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今年もあと3日で終わろうとしています。本日は今年の総括です。
「頭痛」関連で言いますと
①「レイボー」発売
②抗CGRP製剤が全国でよく使われるようになった。
③個人的には片頭痛講演会にたくさん読んでいただいた。
これが三大ニュースです。
まず、今年6月8日に14年ぶりに急性期治療薬「レイボー」が発売になりました。
2008年に「アマージ」が発売されて以来になります。
基本的には2002年に「イミグラン」が発売されて、計5種類のトリプタン製剤が発売されたわけですが、厳密に言うと「トリプタン製剤」とは異なる機序ではありますが、急性期治療薬としては14年ぶりです。
非常に効果がある患者さんがいる一方、めまい・ふらつき・両下肢の力の入りにくさなどの副作用と思われる症状で薬が使えない患者さんもいらっしゃいます。当院でも20人程度使っていますが、効果があり継続している患者さんがいる一方、副作用で中断した患者さんもいらっしゃいます。
続いてですが、昨年「エムガルティ」「アイモビーグ」「アジョビ」と3種類の抗CGRP製剤が発売になったわけですが、やはり徐々に使用経験が増えてきました。今年11月に第50回日本頭痛学会がありましたが、そこでも3剤の使用経験・切替症例などの発表がたくさんありました。今後もジワリジワリ使用例が増えていくように思われますし、もう少し使用経験が増えることで、このような人には効果があるとか、こう使ったらもっとよく効くなどの報告が増えてくると思います。
最後に個人的に片頭痛の講演会にたくさん読んでいただきました。1年間に60回以上に演者として、5回くらいが座長として読んでいただきました。北は北海道の北見から南は沖縄まで呼んでいただき話をしました。
実は来年もいくつもの講演会の依頼をいただいていて、現時点で20回程度ある予定になっています。しばらく、こういった感じが続くのかもしれません。
また、現時点では最後の「抗CGRP製剤」の治験が行われていますし、また「gepant製剤」といった内服の治験も2つが進行中です。いずれも発売は再来年以降になると思われますが、新しい薬・新しい機序の薬が目白押しです。もっと楽に、もっと早く効果がでる薬剤に巡り合う可能性が高くなりますので、大変楽しみにしております。
最後に1年間ありがとうございました。
来年もこのブログを継続していく予定です。できれば、もう少しマメにupできればと思っております。
何卒、よろしくお願いいたします。
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