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本日はこのような話題です。

日経DIデジタル2018年7月号のタイトルがこれ「頭痛博士になろう~!」です。

私は外来で患者さんに「頭痛を知って下さい~! 頭痛を勉強して下さい~! 頭痛の専門家になって下さい~!」といつもお話ししています。

日経DIデジタルは薬剤師さん向けの雑誌です。

薬剤師さんは、頭痛に悩む人にとって一番身近な存在です。
頭痛を訴えて医療機関を受診し、処方箋を手に薬局に訪れる患者に対応するためには、頭痛の薬物療法について理解しておく必要があります。

しかし、頭痛は痛いときに薬を飲むだけの簡単なものではありません。頭痛の薬物療法は医師の“さじ加減”が発揮されやすく、適応外の処方も少なくありません。

この特集では、頭痛専門医4人の処方意図を読み解きながら、片頭痛と群発頭痛の治療、予防療法について解説しています。

ここ最近、以前の記事への質問がたくさんありました。
「妊娠」x「トリプタン製剤」と「授乳」x「トリプタン製剤」についての質問です。

うちの門前薬局の薬剤師は何度かこちらの処方意図を話していますし、患者さんにもきちんと話しをしていますので、全く問題はありません。

ところが門前薬局ではない薬局に当院の処方箋を持っていかれるケーズが当然ありません。
全然それはOKなんです。

その調剤薬局にはこちらの意図は伝えていませんので、必ず妊娠中のトリプタン製剤は使っていいとは書いていないと言われたり、授乳中にはトリプタン製剤の安全性は確認されていないので使わないようにと指導されるケースがあります。

まだ電話で薬剤師さんから疑義照会をしていただければOK!なんですが、疑義照会がないまま、なるべく使わない方がいいと言われた場合には使わないままで再診されるケースが今までも何度もございました。

なかなか難しい問題なんです。
全ての医者が全ての病気に精通していないように、薬剤師さんも全ての薬に精通はしていません。

極めて専門的な内容ですから、そのようなアドバイスをされるのも十分理解しています。
ですから疑義照会していただきたいと願うばかりです。

この日経DIデジタルにも執筆されている富永病院の竹島先生も同じような話しをされていました。
医師のさじ加減が頭痛専門医の治療の妙味でもあるわけです。

患者さんにも薬剤師さんにも是非「頭痛博士」になっていただきたいです。


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