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本日は、タイトルのようなお話です。
昨年、抗CGRP製剤が日本で発売されました。順番にエムガルティ・アイモビーグ・アジョビという名前の薬です。

私は3剤ともに治験も参加しましたし、現在も3剤とも普段から使用しております。

また、それぞれの会社からの講演を引き受けることもよくあり、それぞれの薬についても日々brush upし、海外の論文なども読んでいるつもりです。

 

講演会では、現在のルールでは他剤を非難しなり、一方的に持ち上げたりすることは禁止されています。また、効果を過大に評価するような表現も禁止されています。

 

となりますと聞いていただいている先生方から最後の質問コーナーで、「同じような薬剤3つありますが、どれが一番いいですか?」「患者さんのタイプによって使いやすい薬剤はどれですか?」などという答えにくい質問もあります。

 

基本的には当該薬剤(その講演会を主催している製薬会社が発売している薬剤という意味)についてのmerit/demeritはある程度お答えしますが、他剤との比較についてはお答えできにくいという感じで柔らかにお答えしないようにしています。

 

もちろん外来でも、最近は同じような質問をされる患者さんもいます。また薬剤を指定してこられる患者さんもいます。指定していただければ、もちろんそのリクエストにお答えします。ですが、どれが一番いいですか?ときかれますと、あなたのタイプなら、条件なら、状況ならと仮定したうえで薬剤の選択をしています。

 

本日も痛みがあって早くどうにか改善できないものか?と言われたら「エムガルティ」をお勧めしています。

 

金額的に安いものがいいと言われれば「アジョビ」「アイモビーグ」をお勧めします。(1年間使うとすると、大きな金額の差にはなっていませんが)

 

注射の痛みがすごく苦手ですと言われれば「アイモビーグ」をお勧めするようにしているのが現況です。

 

それらが全くないのであれば、患者さんとも相談して決めているという状況になります。

 

答えがあるようで、あまりなく。抗体医薬という薬剤は、それほど大きな違い(効果・副作用)はおきないものと考えていて、使う我々側の趣向が大きいのかもしれません。

 

ただし、使ってみて効果がなく、他剤に変更して効果があるというケースもあるので、効果がなかったからと失望する必要性もなく、その際には是非他剤の使用を進めております。

 

何かの参考になりましたら幸いです。


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