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 今日は片頭痛の治療薬として貼付剤が開発されて、臨床試験が始まるというネタです。
 貼付剤は一昔前なら喘息治療薬のホクナリンテープ、狭心症などのでフランドルテープ・ミリステープなどのごくごく一部の薬だけでしたが、この5年間くらいで次々開発されています。

 認知症のイクセロンパッチ・リバスタッチパッチや鎮痛剤・パーキンソン病薬・過活動膀胱など多数ラインナップがでてきました。

 メリットは安定した血中濃度が維持できることと、スキントラブル以外の副作用を回避できる可能性が高いことなどが考えられます。

 今回開発にのりだしているのは香川県にあるメドレックスというベンチャー企業で、今回は片頭痛と認知症の治療用の貼り薬を開発しています。
 年内にも米国での臨床試験が始まる予定です。国内に比べて貼付剤の普及が遅れている米国や欧州向けに販売し、市場を獲得したいという希望のようです。

 新薬は片頭痛や認知症の治療に使う製薬会社の薬品を特殊な技術を用いてナノコロイドという液体にする。それを貼り薬に加工し、一定の量の薬を簡単に投与できるようにした。ナノコロイド状態になると、浸透率が高まり皮膚から吸収しやすくなるということのようで、やはり十分な血中濃度の維持と副作用予防の観点からはいいプランではないかと思われます。

 ただし実用化されるかどうかは全く不明ですし、将来的にいつくらいに製品化されるのかも不明です。随分先なのかな?という感じではあります。