2008年03月

 今日は凄い雨でした。そのせいか患者さんも少ない1日でした。

 今日は片頭痛は何歳頃おこるのか?というテーマです。外来していると30歳すぎておこる人も時々いますが、やはり10代が多いですね~。ある人の報告によると

 10歳代 44.5%

 20歳代 27.7%

 10歳未満 15.3%

 という報告があります。私もほぼそんな印象を持っています。

 いつも言うんですが70代、80代の片頭痛ってないんですよって。確かに高齢者では比較的頭痛を訴える頻度が少ないですね。更年期を過ぎるとグッと減ります。


 最近こられた70代後半の男性が最近頭が痛いのでと言われて受診されました。かかりつけの内科の先生を受診したら片頭痛と言われて片頭痛のクスリをもらった。「ありゃ高いクスリですね。だから良く効きました。」と言われました。この人きっと、何飲んでも効いた人なんだな~とも思いましたし、もう少し勉強して欲しいとも思いましたね~。

 外来って本当に面白いものです。

 患者さんの訴えも十人十色です。いろんなお話が聞けて勉強になるものです。

 以前も片頭痛と生理について書きましたが、第二段です。

 先日は8-9歳頃から片頭痛に悩んでいらっしゃる女性がいらっしゃいました。いろいろお話を聞いて「そうそう」「それもそれも」と自分の症状がいかに典型的な片頭痛なのかを確認されていました。

 最も「へえ~」と驚嘆されたのは妊娠中は片頭痛がなくなるという話をしたときでした。

 一般的には妊娠後期には90%ちかい患者さんで片頭痛の発作はなくなります。その患者さんも妊娠中は頭痛に悩まされることもなくて非常にhappyだあったそうです。

 しかし、出産後1週間でまたも片頭痛に悩むことになったようです。

 教科書的には片頭痛は出産1ヶ月以内に50%が発作が再開すると言われていますが、実は出産1週間以内にも34%程度発現すると報告されています。

 1回目の妊娠で味をしめたそうですが、2回目の妊娠で楽になったようですが、出産予定日が近づくにつれて、出産より頭痛の事でまさに「頭が痛くなった」そうです。

 まさにこれが頭痛のタネですね。

 先週の日曜日 ある場所で講演会をしました。

 先週の日曜日といえばQちゃんこと高橋尚子の名古屋国際マラソンの日でもあり、その日は公民館でも当然話題はQちゃんで、TVもつけられていました。

 それがまさかの9km手前から先頭集団から脱落で、皆さんが少しずつTVから目をそらしてくれるようになり、定刻の1時には45人くらいの人に集まっていただきました。

 タイトルは「脳卒中の予防」です。

 対象が高齢者の多い会。若い人が多い会。会によってタイトルも変えます。

 インテリジェンスによっても内容は微調整が必要です。


 老人会は「脳卒中」もしくは「ボケ」関係の話であれば鉄板ですね。

 もちろん、わかりやすく 丁寧に 大きい声での三拍子は必須です。

 あと有名人にも話の中にはたくさん出演していただく方が興味をひきますね。

 私も人間ですから会場で「うんうん」うなずいてくれたり、「は~」とか いい合いの手があると講演のボルテージはあがっていきます。

 でも時間は50分程度が良くて、1時間が限度です。おなかいっぱいにならない程度話すのがコツでもあります。

 来週も2つ予定されていますので、頑張って行って来ます。

 随分と暖かくなってきましたね。春を毎日感じれるようになってきました。

 今日は脳梗塞についての話題です。

 古いんですが、1997年WHOの調べで各国の血管病の発症率を調べています。

 日本   脳梗塞 107.5人/10万人/年
 
 韓国   脳梗塞 70.3人/10万人/年

 アメリカ 脳梗塞 47.8人/10万人/年

 フランス 脳梗塞 63.5人/10万人/年

 という結果でした。

 病気には人種差があります。癌でも日本人は胃癌の割合が多かったりしますが、アメリカでは乳癌の割合がもっと多いなど人種差があるものです。

 そういうことから考えると東アジア人には脳梗塞が多いという統計なのではないかと思います。

 いかがですか? 意外な結果でしょう~?!

 寒い日々が続きますね。

 うちの診療所もこの2日間は特に少ないです。(いつも少ないですけど~)

 今日は「Stroke」という脳卒中の専門雑誌に掲載されていた話です。

 脳卒中になると、今までになかった症状が出現し抑うつ状態になることは良く知られています。

 イギリスの研究者が調べたところ、脳卒中発症後3人に1人はうつ状態になっていると報告しています。

 更にその人たちは脳卒中発症から6ヶ月経過しても、症状の改善がみられないことが多いとも報告しており一過性の症状ではないことを示しています。

 先日、巨人軍の終身名誉監督である長嶋さんがNHKのTVで「リハビリは裏切らない」と強い口調でのメッセージに心打たれた人が多いと思いますが、強い精神力を持っている長嶋さんでさえ発症早期にはかなり抑うつ状態になったものと推察します。

 今まであたりまえだった機能を失うことの悲しさ・辛さというものはなった人にしかわからないかもしれませんが、そのような人たちのサポートを今後もやり続けたいと思います。

 うつには共に理解し、厚くサポートしかないと思います。

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