2010年01月

 今年もたくさんの受験生が頭痛と戦いながら入学試験に向かっています。

 当地では県立高校の試験が3/9で、あと1月あまりですが、大学のセンター試験はご存じのように2週間前に行われました。今年も当院受診中の数人の高校3年生が受験しました。

 私は受験生には必ず言うのは試験当日は必ず頭痛がおこると思って準備して、行動してくださいということです。残念ながら、試験当日はかなりの確率で頭痛がおこることがわかっているのにrescueすることができないのです。事前に回避させれることができたら、してあげるのですがそれが難しいのです。

 試験終了後に次々と受診にこられます。
 もちろん受験生の高校生はこの時期受診せず、お母さん方が代わりに頭痛diaryとともに受診してくれます。
 そこで模擬試験の結果とセンター試験を比べてどうかという話を聞きます。
 当然よかった人もいれば、悪かった人もいるのです。

 フランスでは確かセンター試験の日に頭痛発作があることが証明できれば7点くらい点数をあげてくれるんですよね。でも日本にはそんなことはありませんから、センター試験の日には患者さんたちに頭痛がおこらないように祈るだけです。

 受験生 がんばって!

 昨年から通院している大学生がいます。
 
 彼女は薬物乱用頭痛の患者さんで、1週間に30回くらいの鎮痛剤を内服していたのですが、大変な苦労の末ですが、1ケ月に3-4回に減ってきました。そうすると前は内服していなかった鎮痛剤が効くようになってくるものです。

 患者さんって不思議なもので、薬絶ちしてからしばらくして、鎮痛剤内服すると効くのでビックリするし、また内服してみたくなるようです。ですから、繰り返し繰り返し鎮痛剤は諸刃の刃であることを説明しています。

 中には鎮痛剤に対して罪悪感をもつ患者さんもいて、敵対視しちゃう人もいます。大学生の彼女もそのような人で痛いときは内服してもいいんだよと話しても頑なに拒んでしまうのです。確かに不安感があるのでしょう。そして、薬物乱用頭痛の怖さが離れないのだと思います。

 治療がスムーズに行けば、うまく薬を活用できるのですが、怖さだけが残る場合は、これもなかなか難しいものなんですよね~。

 

 頭痛日記を書くぐらいですので、頭痛治療の専門家だと思っているわけですが、うちの診療所では特別に頭痛外来とはうたっておりません。

 というのも頭痛外来と言えば決まった日時を頭痛だけを見ることだと思っておりますので、患者さんが集中するという意味では管理しやすいのかもしれませんが、予約外来もしていませんし、来たい人が来たい時に来ていただくのが一番だと思っているからです。

 しかし しかし 最近も患者さんからよく「頭痛外来はやっていないのですか?」という質問をたくさんうけます。また実際頭痛を専門にみているのだから「頭痛外来」やってます的なアナウンスメントをしたらどうですか?という提案すらあるのです。

 確かにネット検索でひっかかりやすいわけですから、それが患者さんのためになるのかもしれないのですが、私の中では毎日毎日が頭痛外来ですからという思いもあるのです。

 患者さんに目につくのは「頭痛外来」とすることなんだろうけどな~?と思案しています。

 受付に電話があればそのように説明はしていますけれど、、、。
 ウーン 難しい問題ですね。

 毎日が頭痛外来・物忘れ外来ですからね、、、、。

  2年前の今日、うちの診療所は開院しました。
 
 ですから本日から3年目に突入することになります。
 あっと言う間でしたね。
 もう3年なのかと思うと感慨深いものでした。

 患者さんも4500人を越えまして、本当に患者さんにも感謝しておりますし、支えていただいております薬局・卸・その他の業者さん・またいつも頑張って働いていただいているスタッフにも大変感謝しております。

 初心忘れることなく、また少しずつ地域医療に貢献できるように頑張らないと思います。

 このブログもtimingよく20000人を越えていて、節目を感じます。

 また皆様よろしくお願いいたします。

 みなさん あけましておめでとうございます。
 平成22年がはじまりました。

 当院も今日が仕事はじめです。
 寒いと患者さんの出足が遅く、今日も9時前には一人でしたが、9時15分頃から続々と来院。

 何せ12/31-1/3まで4日間休みでしたので、その分やはり新患さんが多かった1日でした。
 他院からの紹介も多く、5件ほどあり、新患も15件と非常に多い1日でした。

 1日の新患は多くても10人くらいが適当だと考えています。
 それ以上多いと何が何んだかわからなくなりますね。
 でも新年初日からありがたいもので、一医者としては考えものですが、診療所の一経営者としてはありがたい限りです。

 とにかく1年が始まりました。
 今年も一人でも多くの患者さんの悩み・苦しみを救えるように頑張っていきたいと思っております。

 皆様 今年も何卒宜しくお願いいたします。

↑このページのトップヘ