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今週は先々週の2/26(日)に渋谷のヒカリエホールで行われた頭痛フォーラム2017でのお話です。

以下のようないろんな話がありました。
①トリプタンの使い方
②片頭痛や緊張型頭痛と思ったら脳の病気による頭痛だった
③てんかんと片頭痛の違い
④治験が始まっているCGRP療法について
⑤頭痛体操
などなどです。

その中で興味を持ったものとしては
アメリカではイミグランの経鼻パウダー製剤と貼付剤の開発が行われているようです。

貼付剤(つまり貼る薬です)は有効性が見いだせなかったようです。
経鼻パウダー製剤については一定の効果があり、今後製薬として使えるようになるか更に次の段階に移っていくことが発表されていました。

イミグランは
内服・点鼻(液体)・注射・自己注射といろんな投与方法があって、このラインナップに更に経鼻パウダー製剤が加わるかもしれません。個人的には月経時片頭痛のように月経前後に必ず数日頭痛で悩まれる患者さんなんかには毎日貼って痛みをおこさないようにする貼付剤なんかがあれば使う患者さんはそこそこいると思いますが、経鼻パウダー製剤はどうなんでしょうか?!

イミグラン点鼻は鼻がつ~んとするような痛みがあるので、それがおこらないようであれば現在の液状の点鼻に取って代わる可能性があるのではないかと思っております。

基本的に片頭痛は吐き気を伴う疾患で、吐き気の強い片頭痛ではトリプタン製剤の内服効果が低下することがありますので、内服以外の方法で投与する方法は大変意味深い方法で、これからの発展が待たれます。

また次回、続きの話を書きたいと思います。