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今回の話しは私の個人的な感想です。
ですから一般的にそのように言われているかと尋ねられたら必ずしも・・・という話しではありますのでご注意下さい。

片頭痛患者さんは比較的血圧が低い人が多いのは周知の事実です。

ところが、女性で40歳代になってくると徐々に徐々に血圧が上がっていくことを経験します。
高血圧は「silent killer」と呼ばれていますので、血圧を測らない限りわからない。気づかないものでもあります。

血圧が徐々に上がっていくと、片頭痛の頻度はあまり変わらないまでも程度が強くなることがよく経験されます。

例えば普段の血圧が110mmHgの片頭痛と160mmHgの片頭痛では、後者が片頭痛の程度は強くなる傾向にあります。

高血圧はWHOの基準では140/90mmHgを越えると高血圧と診断されるわけですが、もちろん越えたらすぐに降圧剤を内服しないといけないというわけではありません。

私は個人的には年齢・既往歴の有無・家族歴・体格などを参考にして降圧剤投与を検討します。
しかし常時160mmHgを越えるようであれば内服を勧めています。

片頭痛で高血圧があれば血圧の管理がよくなっていく場合には片頭痛の程度が軽減されます。明らかに痛みが軽減されるのです。これは耳鳴りの患者さんでも血圧が下がっていくと耳鳴りの程度が楽になることが多いのによく似ています。

血圧をさげる場合には、たくさんの降圧剤の種類があるのですが、その中でARBという機序の薬剤を使うと片頭痛の程度・頻度が下がることが知られています。

具体的な薬剤名で話しますとブロプレス・オルメテック・ニューロタン・ミカルディス・アジルバなどという薬剤名の薬がARBと呼ばれている薬剤になります。

現在、降圧剤服用中で片頭痛の程度・頻度が多くて困っていらっしゃったり、あまり満足いかないようなケースでは、降圧剤の種類がARBでない機序の薬剤であればARBに変更するのも一つの方法です。

そして、その際の目標血圧も一般的には少し低めの値を目指すように投薬量をcontrolしていただければ片頭痛の程度・頻度が軽減するようです。

是非、検討して下さい。