2010年04月

 今日は第39回慢性疼痛学会からの報告です。
 
 アメリカでは12歳以上の人口の9%が薬物の乱用または依存を経験しているとのことです。
 一番多いのがマリファナですが、何んと2番目に多いのが鎮痛剤なんですよね。2007年のデータでは2147万人が鎮痛剤の乱用または依存を経験しているそうです。
 
 鎮痛剤を使用するということは乱用することと背中合わせであるということを心にくぎを刺す必要があります。
 
 もちろん、これは患者さんだけでなく、われわれ医師も同じことですので、教訓として知っておくべきだなあと痛感する次第です。
 
 薬物乱用頭痛の啓発にいそしんでいるのは日本頭痛学会だけかと思ってましたら、最近は製薬会社のエーザイも積極的にパンフレットやポスターを作って啓発してくれています。
 
 ありがたいものです。

 今日TVを見ていてビックリ!
 巨人の木村拓也内野守備走塁コーチ(37)が内野手にノックをしていて前のめりに倒れました。
 
 その後、両軍の選手にトレーナーがかけよってきましたが意識はないままで、AEDも持ち込まれて大騒ぎになりました。救急車では意識不明の状態で搬送され、搬送先での診断の結果、くも膜下出血と診断されたようです。
 
 37歳という年齢で突然倒れる代表格がくも膜下出血です。見た瞬間、あ~これはくも膜下出血かも~と思ったのですがあたってしまいました。私も20年脳神経外科医をしていますが、発症した瞬間のくも膜下出血を見るのは初めてで、ビックリしました。
 
 年齢も若いので、最初の出血によるshock状態を乗り越えれば回復する可能性が十分ありますが、最悪の場合はそのまま脳死状態に陥るのがくも膜下出血の怖さです。
 
 一日も早く木村コーチが回復されることを切に祈っております。

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