2010年05月

 今日は休日当番日で、診療所をあけています。
 昨年はシルバーウイークの中日に当番日がまわってきましたし、いい天気でしたので、いろんな患者さんが結構来ましたけれど、今日は小雨なのでパッタリです。ですからブログ書く暇もありありです。
 
 うちの診療所の前に大きな家電店舗があるのですが、そこはopen前から車がワンサカワンサカ。
 交通整備のおじさんだけでは事足らず、店員さんまでも小雨の中、交通整備しています。
 
 うちは近くに大きな救急病院もあるので、通り過ぎるんじゃないかなあと勝手に推測していますが、真実はわかりません。
 
 さて 今日はどうなることやらスタッフと一緒に昼飯の心配してますけど、、、。

 毎年5/25から5/31は脳卒中週間です。
脳卒中週間は毎年標語を作ります。昨年は「脳卒中 健康過信を 狙い撃ち」でした。
 
今年の標語は「長くてつらいリハビリよりも ちょっと控える塩と酒」 です。
 
 大変いい標語ですよね。実感のこもっている。
 また味わい深い標語です。
 
 塩分を控えるのは高血圧の予防にもなりますし、大変大事なことですが、お酒についてはそれほど悪いわけではありません。この標語を決めるにあたっては裏話があって、ある先生が「ちょっと控える塩・タバコ」にしたほうが絶対にいいと言って聞かなかったそうですが、最終的には上のようになったようです。
 
 リハビリは長くて辛いものです。それよりならない努力が本当に大事なことです。

 以前もこのブログで巨人の木村拓也コーチがくも膜下出血になられた後から急激に若い患者さんが増えたことを報告しました。その後日談です。
 
 先日、横浜に学会に行きました。
 そこでも、その話はもちきりで、公立病院の部長先生や大学病院の外来チーフもそのような受診が多く困っているとのことでした。私立の病院は断ることはできにくいのですが、公立病院では受付の段階でバンバンお断りしているそうです。中には上手に脳ドックに誘導しているとのことですが、ドックと保険診療では値段もずいぶん違うので、なかなか脳ドックの患者さんは増えていないようです。
 
 また大学病院でMRIの予約が2ヶ月であることを話すと、その間に何かあったら責任とってくれるんですかと凄む患者さんもいるとかで、大変だそうです。
 ある意味これもモンスターですね。
 
 東京のドック専門の病院では4月中旬から脳ドックの料金を20%offにしたところ、アクセスが急速に増えて予約が前年度比50%upだったようです。
 
 大事なことは未然に病気が見つかって、その患者さんがhappyになってくれることですが、はたして全国でどれくらいの患者さんがhappyになってくれたんでしょうかね?!

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