[[img(https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif)]]
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking.html にほんブログ村 病気ブログ 頭痛・片頭痛へ(文字をクリック)]
<a href="https://blog.with2.net/link.php?1874798";;;;;;>人気ブログランキングへ</a>
ランキングに参加しています。クリックをお願いします。
今日はアメリカのNPOが調査した片頭痛患者と非片頭痛患者を対象として、片頭痛が日常生活や労働に及ぼす影響、疾患や症状に対するイメージなどについて尋ねたというお話しです。
{結果}
●片頭痛患者の約80%、非片頭痛患者の約65%が片頭痛による日常生活への実質的な悪影響が「非常にある」もしくは「ややある」と答えた。
●片頭痛患者の約45%、非片頭痛患者の約20%が片頭痛により離職もしくは労働時間を短縮した労働者を「知っている」と答えた。
●片頭痛患者を受け入れられる職場の存在については、患者の約75%、非片頭痛患者の約60%が「非常に重要」「ある程度重要」との意見を示した。
●片頭痛に対する社会の偏見に関する質問では、患者の約5割が、片頭痛の症状が生じていることによって「非難を受けている」と答えたが、非片頭痛患者では約3割にとどまっていた。この結果から、非片頭痛患者は片頭痛症状の深刻さを十分に認識していないことが示唆された。
●また片頭痛患者、非片頭痛患者とも約5~6割が社会では片頭痛が「ただの頭痛」と見なされているといい、「詐病」「怠惰」「自己管理の失敗」「勤務拒否」と受け取られているとの回答は患者の約4割に上った。
●片頭痛の治療状況や症状などを探る調査では、片頭痛患者の約60%、非片頭痛患者の約50%が「片頭痛の患者は薬物乱用リスクが高い」としており、片頭痛患者の約65%、非片頭痛患者の約45%が「片頭痛患者は有効な治療を受けていない」との見方を明らかにした。
●「片頭痛は障害の一種である」という見解は片頭痛患者で約7割、非片頭痛患者でも約5割と高く、アレルギー症状、不安やうつといった他の健康問題も抱えているとする考えも、片頭痛患者では8割を超え、非片頭痛患者でも6割弱に達した。
●片頭痛を誘発する要因を尋ねる項目では、片頭痛患者の約5~7割が「睡眠不足」「強い光」「脱水状態」を挙げている。
{考察}
以上の結果から、片頭痛は健康面のみでなく経済面にまで幅広く悪影響を及ぼしており、その偏見の解消や片頭痛患者の救済に取り組まねばならない実状が明らかになった。
加えて、片頭痛の有病率を低下させるためにはより多くの研究が求められるが、今回の調査では片頭痛患者の約77%、非片頭痛患者の約68%がその研究を国が支援すべきとの姿勢を示したと述べている。
概ね今までの片頭痛患者さんに対するアンケート結果と似たような結果が示されいます。
やはり、偏見に満ちたものもあります。
外来でも親御さんや、ご主人、会社関係、ひいては産業医ですら正しい知識を持ち合わせておらず「文章での回答」をさせられることもあります。中には、詐病やメンタルなストレスによるものもあるのかもしれません。
ただ頭痛専門医としては片頭痛に対する正しい理解が進むことを願ってやみません。
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking.html にほんブログ村 病気ブログ 頭痛・片頭痛へ(文字をクリック)]
<a href="https://blog.with2.net/link.php?1874798";;;;;;>人気ブログランキングへ</a>
ランキングに参加しています。クリックをお願いします。
今日はアメリカのNPOが調査した片頭痛患者と非片頭痛患者を対象として、片頭痛が日常生活や労働に及ぼす影響、疾患や症状に対するイメージなどについて尋ねたというお話しです。
{結果}
●片頭痛患者の約80%、非片頭痛患者の約65%が片頭痛による日常生活への実質的な悪影響が「非常にある」もしくは「ややある」と答えた。
●片頭痛患者の約45%、非片頭痛患者の約20%が片頭痛により離職もしくは労働時間を短縮した労働者を「知っている」と答えた。
●片頭痛患者を受け入れられる職場の存在については、患者の約75%、非片頭痛患者の約60%が「非常に重要」「ある程度重要」との意見を示した。
●片頭痛に対する社会の偏見に関する質問では、患者の約5割が、片頭痛の症状が生じていることによって「非難を受けている」と答えたが、非片頭痛患者では約3割にとどまっていた。この結果から、非片頭痛患者は片頭痛症状の深刻さを十分に認識していないことが示唆された。
●また片頭痛患者、非片頭痛患者とも約5~6割が社会では片頭痛が「ただの頭痛」と見なされているといい、「詐病」「怠惰」「自己管理の失敗」「勤務拒否」と受け取られているとの回答は患者の約4割に上った。
●片頭痛の治療状況や症状などを探る調査では、片頭痛患者の約60%、非片頭痛患者の約50%が「片頭痛の患者は薬物乱用リスクが高い」としており、片頭痛患者の約65%、非片頭痛患者の約45%が「片頭痛患者は有効な治療を受けていない」との見方を明らかにした。
●「片頭痛は障害の一種である」という見解は片頭痛患者で約7割、非片頭痛患者でも約5割と高く、アレルギー症状、不安やうつといった他の健康問題も抱えているとする考えも、片頭痛患者では8割を超え、非片頭痛患者でも6割弱に達した。
●片頭痛を誘発する要因を尋ねる項目では、片頭痛患者の約5~7割が「睡眠不足」「強い光」「脱水状態」を挙げている。
{考察}
以上の結果から、片頭痛は健康面のみでなく経済面にまで幅広く悪影響を及ぼしており、その偏見の解消や片頭痛患者の救済に取り組まねばならない実状が明らかになった。
加えて、片頭痛の有病率を低下させるためにはより多くの研究が求められるが、今回の調査では片頭痛患者の約77%、非片頭痛患者の約68%がその研究を国が支援すべきとの姿勢を示したと述べている。
概ね今までの片頭痛患者さんに対するアンケート結果と似たような結果が示されいます。
やはり、偏見に満ちたものもあります。
外来でも親御さんや、ご主人、会社関係、ひいては産業医ですら正しい知識を持ち合わせておらず「文章での回答」をさせられることもあります。中には、詐病やメンタルなストレスによるものもあるのかもしれません。
ただ頭痛専門医としては片頭痛に対する正しい理解が進むことを願ってやみません。
コメント