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本日は最近よく話題にしています片頭痛の予防療法(抗CGRP療法)についての新しい研究報告論文です。

現在、日本でもAmgen社Lily社Teva社(大塚製薬)の3社が治験を行っています。

海外でのTeva社の治験が終わりまして、論文発表されたと言うことです。

少し復習です。
抗CGRP療法は月に1回注射を行い。片頭痛の程度・頻度を減らす治療方法です。
日本頭痛学会総会でも大きく取り上げられ、今後の片頭痛治療を大きく変える可能性のある治療方法として大変注目されています。

雑誌:NEJM(2017/11/30)

発表者:Dr.Silberstein et al.

内容: 1,130例の患者を対象に月1回投与、3ヵ月に1回投与のいずれについてもプラセボより、月の平均頭痛日数が有意に減少したという報告です。

対象と方法:
慢性片頭痛患者1,130例を
(1)治療薬を3ヵ月に1回投与
(2)毎月投与
(3)プラセボ投与
それぞれ皮下注射で行った。
治療結果の判断は初回投与後12週時点における月平均頭痛日数の平均変化値だった。

結果:
〃酳振册痛日数が、治療群では2用量群とも約4割で半減

月平均頭痛日数が50%以上減少した患者の割合は、3ヵ月ごと投与群38%、月1回投与群41%、プラセボ群18%であった

I益醉僂牢竜’衆枉錣蓮5例(1%)で報告された。最も頻度の高い副作用は注射部位の疼痛で、3ヵ月ごと投与群30%、月1回投与群26%、プラセボ群は28%であった。次いで硬結と発赤がみられた。

3社の抗CGRP療法の治療成績は、大変よく似ていて副作用報告も似ているようです。

治療効果は確実で副作用も大きな問題は無いようです。

このまま海外を中心に薬として認可される化膿性が大変高く、日本での治験成績を待って日本でも認可されるようになる可能性が高いと思われます。

この抗CGRP療法にこうご期待です。