2013年02月

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 おはようございます。現在東京です。新高輪グランドプリンスホテルです。
 昨日は無事に頭痛の達人養成塾を終えました。

 まずは塾長の基調講演があり、塾生同士の患者・医師の模擬診察などがあり、その後4つのパートにわかれて1例をじっくり検討する会が行われました。ここが私の出番になります。

 1グループ7-10人でグループを形成して、それぞれ症例提示されているテーブルを回るという形式です。参加されている先生の多くは脳神経外科・神経内科の先生で、中には大きな病院の頭痛外来の著名な先生も含まれております。また麻酔科の先生方が何人も含まれておりました。

 私も教える側ではなくて、塾生のほうでもいいなあと思うような感じです。

 先生方は皆さん大変熱心でたくさんの質問を受け、私も大変勉強になりました。
 また、たくさんのエネルギーもいただきました。
 中には同窓の先生に約20年ちかくぶりにお会いすることもできました。

 3つ後輩の先生ですが以前の頭痛フォーラムでの私の発表も聴いていただいたようで、改めて言われると嬉しいものです。
 また麻酔科の先生とも有意義な意見交換もできました。これも大変貴重な経験となりました。

 今日は頭痛フォーラムがあります。
 しっかり勉強して福岡に戻りたいと思います。

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 今週の土・日は研究会続きです。
 土曜日は午後を開業して初めて代診の先生にお願いして研究会出張です。
 土曜午後は、お休みにしても良かったのですが既に2月第1週目を午後からお休みにしたので、休まずに診療をすることとしました。

 受診予定の患者さん。土曜日午後は代診の先生です。宜しくお願いします。

 私が土曜日午後をお休みして出かけるのが「頭痛の達人」養成塾です。
 私は養成されるほうではなくて、養成する側です。
 この会は日本頭痛学会が協賛して行われる研究会で、これから頭痛専門医を目指す先生や頭痛診療を中心に開業を目指す先生方の実践力を養おうとする会です。

 医者の世界にも塾のような勉強会のようなものがあるんです。

 頭痛学会の総会があるたびに「初級者編」「中級者編」という形で、このような養成塾的なものは取り行われていますが、今回は翌日曜日に頭痛フォーラム2013が行われますので、それに併せて行われる形になります。

 今は土曜日の頭痛養成塾のためのスライド作りが佳境に入っています。教育的でないといけませんし、ためになるものでないといけません。難しいんですよね、人に教えると言うのは、、、。

 それが終わると日曜日は丸1日頭痛フォーラムで勉強する。
 まさに頭痛の週末です。
 私の場合には頭が痛くなるわけではありませんが、しっかり頑張っていきたいです。

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 手を変え品を変え、薬物乱用頭痛の話です。
以前も書きましたが、詰まる所困るのは小児の片頭痛(起立性調節障害絡み)と薬物乱用頭痛です。

 その中で今日はトリプタンの薬物乱用頭痛です。
 頻度はそれほど多くありませんが、やはりいるんです。
 
 市販薬の薬物乱用頭痛は値段的にもそれほどではありませんが、トリプタンは値段的にも張りますので経済的にも少ないものです。

 市販薬は鎮痛剤+安定剤+カフェインの組み合わせで、結構難渋することも多くあります。
 ところがトリプタンの薬物乱用頭痛は薬の半減期が短いために1週間何とか薬を我慢していただければ改善します。

 市販薬よりも比較的に簡単に離脱できるのが特徴です。
 当院でも1ヶ月に20回以上、イミグランを内服していた患者さんがいらっしゃいましたが、そのことを話して比較的簡単に離脱することができました。

 これは気づきでなにとかなることが多く、市販薬との大きな違いになります。

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 本日は東京に認知症の研究会できています。午後からの診察はお休みです。
 宿泊は泊まりなれております「新高輪グランドプリンス」です。
 研究会後に、頑張って打ち込んでおります。

 さて正月あけから薬物乱用頭痛の患者さんが多いことを書きました。
 確かに多いんです。なぜかな?! 原因は実際よくわかりません。

 薬物乱用頭痛の患者さんの1回目の受診された場合には、患者さん用のパンフをお渡しして、それを中心に話しております。

 2回目の場合にも決まったことがいくつかあります。
 ①まずは2回目にきていただいたことに感謝します。
 ②頭痛diaryを確認します。書いていただいたことを感謝します。
 ③鎮痛剤をどれだけ内服しているかをcheckします。
 ④毒だし(=鎮痛剤をどれだけ中止したか)がうまくいったかどうかを確認する。

 この①~④を必ず確認します。

 以前も書きましたが、薬物乱用頭痛の治療がうまくいくかどうかのポイントがいくつかあります。
 ①自分が薬物乱用と気づいていない人は気づいていただくだけで、うまくいくことが多いです。
 ②逆に自分が薬物乱用頭痛と気がついている人は、かなり覚悟が必要です。
 ③決められた時期に再診していただける人はうまくいきます。
 ④頭痛diaryを丁寧に書く人はうまくいきます。
 ⑤2回目の受診時に鎮痛剤の内服回数が少ない場合にはうまくいきます。

 ということで1回目から2回目までが順調にいくことは薬物乱用頭痛の経過としては大変重要な期間になるのです。

 そのためにもきちんと再審していただくことが大事ですので、1回目受診された際に必ず受診していただくようにお願いしますし、2回目にきていただいた場合には感謝するようにしております。

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