うちの診療所の初診患者さんの70%は頭痛で来院される患者さんです。

 

　最近は一時期のキムタクショックで来院される患者さんは少なく、逆に季節の変わり目のためか薬物乱用頭痛の患者さんが多いようです。

 

　慢性頭痛の約4-5割くらいは薬物乱用頭痛もしくは予備軍といってもいい患者さんです。

　お母さんと娘さん。お母さんと息子さんなど、親子で受診される患者さんも多く、親子で励ましながら治療されています。

 

　また片頭痛でみえられている患者さんの家族の中にも薬物乱用頭痛の患者さんがいらっしゃることもあり、患者さんは心配されますが、忙しくて受診されないので、どうしたらいいですかと相談をもちかけられるのも非常に多いのが現状です。

 

　どこかできちんとした知識を身につけて治療にあたらないと、薬が薬を呼び、飲む頻度も増え、悪循環に陥るのですが、なかなか気がつかないものです。

 

　私自身はタバコのパッケージのようにすべての鎮痛剤に薬物乱用頭痛になる可能性がありますと記載していただけるようになることを切に祈るものです。