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京都での頭痛学会総会の2回目である。
学会は4会場で行われたために、聞きたい演題が同時間帯にあってることも多く、聞きたい話が全部聞けないのが難点です。

興味を持った演題として
鹿児島県鹿屋市の田村脳神経外科クリニックの先生の演題です。
「片頭痛は寛解できるか」という演題です。

以前、この先生の取り組みは少し聞いたことがありましたので、事前にcheckしていた演題です。

どのような話かというと
基本的に一定の期間もしくは一定の年齢まで片頭痛が続いている患者さんは片頭痛自身が治ることはなく、上手につきあうことを考えないといけないという考え方が世の中の趨勢であり、私自身もそのように患者さんには話しています。

この先生は、既存の予防薬を適切に調節しながら再発率を低減させるという研究を発表されたのです。

通常、片頭痛の予防薬は単剤で使うのが一般的なのですが、複数の予防薬(デパケン・インデラル・ミグシスetc.)を、一般的な使用量より多く使って、また一般的にはある程度予防薬を使って片頭痛発作が減れば、予防薬は減量・中止するのですが、この先生は中止せずに予防薬を継続して使っていく。それで片頭痛の発作回数が極端に減って、予防薬を中止しても片頭痛はあまりおこりませんよという演題でした。

片頭痛発作が極端に減り、トリプタンの使用が減り、予防薬は金額的にも安いので長く使って片頭痛自身がなくなるか極端に
減少するのであれば、大変いい方法ではないかということです。

もちろん、現在の日本を含め世界の頭痛診療の趨勢からは大きく異なる意見だけに多数の質問がでて、エキサイトした発表になりました。いずれの質問もそのような治療を行った理論的背景が何かを問われることが多いように思います。

この先生は決してお話が上手な先生ではないので、立て板に水と返されないので余計に議論が沸騰していきました。

どのような世界でも一般的な常識から離れる意見はどうしてもこのような傾向にあります。

私自身はあまり納得いく意見ではありませんが、ごもっともなご指摘がありましたので、思いつきでない理論的背景をきちんと明らかにされて、症例を増やして発表されると、今まで私たちがやってきた頭痛診療が大きく変わっていくかもしれません。またこの先生の発表に注目していきたいと思っています。