあまりない。平日午前中が多く、頭痛以外の症状(腹痛など)もめずらしくありません。また母親が片頭痛であることが大変多いのが特徴です。

 大人になると、3時間で改善することはまずありません。また子供さんの場合にはカロナールやブルフェン(イブプロフェン)が効果的なことも多くみられます。

 しかし、身長でいえば150cm 体重なら40kgを越えた頃に概ね2次性徴を迎える頃というわけですが、こうなると今までと同じようにはいかなくなります。

 例えば3時間以内では頭痛が収まらない。午後でもよくおこる。頭痛以外の症状がでなくなる。何よりカロナールやブルフェンなどの薬が効かなくなるということになります。

 そうなりますと徐々に治療も子供versionから大人versionへ変えないといけません。
予防薬もペリアクチンからミグシスやデパケンなどを使わないと行けなくなったり、頓挫薬についてもトリプタンを使わないと効果が出にくくなることがあります。

 おおまかな目安として2次性徴の有無もしくは150cm40kgを目安にしています。

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